まだまだ子どもたちが小さかった頃
わたしたちのセイカツは今よりずっと余分なモノはなく
当然余分なお金もなかったから
念のために何かを買っておく などということはありませんでした。
それでも私がシゴトを再開して通勤途上の
横浜高島屋で見つけたこの1枚のお皿。
「テーブルコーディネート」などという いつもの食卓を
オシャレに飾って食事を楽しむという考え方が一般的になってきた頃です。
クニエダヤスエさんのコーナーで見つけました。
ちょっと高価だったので1枚だけね。 買ったんです。
わたしの家のほかの食器とは全然別の仲間ですが
中華街で売っているような派手さはなく
樹の枝に鳥かごを下げて お茶を愉しむときのような絵柄なんですね。
時が過ぎて このシリーズをもう少し買い揃えたいな。
そしてそのことが経済的な理由をクリアして実現可能な時には
高島屋にクニエダヤスエさんのコーナーはありませんでした。
幾星霜
偶然なのですが 先日生協のチラシに同じ chinee の食器を見つけました。
ここで買えるようになっていたんです。
クニエダヤスエさんの身内の方がブランドを引きついでいらっしゃるようです。
でもね。
ちょっと ちがうの。
なにかが
とっても ちがう。
「均一」なんです。
カタチも厚さも 色も 模様も 艶も
何もかもが 均一で つまらないんです。
ムスメに話しても「そんなことない!」って言うんですが
地肌の「白」でさえ 絶対に 違う。
復刻された「白」は絵具の白。
自然の歯の白を ホワイトニングした後の白にしたみたいな白だ。
クニエダヤスエさんの白は
こういう白じゃない。
「手入れられるようになる」って
なんだか さみしいな。
もう昔ではない 昔にはもどれないんだって
わかっちゃうみたいで さみしい。
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