やんごとなき事情で、6月に続いて8月にも雲仙へ行くことに。毎回同じ行き方ではつまらないということで、今回は大牟田三池~島原の高速船ルートを使ってみることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/f4/5f48b9dbbd1db176dd6faafc9bc34a66.jpg)
JRの快速で、大牟田駅へ。先週の長崎も、産業近代化遺産の世界遺産登録に沸いていましたが、ここ大牟田も石炭産業遺産を有する街として、横断幕でお祝いしていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/81/3ff85fa6c21553b0b1e51d67e10107ad.jpg)
さすがは帰省ラッシュの時期だけあって、三池港行きの路線バスは2台運行でも満員状態。乗客のうち何人かは、世界遺産の構成要素である三池港の見学が目当てのようでした。
高速船も、2隻の続行運航。以前GWに乗った時は満席でデッキ乗船になったことを思い出し、真夏の外は避けたいなと思っていましたが、おかげで余裕を持って客室に入ることができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/3e/05e8aa40754a7db2db14035f5415b210.jpg)
3度目になる三池~島原航路だけど、三池港の岸壁をまじまじ見たのは初めて。すすけてはいるけど、なるほど精巧な石積みです。同じく世界遺産の構成要素となった、熊本の三角西港を思い出しました。
ところで三池~島原航路は以前の会社が撤退後、島原鉄道が運航を引き継いでいましたが、今年また別の会社へと移管されました。存続したのは嬉しいけど、西鉄電車とセットの企画商品でお得感の強かった「島原散策グルメきっぷ」や「島原半島フリーきっぷ」が発売中止のままなのは残念なところ。はやく再開にこぎつけてほしいものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/b8/fb1b75d9d3dbc781cab660d3a787d59d.jpg)
島原まではわずか70分。湖面のように凪いだ有明海を越えて、あっという間です。雲に隠れた雲仙・普賢岳が見えてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/14/db94dc76c867f8ad4ab4ceea53e98f06.jpg)
島原港からは、バスに乗り換え雲仙へ。雲仙までは、約3時間の道のりでした。
JR+バスのルートと時間的には大差なく、運賃もちょっと高めだったけど、変化がついて楽しいコースです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/e3/16fb3f0690eef7a8b1d4cb3c4b3c0172.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/ec/61e19d581a7ae33958771ec97c85c1f0.jpg)
「所用」を終え、周辺をぶらぶら散策。地獄は前回に巡ったので、今回は「旧八幡地獄」を歩いてみました。
荒涼とはしているけど、活発な活動は50年前に収束しているとか。次第に植物が侵食していき普通の山になっていく、その過程が今なのでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/b4/0c4768d42d1e9f7cd8e7bdafc5659839.jpg)
もう帰らねばならない時間です。ところが諫早市内の渋滞にはまったのか、島原港行きのバスは20分遅れで姿を現しました。
島原までに遅れは縮めてくれたものの、島原港にバスが着く直前に船は出航していき、アウト! 船会社の係員さん、気の毒そうに往復券の片道分を払い戻してくれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/14/3b6cced2d7b08fd64b72d76d80c642fd.jpg)
夜の直行高速バスも満席だし、島鉄+「かもめ」で帰るのも芸がないので、島鉄+有明フェリー+JRを乗り継いで行くことにしました。
島原外港から、急行で多比良町へ。島原外港~加津佐間の廃止の際、ひきかえに大増発された諫早~外港間の急行列車も、今は1日5往復の運行です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/5c/4ef5cadbb58094c83b7a1e1bb8c965d2.jpg)
多比良町駅から港までは、歩いて10分程。途中に練り物屋さんを見つけて入ってみたら、「アウトレット品」的な詰め合わせを108円という激安で売っていたので、迷わず買い求めました。
「形が悪くてお嫁に行けないの。誰か、私を買って下さい!」というPOPが、泣かせます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/17/b1038a4bc76a1c24f4b6f66e4952dbdc.jpg)
有明フェリーに乗るのは、8年ぶり。多比良のフェリーターミナルは、吹き抜けのある新しい建物に建て変わっていました。
有明海をショートカットするフェリーは、車の航送がメインで、徒歩客はわずか。切符は自動券売機で購入してそのまま乗船し、下船時に回収という、バスよりも簡単なシステムです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/50/3633c2d4b08e17132bf8f653250429cf.jpg)
短距離航路なので桟敷席はないものの、ソファ席やマッサージチェアがあって、車の乗船客にとっては40分間のリフレッシュタイムになります。
徒歩客は先に乗船できるので、早めに来れば席は選び放題です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/4f/d5c53cbe9551704c80eb926eebbd8091.jpg)
船内売店でのお買い物は、高速船にはない楽しみ。航送メインの航路なのでアルコール類に期待はしていなかったのですが、「第3」からビールまで、各種取り揃えてありました。
地元産の、チーズちくわもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/b7/2712ac5b76a6cff85b310b74f9d7fef1.jpg)
デッキに出れば、普賢岳。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/ee/25a35f1685a2727728ea4a159017b039.jpg)
そして出航すると、夕陽が追いかけてきました。ビールをプシュっと開ければ、島旅にでも出ているようです。
行きの高速船とはがらりと違う気分。運賃も片道440円と安く、バスの遅れは結果オーライでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/d3/c0b0d05133608cd0d884d3bd60be4aec.jpg)
楽しい船旅を終え、長洲港着。長洲側は駅まで遠く、バス路線も本数が限られるのは泣き所です。
人家も少なく、暗い道をとぼとぼ20分以上歩いて、駅にたどり着きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/d9/5645c33c9192c35530ac306064605d8d.jpg)
巨大金魚のライトアップが、ちょっと怖い長洲駅着から普通電車で大牟田へ。大牟田から快速の運行もない時間帯だったので、南福岡に着いたのは午後10時と、高速船利用より2時間遅れになりました。
それでも結果オーライといえるのは、お盆休みの最中だから。翌日はぐうたら眠って、疲れを癒したのでした。
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JRの快速で、大牟田駅へ。先週の長崎も、産業近代化遺産の世界遺産登録に沸いていましたが、ここ大牟田も石炭産業遺産を有する街として、横断幕でお祝いしていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/81/3ff85fa6c21553b0b1e51d67e10107ad.jpg)
さすがは帰省ラッシュの時期だけあって、三池港行きの路線バスは2台運行でも満員状態。乗客のうち何人かは、世界遺産の構成要素である三池港の見学が目当てのようでした。
高速船も、2隻の続行運航。以前GWに乗った時は満席でデッキ乗船になったことを思い出し、真夏の外は避けたいなと思っていましたが、おかげで余裕を持って客室に入ることができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/3e/05e8aa40754a7db2db14035f5415b210.jpg)
3度目になる三池~島原航路だけど、三池港の岸壁をまじまじ見たのは初めて。すすけてはいるけど、なるほど精巧な石積みです。同じく世界遺産の構成要素となった、熊本の三角西港を思い出しました。
ところで三池~島原航路は以前の会社が撤退後、島原鉄道が運航を引き継いでいましたが、今年また別の会社へと移管されました。存続したのは嬉しいけど、西鉄電車とセットの企画商品でお得感の強かった「島原散策グルメきっぷ」や「島原半島フリーきっぷ」が発売中止のままなのは残念なところ。はやく再開にこぎつけてほしいものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/b8/fb1b75d9d3dbc781cab660d3a787d59d.jpg)
島原まではわずか70分。湖面のように凪いだ有明海を越えて、あっという間です。雲に隠れた雲仙・普賢岳が見えてきました。
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島原港からは、バスに乗り換え雲仙へ。雲仙までは、約3時間の道のりでした。
JR+バスのルートと時間的には大差なく、運賃もちょっと高めだったけど、変化がついて楽しいコースです。
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「所用」を終え、周辺をぶらぶら散策。地獄は前回に巡ったので、今回は「旧八幡地獄」を歩いてみました。
荒涼とはしているけど、活発な活動は50年前に収束しているとか。次第に植物が侵食していき普通の山になっていく、その過程が今なのでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/b4/0c4768d42d1e9f7cd8e7bdafc5659839.jpg)
もう帰らねばならない時間です。ところが諫早市内の渋滞にはまったのか、島原港行きのバスは20分遅れで姿を現しました。
島原までに遅れは縮めてくれたものの、島原港にバスが着く直前に船は出航していき、アウト! 船会社の係員さん、気の毒そうに往復券の片道分を払い戻してくれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/14/3b6cced2d7b08fd64b72d76d80c642fd.jpg)
夜の直行高速バスも満席だし、島鉄+「かもめ」で帰るのも芸がないので、島鉄+有明フェリー+JRを乗り継いで行くことにしました。
島原外港から、急行で多比良町へ。島原外港~加津佐間の廃止の際、ひきかえに大増発された諫早~外港間の急行列車も、今は1日5往復の運行です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/5c/4ef5cadbb58094c83b7a1e1bb8c965d2.jpg)
多比良町駅から港までは、歩いて10分程。途中に練り物屋さんを見つけて入ってみたら、「アウトレット品」的な詰め合わせを108円という激安で売っていたので、迷わず買い求めました。
「形が悪くてお嫁に行けないの。誰か、私を買って下さい!」というPOPが、泣かせます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/17/b1038a4bc76a1c24f4b6f66e4952dbdc.jpg)
有明フェリーに乗るのは、8年ぶり。多比良のフェリーターミナルは、吹き抜けのある新しい建物に建て変わっていました。
有明海をショートカットするフェリーは、車の航送がメインで、徒歩客はわずか。切符は自動券売機で購入してそのまま乗船し、下船時に回収という、バスよりも簡単なシステムです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/50/3633c2d4b08e17132bf8f653250429cf.jpg)
短距離航路なので桟敷席はないものの、ソファ席やマッサージチェアがあって、車の乗船客にとっては40分間のリフレッシュタイムになります。
徒歩客は先に乗船できるので、早めに来れば席は選び放題です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/4f/d5c53cbe9551704c80eb926eebbd8091.jpg)
船内売店でのお買い物は、高速船にはない楽しみ。航送メインの航路なのでアルコール類に期待はしていなかったのですが、「第3」からビールまで、各種取り揃えてありました。
地元産の、チーズちくわもあります。
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デッキに出れば、普賢岳。
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そして出航すると、夕陽が追いかけてきました。ビールをプシュっと開ければ、島旅にでも出ているようです。
行きの高速船とはがらりと違う気分。運賃も片道440円と安く、バスの遅れは結果オーライでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/d3/c0b0d05133608cd0d884d3bd60be4aec.jpg)
楽しい船旅を終え、長洲港着。長洲側は駅まで遠く、バス路線も本数が限られるのは泣き所です。
人家も少なく、暗い道をとぼとぼ20分以上歩いて、駅にたどり着きました。
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巨大金魚のライトアップが、ちょっと怖い長洲駅着から普通電車で大牟田へ。大牟田から快速の運行もない時間帯だったので、南福岡に着いたのは午後10時と、高速船利用より2時間遅れになりました。
それでも結果オーライといえるのは、お盆休みの最中だから。翌日はぐうたら眠って、疲れを癒したのでした。