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我想一個人映画美的blog

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17歳/ JEUNE & JOLIE /YOUNG & BEAUTIFUL

2014-02-26 23:56:25 | 劇場&試写★6以上

 

 

 

フランソワ・オゾン監督最新作 17歳の少女が巻き起こすサスペンスかと思ってたら、

多感な思春期の少女の感情を綴る青春?ドラマでした

原題は「ジューヌ&ジョリー」で「若さと美貌」

去年の秋、劇場で「危険なプロット」を観たばかりだけどもう新作公開。

 

主演の17歳の美少女、イザベルにはモデル出身のマリーヌ・ヴァクト。

クロエやイヴサンローランのモデルにもなってた綺麗な子。

チラシにもなってるこのカットのお顔がいちばん可愛かった。

スカちゃんにもジュリア・ロバーツにもたまに見える

しかし17歳とは見えないけど。

出た~!オゾン作品常連のシャーロット・ランプリングは今回も登場~。

最後の方にちょこっと。

 

四季を追って綴られるストーリー。

 

夏。

トップレスになって海辺に寝そべるイザベルを双眼鏡で見てるのは、弟。

家族と避暑地にやってきた名門高校の17歳。

 

 このイザベルという少女、とりあえず誰でもいいかのようにドイツ人の

イケメンに処女を捧げる(古い?)が恋愛感情などはないので

その後の自分の17歳の誕生日にも呼ばないし

夏が終わると同時に何も言わずに去っていく。

 

秋。

パリに戻ったイザベル。出会い系サイトに二十歳と偽って登録、

ジーンズにセーターという普通のカジュアルスタイルから

学校からの帰りに母親から拝借したブラウスにミニスカート&ジャケット

そしてヒールのパンプス、紅い口紅という大人びたいでたちで待ち合わせ場所に現れる。

相手は妻帯者や、どうみても普通のおっさんやおじいちゃん(!)

300ユーロ~500ユーロ先にもらってからことを始める。

 

おじいちゃんとは1回きりだと思ったのにまさか。

 

そしてそれまでうーん、なんだこの子。

何不自由なく裕福な生活をしていたイザベル。

ただ両親は離婚、父親がそばにいないことで生まれた欲望なのか、

最初は、単に性に対して貪欲になりすぎた思春期の多感な少女かと思え冷ややかにみてたけど、、、

 

 

ここでイザベルが騎乗位でのまま

おじいちゃんとのセックスの最中、死んじゃったからさあ大変

そっこうでお金はちゃっかり握りしめ逃げるイザベル。

 

あーあ、転んじゃって血痕残してるし一緒にいたことバレバレ。

案の定、数日してすぐに警察がきて母親にバレた。

さぁ、この後の展開は!?

というほどの盛り上がりをみせるわけではないんだけど。

 

 

終始寂しげな表情をしている少女、イザベラ。

いつも満たされない気持ちでいる。

誰彼構わない愛のないセックスで、心の隙間を埋めることはできるのか。

 

 

 6/10(62点)

 

 

 それにしても原題の「若さと美貌」とはこれまたストレート

 

若さとは。美しさとは。

それが、それだけが、武器になるのだろうか?

 

イザベルのしていることは売春であり日本で言うならいわゆる援助交際ってやつか。

夕方のニュースの特集で、家に帰らず渋谷センター街などうろついて

援交する女子高生たちなんかみたことあるけどそれと似てるところなのか。

いや、ブランドものが欲しいとかお金欲しさにやってるのではない

刺激がほしくてやってるわけでもない。

 

事件の直後は殺してしまったかもというショックから

売春から足を洗い、まともに同世代の男の子とも関係をもつが

気を使わななくていい気楽さからのよう。

恋人同士みたいな関係になると途端に興味がうせる性格。

 

母親のいぬ間に義理の父親に色目。

それに応じる血のつながりのない、義父か。

と思ったらそんな安っぽくてすぐ読める展開にはさすがにならず。笑

アブない アブない。

 

冒頭から弟の言動が危ういから

まさか兄弟で、しかもこんな幼い弟になんかするんじゃ?とひやひやしたけど

弟の存在はそんな重要じゃなかったかな。

 

しかし母親としては自分が育てた娘がたとえ綺麗でも

こんな娘になったとしたら本当にショックだな。

そのショックを、感情を本人にもぶつけてたけど。

 でも、娘は娘。

 

そして最後に登場するランプリング

愛する夫の最後を知る(というか寝たんだけど)女と密会していたホテルの部屋で会って

果たして満足を得られたのか?

 

そしてそこでも300ユーロを受け取り、

「脱ぎましょうか?」  

17歳の少女、恐るべし。

 

大人びた表情の中にあどけなさを残す少女イザベルは、名門高校に通う17歳。家族とバカンスやって来たリゾート地でドイツ人青年を相手に初体験を済ませる と、パリに戻った後は、SNSで知り合った男たちを相手に身体を売るようになる。そんなある日、売春相手の男がホテルの部屋で腹上死してしまう。慌てて部屋から逃げ出したイザベル。しかし、ついに売春の事実が家族に発覚する。動揺する母親の問いかけに、何も答えることができないイザベルだったが…。

 

 

フランソワ・オゾン監督作 映画『17歳』予告篇

 

 公式サイト

JEUNE & JOLIE      2013年  フランス   94min

 2月15日より公開中~

 

 

2013年  カンヌ国際映画祭にて。

 

 

 

 

 

 



8 Comments(10/1 コメント投稿終了予定)

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これ好きです (rose_chocolat)
2014-03-01 23:44:18
つらつら書いてたら長すぎになっちゃったけど・・・
何がどうで、こうでああで、って言えない部分がよかったんじゃないかと思うんだよね。
フランスの17歳はすごく大人に見えるよ。
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roseさん☆ (mig)
2014-03-02 17:50:38
うん、roseさん好きそう。
理由にも答えがないところがよかったよね。
フランス人ねー
ほんと大人びてる
日本人なんてまるっきり子供  笑
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娘のいる (sakurai)
2014-05-26 12:51:45
母としては、ちと複雑。
最近、母目線で見ることが多いです・・。
と言っても、あんなに綺麗な娘じゃないんで、他人事ですが、女の怖さと、危うさがよーく出てました。
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sakuraiさん☆ (mig)
2014-05-28 23:54:51
あー、そうですよね。
なるほどー。
いやいや他人事ですが って 笑
でもこれなかなか面白かった♪
母親の服って、バレると思うけど、いくら何でも。
金あるんだから買えば良いのに 笑
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フランス的な雰囲気が自分の心の中に色採りを加えた映画 (takeshiuemura)
2014-07-10 11:50:50
我想様、この映画のあらすじを書いていただき、自分の聴き取れなかった部分を補足できました。ありがとうございます。
46歳になります。物心ついてからずっと女性に憧れの気持ちを抱いていて、今だに分からないことや知りたいことが多く、週刊誌 LE POINT で知ってからこの映画が気になっていました。家族がいると気恥ずかしいので一人の時に観ました。感じた点を幾つか。
1. フランスの雰囲気を随所(バカンス先、パリ、家庭内)に感じることができました。
2. Ozon 監督の映画は初めてですが、映像の中に入っていく自分がいました。
3. Rombi氏の作る音楽が素敵で、時に少し哀しく サウンドトラック気になりました。Desplat氏によるCoco Chanel 以来です。
4. 自分の中でのバランスやコントロールが大切で、理性、理想、仕事などの左脳的ものを多いにこなしつつ、恋する気持ち、情熱などの右脳も周りの人を傷つけない程度にこれからも楽しみたいと思いました。
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takeshiさん (mig)
2014-07-11 23:16:34
オゾン監督の作品、面白いものが多いのでぜひ他にもみてみてくださいね。
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綺麗だね・・・ (latifa)
2014-09-29 13:59:36
migさん、こんにちは!
面白かったけれど、でも、特に後に残るとか、なにか思う事あるみたいな映画じゃなかったな(^^ゞ
でも、オゾン監督の映画は好きだから、今後も追って行こうと思っています。

猿ライジング、見に行こうか、どうしようか悩んでいるのだけれど、migさん5つ★と以外と評価が低いのね(詳しい感想は、我慢して読んでない)
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latifaさん☆ (mig)
2014-10-01 00:19:31
こんばんは☆お久しぶりです♪
そうなんですよね~
ちょと惜しいかなぁ。
猿、、、、賛否ありますよね。
私はいまいちでしたー前回の方が比べ物にならないほど良かった。
猿が喋り過ぎなんですよー
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