ずっと気になってた作品だったので、初日に観てきました~
アカデミー賞では 撮影賞、美術賞、メイクアップ賞の3部門で受賞
脚本賞や外国語映画賞は逃してしまったけど、、、、、
監督/脚本は、宮崎駿作品など日本のアニメやマンガにも造詣が深く、
『ミミック』でデビュー後、2としては面白かった『ブレイド2』や『ヘルボーイ』などのアメコミを監督し
独特の世界観にファンを掴んだスペインのギレルモ・デル・トロ。
2006年、カンヌやトロント映画祭などでも大絶賛され、やっと日本上陸!!
不思議の国のアリス、ダークバージョン??
1944年のスペイン。
内戦で優しかった父を亡くしたオフェリアは、母カルメンの再婚相手、独裁者フランコに心頭するヴィダル大尉の元に身を寄せる。
大尉の子供を宿した母は日に日に衰弱し、その義父は残忍な本性をオフェリアにちらつかせる。
孤独と不安に苛まれ、森を彷徨うオフェリアが足を踏み入れたのは謎めいたラビリンス。
驚く彼女の前に羊の姿をしたパンが現れ、夢のような言葉を囁く。
「あなたは魔法の国のプリンセスかもしれない」、、、、
そして、オフェリアの永遠の幸せを求める冒険が始まった。
ビックリするほど一筋縄じゃいかない作品だった。
重くもあり、悲しくもあり、そして幸せでもある、、、、。
ファンタジー一辺倒ではなく、
歴史的事実に基くスペイン内戦後の混乱した時代とオフェリアの関わるファンタジーの世界が平行して進む、
現実世界と不思議な世界を交錯させて展開するストーリー。
単なる綺麗なファンタジーだと思って観ていたら、よくも悪くも裏切られる
7/10
独特な世界観 映像美 に、参りました
自由のきかないまさに暗黒と言える厳しい現実。愛する母親は、惨忍冷酷で独裁主義者の男(大尉)と再婚。
恐ろしいその新しい父親から逃げたい気持ちも理解してはくれない。。。
この義父、生まれてくる息子の事しか頭になく、
超独裁的で、まるで虫を殺す様に簡単に人を殺す惨忍極まりない野郎。
1000人の候補者の中からオーディションで選ばれたという
孤独で無垢な少女、オフェリアを演じたイバナ・バケロ(13)もかなり良かった☆
メキシコのアカデミー賞では主演女優賞、スペインゴヤ賞では 新人女優賞受賞。
かなり痛いシーンやグロいシーンもあるので、
そういうのが苦手な人は、映像ちょっと覚悟した方が良さそう。
ただ逆に、ファンタジーがそんなに得意じゃない人には受け入れやすいかも。
わたしはというと、たぶん、観る人が最初に抱いてるイメージ通り、ダークであれ100%ファンタジー
を予想してたので、厳しい現実世界のシーンが長いのは意外だったー。
途中までは、映像は美しいけどそんなに引き込まれなかったのだけど
チョークを手にし、別世界に入ってからの後半が面白かった
そして、 なんと言ってもあのラスト、、、!!
ラストがすごく好き。締め方がかなり良かった
このラストを幸せだととるか、悲しいととるかは人それぞれだけど、、、、
あんなエンディングにもっていったことが素晴らしいと思う。
不思議とあとからジワジワと良かったナ、と思える作品でした。 大人のためのファンタジー
※ふざけてるわけではありません。
このキャラすごい好き
もっと出して欲しかったよ~!!
公式サイト
EL LABERINTO DEL FAUNO/PAN'S LABYRINTH 2006年 スペイン=メキシコ 119min
10月6日より、公開中~
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