
100%騙される、とか二転三転とか、見破れないとか。
都内では1館のみの上映でギリギリ入ったら残り2席で満席
皆騙されたいのね~(ってわたしもか?)
でも最初から「ぜったい見破れない!」とか「二転三転」「騙される!」
=簡単なオチではない ってことで嫌でも観客の期待値それだけであげちゃってるし
じゃあどれが伏線だ、とか騙してる部分、嘘なんだ?と考えながら観ろっていうの?
「騙される」ということすらしらないで観た方が断然面白いに決まってる
本作は、ドイツで10年に1度の大ヒットと言われて、ドイツアカデミー賞6部門にノミネートされた。
そしてまた、ハリウッドでリメイク決定 出た~ネタ切れハリウッド。
そこまで聞いたら期待値上がっても仕方ないでしょう。
メガホンをとったのは、アメリカの『バラエティ』誌で「世界で注目すべき監督10人」に選出されたバラン・ボー・オダー。
脚本は、ヤンチェ・フリーセ共同。(特に代表作はなし)
そこまで凄いか?というのが正直なところ。
ドイツ映画というと、思い出すのは「esエス」。あとはヒトラー関連のとか。
世界中を騒然とさせたハッキング事件を次々と起こし、殺人容疑のかかる天才ハッカー、ベンヤミンが突然
警察に出頭してきたところから物語は始まる。
「コーヒーをめぐる冒険」のトム・シリング
マカヴォイかザック・ブラフにも似てるなー
とも思ってたけどラストでは自信ありげな顔がややジョニーさん風。
「少し前まで誰にも相手にされず、透明人間のようだった僕の人生は、ハッカー集団CLAYを結成したことで180度変わった。政界、金融業界、連邦情報局。次々とターゲットを変えハッキングしまくった。最初は遊びのつもりだったけど、世間の注目を浴び、有頂天になっていたんだ。でもまさか盗んだ情報が元で殺人事件が起こるなんて...しかも今度は僕の命が何者かに狙われている...」
社会奉仕で出会ったマックスという自分と正反対の男。
彼から仲間を紹介された。初めは信用されなかったが、ハッキングの凄技をみせたらすんなり。
そして4人でハッカー界のトップ、神様とも崇められるMRXに近づき認めてもらいたいような動機で
「CLAY」(=Clowns Laugh at You=「ピエロがお前を嘲笑う」)を結成。
面倒を見ていたお婆ちゃんは入院したのでその家を拠点に4人は集まり、ハッキング。
だけど、それにより金を稼ぐとかそういうことではなく
単にハッカー集団として世の中にしらしめたいという自己顕示欲と、その頂点に立ちたい
注目されたい、MRXに認められたいという思いからの愉快犯。
全く相手にもされていなかったCLAYだったけど、デカいことをして知らしめようということで
ついに連邦捜査局に侵入の計画をたてる。
そうそう、4人の男の他になぜかやたらと神出鬼没な女が出てくる。
バイト先のピザ屋で配達先で、学生時代の初恋の女性マリ。
「4分間のピアニスト」のハンナー・ヘルツシュプルンク。
そもそも、彼女が試験問題を盗んで欲しいみたいな話を聞いたことで
彼女のためにとした時に捕まって社会奉仕させられていた。
監督曰く、
この映画は、単なるハッキングを描いた映画ではない
アイデンティティーの追求を描いた映画であり、スーパーヒーローを描いた映画だ。
だって。
日本の宣伝が悪いのかな。邦題は本編中に出てくるセリフ、グループ名からとってて
興味を惹くにはすごく面白そうなタイトルだけど、「私は誰。安全なシステムなんかない」という原題のがあってるなー。
ツッコミどころ。
ちゃんと確認もとらずに殺人容疑なんてかからないでしょう。
あそこまで追いつめたのに、ヘンな同情から逃がすのはどう考えてもおかしい。
(夜中に警備のオジさんにも、父親がひどく怖くて怒鳴られるからと、財布をとりにいきたいと夜中に侵入とか)
クラブに侵入した時に、一人はID見せて、ベンヤミンは見せずに入れたのもおかしい
マリが神出鬼没すぎ。 クラブにもいるし、スーパーにもいるし、元々架空なのかと思われても仕方ない。
など。
ヒント
精神科のカウンセラーの部屋にあった双子の絵。
「ファイトクラブ」のポスター
角砂糖のトリック
釘で打たれた手 など。
5/10(56点)
ネタバレあり
(何が正解とかではなく、内容に触れてます)
ピエロのお面とか、動物の被りものとか、表情がみえないから不気味さが増すよね。
実際にいる有名なハッカー集団がお面を着けてるのがモデルのようだけど
映画としての画的にも、マスク(お面)ってかぶらせるだけで
不安さ、恐怖煽るアイテムとしてかなりツカえる。
思ってたより全然フツウだったー。
騙された!と思える面白い映画って、観た後すぐにまた見直したい!また観たい!って思えるものだからね。
それがないもの。
観終えてまず思ったのは、2つ。
ひとつは、この監督は若いだろうなということ。
経験値とかじゃなく、自分の好きなテイストを盛り込んだ感、ある種の映画をリスペクトしてる感。
良い悪いじゃなくて、例えば全体的に絶対フィンチャー作品好きだろうとも思えるし。
もう一つは、「ぜんぜんびっくりもしないし 騙された感もない」ってこと。
「だから???」って思っちゃった
さぁ、びっくりしただろう??とドヤ顔されてもねー。
これまで出て来た登場人物たちが、ラストにして一瞬で、存在自体が覆される映画があるけど(わたしが大好きな映画)
それだって、そんなことしちゃったらずるいよ!ってなるところを、うまく
それまでのキャラの描き方や存在のあり方で面白くもっていくので、オチになっても、そうきたか!
となるけど今回はならない。
あまりに先を読みすぎて、女捜査官が実は男でMRXか?とか 笑 どうせベンヤミン自身がMRXなんでしょ?裏読んだり 笑
存在自体を明らかにしないで引っ張るから、結局それが誰ってわかった途端に
なんだこんな人か、とそれまで全く出て来もしなかったヤツが出て来たときのがっかり感っていったらない。
基本は、えー?この人がこんな人だった!とかで驚くパターンは多いし、定番。
つまらなくはない。
面白かったのは、ハッカーたちが交流する、ネットの深部でのやりとりを
映像で動物のマスクやお面などをつけて地下鉄の中だけで表現したところ。
映像もテンポ良く、やっぱりお気に入りの映画を参考にして作ってるのかなという感じも見受けられるし。
でも、日本じゃハッキングといったって、自分的には当たり前だけど馴染みがないし
みていて すごいとか伝わるほどじゃないしむしろ犯罪だし。ってなくらいで
内容的に引込まれるって映像自体じゃないんだよね。
マックスたちがクスリやったりラリってたり、パーティしたりってシーンも映画でよくあるパターンで
不快になるくらいで面白くもないし。
お金をもらってかいてる評論家が、「終わったあとは放心状態で度肝を抜かれた」とか書いてるのだけ
みたけど、そんな度肝抜かれるほどか?
見つけた伏線から、途中、ああ結局その多重人格パターンか となり
それを覆して、そこをまた騙してました!となって
結局彼らは死んでいず、逃げ切ったあとは船に乗って金髪になり顔つきまで自信に溢れたベンヤミンが
仲間達4人といる。そして隣にはマリまで。
結局は捜査官を騙してまたハッカーとして生きる。
もしくは、MRXだって(取引で捕まらせた時、フツウの冴えない19歳の少年だったけど)もしかしたら
ただのハッカーでホンモノのMRXだという証拠もない。
5人で揃って騙してやったぜ的に並んでいたラストだけどそれすら本当は一人だったのかもという説だってありになる。
その場合は、多重人格だったのは本当で、結局は本当に一人でやっていたということ。
そんなこといったらどんな解釈にもとれるけど、だからってそれで面白くなるわけでもない。
結局は へぇだから?くらいにしかならない作品だった。
ちなみに、眠くなるほど退屈というわけでもなく、しっかり見抜いてやると思ってみていたけど(気持ち的には)
いつまで経っても面白くならないな~と思ってたら終わりに近づいて、なんだそんなオチか、という程度のものだなー。
それにラストはあの4つの角砂糖で終わらせてもいいんじゃない?
最後のシーンはいらない。 ミステリーだったら見せ過ぎよくない。
「人はみたいものしかみないものだからね」
ん。このセリフもほかの映画で聞いたな。
この映画、おすすめ出来るのは単純にあまり映画を観てない人や
カップルがデートでちょっと変わったのみたいよねー的な。
映画ファンだったら何かしらのオチを期待しちゃうしハードルもあがっちゃうから難しいだろうね。
ある日、殺人事件への関与を疑われ国際指名手配されていた天才ハッカー、ベンヤミンが自ら警察に出頭してきた。その自白によれば、きっかけは、想いを寄せる女性マリのために試験問題を入手しようとしたことだった。その後、野心家のマックスと出会い、2人を中心にハッカー集団“CLAY(クレイ)”が結成される。遊び半分に手当たり次第にハッキングを繰り返し、世間の注目が高まっていくことでいつしか有頂天に。やがて不用意なハッキングがもとで殺人事件が起こってしまったというものだったが…。
WHO AM I - NO SYSTEM IS SAFE 2014年 ドイツ 106min
9月12日より、公開中~
「ピエロがお前を嘲笑う」予告編
プレミアにて。
私はそのまま3人は生きてて、多重人格ではありませんでしたってオチに取ったんだけど、
実は多重人格のままなんですだったとしても、ふ~んって感じで騙されたとは思わないなぁ・・・
その辺り、似てるって言われてる作品とは違うよね?
そうそう! 女性捜査官が逃がす理由が分からないのよ!
仮に多重人格が治ったと判断したのだとしても、医者でもないのに勝手にそんなことしちゃダメでしょ(笑)
フィンチャー好きだなっていうのはとっても感じるよね
ちなみにMRXの予測はその2パターン全く同じこと考えたわ
オープニングがもうフィンチャーかノーランかって感じだし、
音もトレント・レズナーぽかったからいかにもだよね
途中あまりにもそのまんまだしポスターまで見せちゃうからそれってミスリード?とも思ったけどそれもなし笑
だんだんベンヤミンの彼がノートン似見えてきたわ
最後はいっそのこと思いっきりバッドエンディングとか衝撃的なラストにしてほしかったyo
でも先にみれてよかったよね!
maruちゃんの感想、思ったとこ似たとこあった
ほんとどこが衝撃でびっくりなのよって感じ。
多重人格だとしても違うとしてもかなりどうでもいいし、ハッキングとかいっても面白さ伝わらないよね。
捜査官あそこで逃がすのぜったいおかしいし!
ツッコミどころが多すぎ、、、
だって、北欧の俳優(男)に何となく似てるんだもん。あのハッカーの映画の主演の。
あー、そうね。
顔はマカヴォイかザックブラフだったけど、ノートンの雰囲気は出してるよね、意識してるのかもねー
ポスターも貼ってたしね。
それにしても宣伝が騙す見破れないとかいいすぎ!
ハワイもうすぐね!気をつけて
>騙された!と思える面白い映画って、観た後すぐにまた見直したい!また観たい!って思えるものだからね。
ホントそうだよね。
きっとこの映画を観て、誰もが連想したであろう「ユージュアル・サスペクツ」とか、
結末わかっててもまた観たい!って思うもん。
わたしも、この映画はそこまでは至らなかったかな。
(意味不明なので確認したいというところはあっても)
migさんが書かれているように、角砂糖シーンで終わった方が、
女捜査官と同じで、え?え?って感じで終わって、映画としては良かったかも。
映画のせいじゃなくて配給会社のせいですけど、
こういうキャッチフレーズのつけ方は失敗だよね。
知らずに観れば、おっ?と思えるものも、なんだーこの程度?って感じになっちゃう。
むしろアイデンティティー系だけど
面白さは圧倒的にあちら。
ヤラレた!的な面白さなかったよねーこれは。
ネットの口コミで日本も大ヒットって煽ってるけど宣伝(会社)だけじゃないのかねー
そんなこといってるの うーん
「お前、色々語っているけど全部証拠ないし、ホラふいてんじゃないの?」
って思ったってことで、ユージュアルを出しました。
だったらわかるー 笑 確かに。
プレミアの写真を記事にして下さるのをいつも楽しみに拝見しているのですが、
今回全員が(プレミアでは)イケメンだったのにびっくり!!
本編ではちょっとオタク系、浮浪者系だったものですから!
全員イケメンですか?
浮浪者系って 笑!!
ゴシップは多忙でためたので代わりに私も意識してやってるんで、
今後もプレミア写真はなるべく載せますね♪