なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

アナフィラキシーショック

2024年09月29日 | 無題

 9月26日(木)の午前9時にアナフィラキシ―ショックの70歳代前半の男性が救急搬入された。

 前日の夕食はイカ、ソーセージなどで飲酒(ビールと焼酎)もしていた。その日の午前7時ごろ全身にかゆみを感じて、蕁麻疹が出現した。同時に呼吸困難が生じて、自分で救急要請していた。

 救急隊到着時は血圧99/67と低下して、酸素飽和度が76%(室内気)と低下しいえて。酸素吸入10L/分で82%になったそうだ(搬入時は88%)。もともと当院の外来(大学病院の医師担当)に気管支喘息で通院していて、ICS/LABAを吸入している。

 担当した先生は救急当番の割り振りをしているが、その日は午前8時30分に救急搬入依頼が来た。

 前日の当直医(小児科医)は外来診療が始まっていた。その日の午前中は大学病院の外科医で、バックアップ(入院担当)は内科の若い先生だったが、どちらもまだ来ていなかった。それで当番割り振りの先生に受けるように連絡が来たという経緯だった。

 アドレナリン0.5mg筋注と点滴を行いと、血圧が上がって来て、酸素飽和度も改善した。抗ヒスタミン薬も入れたといっていたが、j内服で出していた。

 病棟に上がって来た時に患者さんを診たが、膨疹の赤みは大分とれてきていた。会話も可能になっている。ステロイドも使用して経過をみる。

 

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