
クリントイーストウッド監督×ポールハギス脚本!
と言えば、アカデミー賞作品賞『ミリオンダラー・ベイビー』コンビ。
+スティーヴンスピルバーグが製作に加わって2部作として描いた話題作

ということで、意識してなくてもちょっと期待しちゃっていたかもしれない。

イーストウッド、1971年に初監督した『恐怖のメロディ』から、
これで27本目!となる監督作品



硫黄島。。。。と聞いても正直、あまりピンとこなかったんだけど
東京都小笠原村。グアムと東京のほぼ真ん中に位置する日本の最南端に近い、周囲22kmほどの小さな島。
米軍の死傷者数が、日本軍のそれを上回るという唯一の戦場となった。

この場所で、星場旗を立てる6人の米軍兵士を写した写真。
マイク、フランクリン、ハンク、レイニー、アイラ、ドク。
それは勝利を意味するものであり、"国民の英雄"、"真の英雄"と祭り上げられる。
友人たちが激戦で命を落としていく様を目の当たりにしながら、
何とか必至で生き延び、その後祖国に帰還したのは
ドク、アイラ、レイニーの3人だけだった。

亡くなった友人たちの方が、自分たちよりも数倍"英雄"であるという思いがめぐる。
次第に心に葛藤を抱かせていった彼ら。。。
写真に登場する6人のうちの一人、
ジョンブラッドリーを父に持つジェイムズブラッドリー著書のノンフィクション「硫黄島の星条旗」を基にしたストーリー。







さすが、名匠の名に恥じないイーストウッド作品★
大袈裟に泣かせようとするのではなく、静かに押さえた演出で真実を描いていた。
でも、はじめの部分の30分くらいはなかなか入りこめなかった...。
というか、観ていて何だか眠気が襲ってきた。(寝てないです、)
激戦シーンについては『プライベートライアン』のスピルバーグが参加したということもあって、
もうお見事

怪我を負った兵士とその人間たちのリアリティ。

事実ということへの興味もあるし、長いという感じはしない132分☆
兵士として戦い、無事に帰環したドクの息子、ジェイムズが硫黄島生還者にインタビュー
する現在のシーンと、戦争シーンが交互に混ざりながら展開していく。
これまでに観てきた様々な戦争映画とはちょっと違うかな。
観終えたあと、「面白い!」というのとは違う感想を抱く作品。良質の映画。
ドラマとして観るには少々ストーリーにもの足りなさも感じてしまった。
過去に実際に起った史実を知るという意味でも、終戦61年経った今、
観ておくべき作品でしょう。。。
それぞれが、今何を思うか、、、、。それが大切。。。
ただ、人物紹介で名前の出ている時間が短くてあっというまに消えてしまうので
名前と顔を一致させようと必至になりながら字幕を追うという忙しい箇所も。
人物の名前は予め知っておいたほうが良いかも...

主演の一人は、ポールハギス監督作品『クラッシュ』にも出演した
ライアンフィリップ=ドク


ポールウォーカー=ハンク

個人的には、、、、
顔は好きじゃないけどイイ味で、何故か昔から注目してしまう
バリーペッパー=マイクが良かった


いつもいいヤツなんだか悪いヤツなんだかわからない(笑
色んな役多し。トミーリージョーンズ初監督作品、
『メルキアデスエストラーダの3度の埋葬』で主演も経験済み☆
エンドロールでの写真、皆ほんとにキャストにそっくりでびっくり!

Flags of Our Fathers 2006年 アメリカ 132min
10月28日~ 全国ロードショー
監督インタビュー
続く第2部は12月9日に既に公開が決定している『硫黄島からの手紙』
こちらでは"日本から見た「硫黄島」"ということで
どういう風にイーストウッド監督が日本の兵士を描くのか、とても興味深いところ☆
(ちなみに、こちらはポールハギス脚本ではなく原案)
渡辺謙さん、中村獅童さん、二宮和也くんらの演技も気になる、、、、。
イーストウッド監督曰く、
「自分がこれまで観てきた戦争映画は
どちらかが正義でどちらかが悪だと描いていた。
しかし、人生も戦争もそういうものではないのだ。」
という事で、これまでのどちらかに一方的に偏った視点で観るんじゃなくて、
こういう1部、2部編成で双方から見つめてみる事で
今までと全く違った観点で"戦争"について、人と人が争うということについて
考えてみることができるかもしれない。。。。
と今からまた期待してしまうのです~


















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なんだかじんわりと感動しちゃいました。
あたいは最初からのめりこんじゃった☆
すごく眠かったのだけど全然眠気も長さも感じなかった。
ラストの写真みんな似ててビックリだったー
私も名前全然分からなかったけど、戦争モノっていっつもそうだから半ば諦めちった♪
日本側からのもの、早くみたいです。
マイク役の人、なんか見たことあるーって思っていたのだけどいろいろ出ているのかな?
メルキアデス~は見てないんだけどナァ、、、。
もう一本観てからじゃないと正確には判断できないけど、単品でも心に残る作品になりましたね~
いつもは人の名前と顔はすぐ
一致するんだけど、というか今回知ってるキャストたちだったから大丈夫なはずだけど、役名がね、、、
読んで、映像観てるうちに一瞬で紹介文消えちゃうんだもん
今日も10時からお昼までウチ、停電になるらしくって大変
バリーペッパーは、トラボルタ主演のダメ映画『バトルフィールドアース』にもほぼ主演とか、スパイクリーの『24時』
スピルバーグの『グリーンマイル』
ほかにもけっこう出てるよ~
なかなかいい俳優さんだと思う
この作品はそんなに期待していた!という気持ちだった
わけではないんだけど
やっぱりイーストウッドはじめ、名匠といわれる人たちの手腕で
きちんと丁寧に描いたものになってましたね
『硫黄島からの手紙』を観たら、観る前かな、
もう一度通して観たい作品です☆
二宮くんの演技、CMでしか観てないのだけど
すごそうですよね!
コメントとトラックバックを失礼致します。
この作品は、戦争とそこにある社会と個々の密接な繋がりを細やかに描いており、争いに対してのクリント・イーストウッド氏の静かながら強い視点を十二分に感じさせられる力作でありました。
そして、原作であるジェームズ・ブラッドリー氏とロン・パワーズ氏の 『 硫黄島の星条旗 』 ( 文庫本 ‘02年 (株)文藝春秋 )の方も読んでみたいと思っています。
また遊びに来させて頂きます。
ではまた。
水彩画の絵具の様に、心にジンワリと染みてくる映画でした。
これはまだ1/2だと思うので、「硫黄島からの手紙」が非常に楽しみになりました。
いまでもジワジワとこみ上げてくる、、感情があるのよね。。 カウンターパンチをくらったみたいに、、ジワジワと。。
この映画はコレはコレで スゴイ、、って評価ができるとおもうけど、、
やっぱり『硫黄島からの手紙』を見終わってから 改めて総評してみたいと思ってます
やっぱし私は日本人だからね。
それでもイーストウッドは さすがだな、って、映画のできばえをストーリーとは別個で讃えたい感じです。
これ、アカデミーいけるでしょ。
やはり予備知識なしに観ると、つらいですね。
次の、「硫黄島からの手紙」も楽しみです。
最初の方は誰が誰だか全然わからなかったです。
ヘルメットかぶってるし、わかりにくいので。
バリーペッパーは私もいつも注目してしまいます。
特徴のある顔ですよねえ。
映画もすごい良質の作品という感じでしたね。
いつもありがとうございます♪
ほんと、名匠たちによる力作!という出来映えでしたね。
本まで読まれるのですね