フェリシティ・ハフマンの圧倒的な演技力

今年のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされて、リースウィザースプーンに持ってかれたけど、
ゴールデングローブ賞は受賞☆
賞に値する素晴らしい名演

海外ドラマ、「デスパレートな妻たち」は未見だけどフェリシティハフマンってスゴイ!
そもそもこの役柄、性同一性障害<トランスセクシャル>という問題を心に抱えた
"女性になるための手術を受けようとしている男性"





元。フェリシティハフマン ブリー
まず、
ほんと同一人物に見えないほどのビジュアルも凄いけど、
女性になりたいと願うデリケートな内面を持つ、"スタンリー"の部分も
切なく、時にユーモラスに演じていた。
そしてもうひとりの主役、ケヴィンゼガーズ



まだ愛を知らない、純粋な部分の残る今ドキの少年=息子
写真で見た時にはぜんぜんイイと思わなかったのに、演技がかなり光ってる☆
まさにハマり役。
フェリシティ演じる父親で母親との凸凹コンビが自然でいい


"リバーフェニックスの再来”なんてマスコミではいわれてるみたいだけど
ワタシにはディカプリオの昔のまだいたずらっぽい、あどけない頃のイメージ☆
この映画、表向き?にはロードムービーと言われてる。
でもそんなに
ロードムービーってカンジじゃない

確かに車で移動はしてるけど、、、。
突然現れたトビーという少年。
17年前、、、、男だった頃に出来た子供、、、。
自分が実は男で、父親だってことは内緒☆
そこが一番興味深く、いつバレちゃうんだろう??なんて思いながらひきこまれていく。。。
が、 それだけではもちろんない。
自分という人間をちゃんと認めてくれない家族
息子との距離の変化、、、、、

旅の途中で小さな出会いも。。。
原住民のオジサン、下心があるのかと思いきや
思い出のカウボーイハットをくれた。。。。アラ、いいひと


LAの自宅へ着いて家族が出てきたあたりで
ユーモラス度はup


成金両親(とくに母)息子(ブリー)の人格を認めようとしない。。。。
どっかで見たこのカオ、、、、と思ったら
「アザーズ」で強烈な印象を残した謎のお手伝い、フィオヌラ・フラナガン
(他にもけっこう出てます)すごいイイ味で笑えた~

監督/脚本にはこの作品がデビュー作となるダンカン・タッカー。
プロデューサーにはフェリシティハフマンの実の夫、ウィリアムHメイシー。

お似合いなんだかよくわかんないケド。(いや、お似合いね?









おかまおばさんと少年のロードームービーか、、、なんて食わず嫌いはダメです

教訓めいてたり、説教臭いところもないし
さりげない、でもあったかい親子の心の通い合い。
素敵な作品

途中、フェリシティの抑揚のない低い声があまりにも心地良くって
寝ちゃいそうになったけど

ユーモアもあってラストに向けてがとってもいい感じ

トビーくんの
ありゃやりすぎだろ、、、って感じもあったけどね


でも、継父の性的虐待で極端に歪んでしまった性に対する認識がそうさせたのかな、
とも思えて、、、、


TRANSAMERICA 2005年 アメリカ 103min
【staff】
監督/脚本 ダンカン・タッカー
エグゼクティブプロデューサー ウィリアムHメイシー
【cast】
フェリシティ・ハフマン/ケヴィン・ゼガーズ
フィオヌラ・フラナガン/バート・ヤング/キャリー・プレストン

ケヴィンセガーズ、「クライモリ」「ドーンオブザデッド」にもちょい役で出演。
日本未公開のZoom(2006年)、
2007年公開予定作品も控える。カナダ出身の現在22歳☆
ただでさえ評判良くてヒット中のこの作品、映画の日で満席の大盛況でした☆
毎週金曜日はレディースディで、シネスイッチ銀座、900円らしいので女性は

今週は2本、試写に行ってきます

今年に入って多分停滞しちゃってるトロント記事も、
コスメの記事も、観たDVDレビューも、
kazuponさんにもらってるバトン(シンチー)もたまっててなかなかできないけど
今月もちょっとづつマイペースにupしていきますー♪
いつもクリックして応援して下さる皆さま、この場を借りてお礼です☆
1年近く10位に入られている上にこの数カ月、ずっと5位以内に入らせてもらっています事、
本当にいつもありがとうございます


















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