
2006年 カンヌ最高の賞であるパルムドール賞受賞

現在70歳であるケン・ローチ監督最新作。

ケンローチ作品にはあまり縁がないというか、あまり観ていないから他の作品と
比較したりすることは出来ないけど、世界的に高い評価を受けている名匠。
1969年の『ケス』が有名かな。
一見地味~なタイトルだけどこれは
ジレンマとレジスタンスに身を投じる青年の悲劇を歌ったアイリッシュトラッドの名曲
「麦の穂をゆらす風」からそのまま取ったもの。
イギリスが支配していた時代のアイルランドを描いた作品。

南部の町コークでは、青年デミアンは医師になる夢を捨て、兄テディと共にアイルランド独立を目指す戦いに身を投じる決心をする。
イギリス軍との激しい戦いの末、イギリスとアイルランド両国の間で講和条約が締結された。
しかし完全な独立からは程遠い内容に、次第にアイルランド人同士の間に亀裂が生じ、
ついには内戦へと発展してしまう。
そしてデミアンも兄テディと敵味方に分かれて戦うことになるのだった…。
おすぎがまたCMをやってるらしい


観る前にやたらと「泣けます!」とか、
「観終わった後立ち上がれません!」とか煽られるの、いい加減うんざり

そんなはりきり宣伝がなくても良い作品は口コミなどでも広がると思うし
泣く、泣かないは問題じゃないのに。
この映画、注目すべきなのは
イギリス人であるケンローチ監督が、
当時の英国国家体制がいかに残酷かを描いていること。
仲間とスポーツを楽しんだだけで、言葉にアイルランドの訛りがあるというだけで、
英国の治安部隊はアイルランド人たちを容赦なく尋問、暴行、逮捕、拷問、家を焼き、処刑にまで至る。

仲間の裏切り、逮捕、脱出、そして小さな希望。
大きな戦争も小さな戦争も関係ない。
人と人が争うという事の醜さ、無意味さ、その悲しみ。。。。。
仲間同士、兄弟でさえも争わなければいけない矛盾、苦悩、絶望。

何が本当の正義なのか、何を守ればいいのか、
占領地では、今もなお続いている悲劇。
こういう作品を見せられる度に思う、くだらない、人と人の争いは絶える事はないの?
愛する人を失う悲しみを生む争いをいつまで続けるの?
永久に平和な未来はないの?
切なすぎる結末、、、、
自分の意思を貫き通し、愛する人への想いを永遠に閉じ込める。。。


The Wind That Shakes The Barley
イギリス=アイルランド=ドイツ=イタリア=スペイン 124min
11月18日、シネカノン有楽町/渋谷シネカノン他にてロードショー







淡々としていてひたすら暗いです。
素晴らしい作品ではあると思うけどちょっと長いかなぁ。。。
キリアンマーフィーの演技にとにかく惹きつけられながら観てました☆
キリアンの演技に☆ひとつ追加♪
兄弟の繋がりをもうちょっと描いても良かったような、、、。
ケンローチ監督の、現実を直視して描いた勇気に拍手。
気になっている人にはおすすめ

主演は、10月のトロント映画祭にも現れた、キリアン・マーフィ
ケンローチ監督に「パルムドールは彼の演技あってこそ」と言わしめたらしいけど、まさにその通り

弟役はキリアンマーフィだったからこそ良かったように思える。それくらいハマり役だった☆
本当にアイルランド人だという事でも、特別な思い入れがあったのかも。



ダニーボイル監督の『28日後.....』他、
『バットマンビギンズ』で悪役


『パニックフライト/Red Eye』悪どいテロリスト。
最近は『プルートで朝食を』で美しきおカマちゃん


最新作は、再びダニーボイル監督と組む、
Sunshine(サンシャイン)で全米公開来年の3月。
(結構前にここにも書いたのだけど日本はまだまだ先ね、、、)
真田広之、ミシェル・ヨー、クリス・エヴァンス共演でも話題



キリアン、今後もこの人、かなり注目です

















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そういえばそうだったなー(笑)
そうそう、あの瞳はほんと怪しい役もピッタリだし
あたしってばだからスルーしちゃってたのかもしれません。
でも、これは映画館で観ても良かったなぁ~。
いい映画でしたものね。
キリアンって本当瞳がキレイで、キレイ過ぎて怖いよね~( ´艸`)
いつもありがとう
わたしもー
そうそう、いつ廉価版でDVD出るのか待ってたんだけど
ガマンできないので買っちゃおうかなー?って思ってマス(笑)
これは本当、重たい映画でしたね。
重い映画でしたね~
鑑賞後に呆然としてしまいました。
キリアンはやっぱり上手い役者さんですね。
↑でmigさんが紹介してくれている彼の作品はみんな観たけど、いつも印象が違ってビックリです!
「プルートで朝食を」のキリアンが1番好きです♪
イタいシーンはダメなひとにはつらいよねー。
物語自体も辛いし。。。
でもほんと良い作品でした☆
逃げ出したい思いと闘いながらもラストまでちゃんとみれたよ~!
こういう映画だからある程度は覚悟してたけど、
「ツメ」「髪」のシーンでは思わず両手で顔を覆いました。
袂を分かてば兄弟、親戚、嘗ての友すら敵となる、、、
内戦の現実をちゃんと伝えてくれていました。
ケン・ローチの勇気に拍手
そうですね、重みのある作品でしたよね、、、
キリアンマーフィーはほんと上手い役者さんです☆
ケン・ローチ監督作品が好きな私にとって、パルムドール受賞の時から気になっていた作品で。。
観たあとになんとも言えない痛みが残った作品でした
こっちにもありがとう~
あっしゅ坊やも「パニックフライト」観たのね♪
いい俳優さんだよねー☆
喉にボールペンささってたっけ??
ふふふ、キリアンやっぱりいいなあー。
うんうん、あっしゅ坊やの言う通りです。。。。
週末、台風それると良いね、、、、
いい映画でした!
キリアン・マーフィって何でもこなせるね!こんなに素敵な俳優さんだったとは!
でも一番好きなのは
「パニック・フライト」のキリアンかなぁ~♪
だって喉にボールペン刺さってるんだもん!ありえねぇ~って思って観てたけど、最後までハラハラドキドキだったもん♪
でもこんなにつらい映画だとは思ってなかった、正直。
いつの世も、どこの国でも、こんな悲惨なことが当たり前のように行われてるんだよね、、、。つらいね。
いい作品でしたよねー、
キリアンくん、最近ずっと注目してるんです☆
こないだ観た『プルートで朝食を』もじわじわ面白かったなー、って思えてきて今DVD欲しいんですよ~♪
あとであそびに伺いますね☆
自然の美しいアイルランドで、長年繰り返された辛い歴史を突きつけられた感じの映画です。
キリアン・マーフィが良かったです。
いままであまり意識いたことのない俳優さんですが、これから要チェックとなりました。
今PC不調で、、、買い替えたらあそびにいきますね!
いつもTBコメントありがとう
凄く考えさせられる作品でしたね。
観てよかった。
女装したキリたんの方が個人的には好きですが、この作品でのキリたんも男らしくてかっこよかったなぁと思いました。
ケン・ローチ監督の作品はまだ2作しか観た事ないので、今度は『明日へのチケット』に挑戦してみようと思ってます。
トラバさせてください。
重いけど、いい映画でした!
そうですね、キリアンくん
ほんといろいろな作品に今出てて役者の幅広げてますよね♪
PC不調で、画面が真っ暗になるので
様子みでのちほどTBさせてもらいますねー、
いつもありがとうございます
ドキュメンタリータッチにも感じる秀作だったと思います。 IRA発足のあまりにも哀しい周辺事情にいたたまれない思いもします。
監督さんもべた褒めのキリアンですが、かなり芸域の広い俳優なんですね。 今後にさらに注目ですね!!
TBとコメントありがとう
キリアン、良かったですよね☆
最近すごく注目されてます。
そうそう、地味な話だけど秀作でした
あとであそびにいきますね~
言葉(台詞)じゃなく映像で多くを語っていたところもワタクシ的には好感度大でした^^
キリアン・マーフィも役にフィットしてて好演でしたよね!
ではでは~、TBさせて頂きましたので♪
これからもよろしくお願いします♪
TB、コメント ありがとうございます
重い作品でしたね。。。。考えさせられました、、、
>この映画、注目すべきなのは
>イギリス人であるケンローチ監督が、
>当時の英国国家体制がいかに残酷かを描いていること。
これですね!
納得しました。
イギリスとアイルランドの長くて未だに終わらない関係がテーマですね。
理解しました。
gooへは、ライブドアからTBが付けられないので、amebloで開設してるヒューマン=ブラック・ボックスのミラーブログをTBさせていただきました。
たくさんコメントいただいちゃって
お手数かけてますぅ、、、
そうですよねー、東京ばかり早くじゃなくて
同じ日本なんだからもっと全国的に遅くてもこれくらい
で上映していってほしいですよね☆
本当、その通り!
現実におこらないともいえないことですしね、、、悲しいし
馬鹿げてることですけれど、、、、
いつもなら3ヶ月ほど遅れるのに、この作品は一ヶ月しか遅れなかったのよ!(笑)
今年は思い作品が多くて、とても考えさせられました。
歴史がまた危機感を感じているからこういう作品が多くなるのかしら。
なにはともあれ、こういう作品を見ている映画ファンは絶対に戦いの虚しさを知っているのだから、何かあったときは声を上げねば!と思ってます。
あの不思議な顔がね、カッコイイんだか何なんだかよくわからないんだけどいいのよねー(笑)
わたしも『プルートで朝食を』観逃しちゃったのでスゴク楽しみなの♪
TBそのまま夜中につけちゃってごめんね、コメントも入れず、、、、。
最近年末で試写続いてて、けっこう大変
今日も1本観てきたんだけど、ALICEちゃんは観ないかも??
ゴシップも途中だしTBもたまってて
でも頑張りマス★
ALICEちゃんも今年残りわずか良い作品に出逢えると良いね
コメントも認証制にしてみたら、お返事書いたのに
どこかへ行ってしまった
消しちゃったのかな。。。
『硫黄島からの手紙』もそうでしたが、
やっぱり戦争とは馬鹿げたものです。
争いは醜いものですね、綺麗ごとじゃなく心底そう思いました、、、、
顔がすごく印象的で素晴らしかったですね。
是非おかま役の『プルートで朝食を』を
観てみたいです。
migさんは試写会で新しい作品をいっぱい
観れていいですね!すごく羨ましいです。
重く辛いものが残りました。
最近、映像的に残酷なものが多いせいか
内面的な残酷さを痛感しました。
今も昔も・・・人間は懲りないのですね。。
TBありがとうございました☆
皆様へのTBとコメントをお返ししたあとで伺わせてもらいますね
「麦の穂をゆらす風/The Wind That Shakes The Barley」を拝見し、『麦の穂をゆらす風』を詠った拙い短歌にTBさせていただきました。
よろしければお立ち寄りください。
へぇ、、そんなに当たってるんだー
またおすぎが調子にのっちゃうな(笑)
うんうん、むずかしい、重い映画でした。
今日はりおさんとこ読んでからこちらにお返事してるの。
いつもそうすればいいのよね。
読んでから書きたいこと出てきちゃうから
migの敵、(笑)井筒が☆3つというのは最高だったということかな?
あの番組ってまだやってるのねー
キリアンマーフィーも良かったな
平日の昼間だというのに、かなり混んでいました。まだ冬休みには早いぜ!
かなり重い映画でしたよねえ…
こういう重い映画って、感想書くの難しいー
おすぎがCMやってたなんて知りませんでした。
同じくCM見なくて良かった(笑)
役者さんたちが皆好演でしたね
泣くまではいかなかったですけど、
胸に深くささる感じでした。。。
たろさん、いつも丁寧なコメントをありがとうございます
弊ブログへのトラックバック、ありがとうございました。
こちらからも、コメントとトラックバックのお返しを失礼致します。
この作品は、争いの激しい時代を舞台に、個人の絆と社会との繋がりを重く力強く描いた内容であり、出演者の皆さんの好演が特に印象深い一本でありました。
また遊びに来させて頂きます。
ではまた。
感受性豊かなきらりん、
春生まれね、
ヨシっ、インプットした
昨日はお祝いコメントありがとう
楽しいバースデー、パーティはまだ明日も続くのダ
今日は時間なくて更新できない、、、
なんだか、、、すごい映画でした。
おも~いし悲惨だった、、、
そしてラストはおすぎのいう通り
泣いちゃって立ち上がれなかった、、、へへ
migりん、
ステキなバースデー過ごせたカナ??
ちなみにきらりんは春生まれ~
じゃね!おやすみぃ~
またおすぎがしてるんですよー
泣くことばかり考えたPRの仕方ばかり最近目につくのがイヤ。
そうそう、泣きはしないですよね。
ほんとこの作品については感想はひとつというか
深いけど深く語れないし、、、むずかしいです
はぁおすぎがコレCMしてるんですか~
イメージ合わないかも??
そんなに泣ける映画じゃないですよね。
精神的に繋がっている兄弟が分断してしまうのが
アイルランドの独立そのものの影を表していて
深いなぁと思いました。
こういう映画の感想っていつも書くの
ムズカシイなぁって思ってしまうんですよ~
よー知らんのになんか書けないなぁというか;;
なんだか悲しい映画だと思いました。
キャスト陣も良かったし、、、、
とくにキリアンを起用したのは正解だったように思う。
あ~、結局「プルートで~」まだ観てないの
12月中旬にDVD出るようなので
楽しみに待ってます
同じ志しだった兄弟で、殺し合うことの不条理
実際にたくさんあったんでしょうね?
今でもどこかで続いていると思うと
本当、やりきれないですね。
いつになったら争いがなくなるのだろう、、、、
風情♪さんのところにコメント、チャレンジするのですが
文字化けで見えず、書けないのです
ごめんなさい
おすぎ様は立ち上がれないとか言ってるみたいですが、まさに腰抜けに。
兄弟であのような結果にいたってしまう運命の皮肉さにも心が痛かったです。
キリアンはどうも実際のコーク出身らしいですね。
彼の演技は本当に素晴らしかったです。
でも私はやっぱりキトゥンのキリアンが好きだー
詩情的なタイトルのワリにはかなりドギツい
シーンが多くて観ていてちょっと辛かったです。
「マイケル・コリンズ」でもそうだったけれど
和平講和以後の方が人間関係が拗れていき、時
として親兄弟、元同胞を手にかけなきゃならん
状況がとても悲しく遣りきれないかったです。
ε-(ーдー)ハァ
kokoちん!その登場
笑った~
そうかー、地味だけど良い作品なので
DVDになったらもしくは劇場で是非観てね☆
萌え~!ってわたしも使わないが。。。。
kokoちん使わなそうー(笑
この人、あやしいけどけっこうカッコイイよ
kokoちゃんも梅干し好きなんだー
手作りおすそわけしたいわ☆
いつか
会ったときにね♪
お酒はねぇ、、、
昔はバーなんか行ったりしたよー
もともと家でこもるたちじゃないんだけど
最近夜はおうちにいること多い★
blog書いてるしー(笑)
夜中動くの面倒なんだもん
kokoちゃんがあんまり飲まないってちょっと意外だなー。
ボジョレーはダメなの
昨日、さっそく飲みました♪ おいしかったよー
アイルランド内紛戦争の映画ってどれも暗くてずーんとくるよね。でもこれはおもしろそうだな~と思っていたの!!
バッドマンビギンズのめがねに萌え
うわーん!萌って初めて言っちゃった
↓の梅干すごーーい
私にはとても作れそうにないけど市販のものは高いよね~~!焼酎もってmigちゃんのお宅におじゃましま~す!!
migちゃんはおウチで飲むのね!!お酒飲むんだ~!?
私は家ではほとんど飲みません
赤ワインは大好きだけどボジョレーは苦手な私です~
もー、出だしからやってくれちゃって☆
あ、そんなに嬉しいこと言ってくれちゃって
お返しはバトンしかできないよ
ふるたんは英国好きだもんね。
本国ではケンローチ監督、反英国主義!とか
反感買われたところもあったみたいだけど、
イギリス人が観たらやっぱり気分悪い作品かもしれない。。。
どちらにしても、争いの醜さと
内戦になって身近なものたちが戦わなきゃいけない
不条理を描いてる。
ふるたんのDVD化したら観るリストに加えといてね☆
レビューのTBはいつでも大歓迎
『プルートで朝食を』は結局観れずで、
DVD待ち、、、、もうそろそろかなぁ。。。。
楽しみ
charlotte さんのレビュー、待ってまーす
おすぎです!
違った。
のみすぎだった・・・
あのねえ、担当直輸入、じゃなくてー
短刀直入に言わせてもらって、
migたんのこのレビュー読んで、
うわ!すっげえこの映画見たい!
と思った。
ネタがそもそも英国支配下のアイルランドという
好みネタではあるけれど、
えっとなんていったら叱られないのか
migたんの文章が きーんと俺の中に入って来た感じ。ブログだけじゃなくて、新聞雑誌の類でも、そういう体験てなかなかないから。
正直言って、いま映画を見るどころかテレビを見る時間すらないので、ロードショーやってるときに行けるか分からないけど、
タイトルはきちんと記憶しました。
ありがと!
(いつもボケを期待しないよーに)
うわ、ご覧になったのね。見るまで誰の記事も読まないでいようと思ってたけど、引き寄せられてついつい読んじゃいましたー。笑
キリアン君、今度はしっかり男っぽいみたいですね~
今週末に見てきまーす