Chang! Blog
福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです




 ホリデーアクトパスの利用相当額が、購入代金をとっくに上回った4ヶ月目。余裕の気持ちで、バスライフを楽しんだ1ヶ月の記録です。

【20番】勇壮!山川花火動乱蜂
 久留米の花火大会といえば、筑後川花火大会や田主丸花火大会など大規模なものが思い浮かびますが、まったく違う歴史と伝統を持つ花火大会があります。その名も「山川花火動乱蜂(どうらんばち)」。
 今年は台風のため、開催日の9日(土曜日)は神事のみ実施。11日(祝日)に順延になった動乱蜂のみ、はじめて見に行ってみました。


 最寄りバス停は、20番、25番の追分。西鉄久留米18:55発の20-2番(ローソン常持店行き!)で、約15分の道のりです。実際は渋滞のため、10分近く遅れました。
 久大本線の踏切を渡り、山手側の住宅街へと上がっていきます。空気はひんやり、田んぼからは虫の声。早くも、秋の訪れです。


 真っ暗だった道も、若宮王子八幡宮に近づくと明るくなってきました。出店も出ていて、地元のお祭りといった風情です。
 神社の階段を上がっていくと、打ち上げ開始の7時半になっていました。もう少し余裕を持ってくればよかった。


 まずは仕掛け花火と、打ち上げ花火の競演。そんなに大きな花火ではないけど、間近で打ち上げるのでかなりの迫力です。この日は風が少なく、煙が滞留していました。


 1発1発の花火の提供者を全部読み上げるので、花火と花火の間の時間はかなり長めです(笑)。スポンサーになることは、地元にとって名誉なことでもあるんでしょうね。


 そして午後8時過ぎ、いよいよ花火動乱蜂!年の歴史を持つ、その名の通り乱れ飛ぶ花火です。
 仕掛け花火が仕込まれた「蜂の巣」に火が放たれると、まさに花火が乱れ飛び!狭い谷間に鳴り響く轟音はすごい迫力でした。花火の迫力は、火薬の量だけで決まるものじゃないですね~


 興奮冷めやらぬまま、地元の方々に交じって山を下り、バス停へ。バスを待ったのは、僕らを合わせても5人でした。地元密着のお祭りなんですね。
 昼間は多い20番のバスも、夜は激減。20時28分を逃せば、次は21時10分です。筑水高校まで歩いて23番(合川バイパス経由)を捕まえた方が早いタイミングもありますので、参考まで。  
 バス代は344円相当。


【3番・31番】台湾料理のご近所の北京料理へ
 先月訪ねた「かつ山」近くにある某韓国料理を訪ねるべく、苅原へ。31番がちょうど出た後、次までは20分待ちだったので、3番で一丁田まで出て歩きました。
 待ってでも近くのバス停まで行くバスを待つのか、遠くても歩いた方が早く着くのか。こんな時は西鉄バスナビより、Googlemapの方が役に立ちます。


 一丁田から歩いて10分、某韓国料理屋にたどり着いてみたらお休み!定休日でもないし、営業時間内なのに…


 というわけでB案として考えていた、純北京料理「福寿飯店」へ。「かつ山」からの帰り道に見つけて、気になっていたのです。


 手前、硬い焼きそば。奥、皿うどん(笑)。どう違うのか気になって、頼み分けてみました。硬い焼きそばの方が僕のイメージする「皿うどん」に近く、皿うどんはちゃんぽん麺風。どちらもダシが効いてて、おいしかったです。苅原周辺、いろんなお店が充実してますね!
 ついでに職場に寄り道もしたので、バス代は530円相当。


【55番】上津バイパス沿いの掛け流し温泉
 仕事柄、市内のいろんな情報が自然と耳に入ってきます。循環湯だった(はずの)上津の温泉、游心の湯(ゆうしんのゆ) が掛け流しになっていたという情報も、その一つ。
 全身で確かめるべく、数年ぶりに訪ねてみました。


 游心の湯は、西鉄久留米駅からバスで15分。バス停からは歩いてすぐ!というと便利そうだけど、最寄りの藤光一町目へのバスは土休日、4往復しかありません。
 交通量の多い上津バイパスなのに、本山~野伏間間をバスが走る姿は珍しいものなんです。


 利用チャンスもわずかなバスなのに、10人近い乗客がいるのには驚き。藤光1丁目では僕の他にもう1人降りる人がおり、乗って来る人も1人いました。


 周囲にはユニクロをはじめ、店が集まっているのですが…


 バス停の時刻表。久留米の街中とは思えません。


 目指す游心の湯までは、歩いて1分もかかりません。土休日に訪ねるなら、

西鉄久留米8:27(日は8:37)→8:42(日は8:52)藤光一丁目10:12→10:29西鉄久留米
西鉄久留米12:09→12:24藤光一丁目14:12→14:29西鉄久留米
西鉄久留米15:09→15:24藤光一丁目16:52(日は16:42)→17:09(日は16:59)西鉄久留米

 といった組み合わせがおすすめ。なお1時間に1本バスがある本山までは徒歩5分、20分に1本の野伏間までは徒歩10分程度なので、乗り遅れても「陸の孤島」になるわけじゃありません。
 

 というわけで、さっそく温泉へ。入浴料は800円と、この近辺にしてはやや高めです。


 食事処もあるので、お昼ごはんに合わせてくるのもいいかも。平日には入浴+食事のセットもあるようですよ。
 そしてお湯は、確かに塩素臭がしなくなり、代わりにほのかに硫黄臭ただようヌルヌル温泉に変わっていました。サウナも広くて気持ちよかった。バスの時間さえ合わせれば近くて気軽なので、また来てみよう。

 帰りは本山から乗ったので、バス代は481円相当。


【空港高速バス】被災1週間の津久見市へ
 久留米~福岡空港の高速バスは、飛行機に乗る時でなくとも使う機会が多いバスです。特に高速基山は便利。長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島…etc九州内各方面への高速バスに乗り継げます。
 福岡方面からドライブする友人・知人に基山で拾ってもらったことも、何度かあります。一旦高速道路を出なくていいので、高速代が余計にかからないのが済むのがメリットです。

 そして、高速基山に立ち寄ってくれるバスツアーに乗る時も使えます。一旦福岡まで出なくていいのは、時間短縮の効果が大。
 バス運賃が710円と、ちょっと高いのが玉に傷ですが、ホリデーアクトパスを持っていればほぼ半額の360円で済みます。


 というわけで「ツアー」に乗るため、9月24日(日曜日)朝6時50分のバスで、西鉄久留米を立ちました。早朝の路線バスはがらがらな一方、休日の空港行きはやはりそこそこ混み合います。


 空いている高速道路を定刻通りに走り、高速基山で下車。


 高速基山は通常のSA施設の他、上りにスタバ、下りにはドトール、上下線双方にロッテリアとローソンがあって、充実しています。


 ローソンで昼食の買い出しをした後、ドトールで優雅に朝食。ハードな1日になるので、今のうちにゆったり休憩です。


 今回参加したバスツアーとは、NPO法人「九援隊」の主催する、大分県津久見市への災害ボランティアです。
 先週日曜日の台風で、大分県の特に南部では甚大な被害に。理事長・肥後さんの尽力で、被災わずか1週間でのボランティアツアーバスが実施されました。旅行業法の適用除外もスピード認可されています。


 約2時間で、津久見市徳浦地区へ。さっそく高校2年生とコンビで、家の泥出しを行いました。慣れた手つきと身のこなしの高校生くんは、中学の頃から単身、東北の支援に行っていたとか。頭が下がります。
 まだ被災間もないためニーズの量は多く、内容も様々。畳み上げ、泥出し、石灰散布、ゴミ搬出・分別など、経験値が上がりました。


 大分は幼少期の3年と、大学4年間を過ごした思い出の地。恩返しにはほど遠くとも、少しは力になれたんだとすれば嬉しいです。
 帰路は鳥栖JCT付近で大渋滞。災害が同時多発している大分道沿線、支援の車による渋滞なら仕方がないことです。基山からの高速バスは、予定より1時間遅い便になりました。

 西鉄久留米~高速基山まで、通常のバス代との差額は往復、686円相当でした。


 今月はこの他、
〇 市内での移動:501円
〇 散髪:373円
韓国帰りの博多港国際ターミナル~天神:187円
〇 48番ルート変更に伴う廃止バス停探訪:472円
 が加わり、利用額の合計は4,032円相当になりました。
 そんなに乗った感じでもないのに、月割り額の2,000円の倍以上。もう手放せません、ホリデーアクトパス!

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 もう15年来の付き合いになる韓国の友人が、今年めでたくゴールイン!国境を越えて、ソウルまでお祝いに駆け付けることにしました。ついでに取得した遅い夏休みを利用し、秋の香りが漂い始めたソウル近郊を巡った、4日間の旅のハイライトです。




SRTは、陸のLCC?
釜山~ソウル・江南間の移動には、昨年12月にできた新しい高速列車「SRT」を利用しました。KTXよりも新しくて清潔で、席も広くて、乗務員さんもフレンドリー。一回でファンになってしまいました。
STRは、KTXを走らせているKORAIL(鉄道公社)と別会社ですが、ほとんどの区間はKTXと同じ線路を走ります。東海道新幹線で例えれば、小田原から町田経由で新宿に至る新線ができて、新大阪~新宿間の列車はJR東海と別会社が運行しているようなものです。
政府としては完全別会社にして競争させたかったらしいけど、KORAILの猛反発を受けて、最終的には子会社が走らせることで決着。「名ばかり別会社」なのかと思っていましたが、だいぶ違いました。代わりに車内サービスは簡素。まるでANAとピーチの関係みたい!
海外からの予約ができず、パスも使えないのはSRTの弱点。独自の乗り放題パスでも出してくれればと思います。親会社を見返してやれ、SRT!




足湯でゆったり、西海金光列車!
全国各地に、地方自治体と連携した観光列車が走るようになった韓国。ソウル・龍山から西海岸を下る、2015年1月デビューの「西海金光列車」は、ラウンジで足湯を楽しめる観光列車です。
8,000ウォンを乗務員さんに払うと、一人用の足湯浴槽にドボドボとお湯を注いでくれて、20分の足湯を楽しめます。服を着たまま温まる足湯そのものも不思議な感覚なのに、目の前に映るのは電車を待つ人々溢れるホーム。優越感を感じるような、気恥ずかしいような、プライスレスな体験でした!
韓国式お座敷「オンドル」の半個室もあって、水入らずの時間を過ごすファミリーあり、酒盛りするグループありと、これまた楽しい旅ができそう。ソウルや釜山もいいけど、地方への列車の旅もいいもんですよ!




南怡島・しっとりとした時、流るる…

冬ソナの舞台として日本でも知られる、韓国・春川の川に浮かぶ島・南怡島(ナミソム)。そのイメージから「ヨン様テーマパーク」なんじゃないかとの先入観があり、今まで訪れたことがありませんでした。
今回、意を決して(?)南怡島へ。バスで船着き場へ行くと、島へ渡るジップラインがあるわ、ケバケバしいタッカルビ屋が並んでいるわで、やっぱり騒々しい観光地の雰囲気がありました。
しかし渡し舟で島に渡ってみれば、「ブーム」に浮かれた雰囲気は微塵も感じません。看板は控えめ、暴走運転の車もなく、秋の自然を感じられるたたずまいに心落ち着きます。島は1つの会社が所有しており、商売っ気丸出しの競争とは無縁。レストランもちょい高かったけど、素材を生かした自然な味がうまかった~
島にはホテルやコテージもあり、1万円くらいで泊まれるんだとか。昼間はどうしても観光客の喧騒に巻き込まれてしまうけど、静かな夜や早朝には、島本来のたたずまいをより感じられそうです。次回は是非、泊まってみよう。




チメクは韓国料理だ、いや韓国文化だ!
チキン+メクチュ(ビール)の組み合わせは、韓国ではポピュラーな酒の飲み方の一つ。ライトな韓国ビールと、サクサクのチキンは相性バツグン、韓国に行ったら必ず1回は食べたいもんです。
ソウルで訪れたのが、清渓川沿いの「bbq P-café」。オリーブ油で揚げたカラッとしたチキンは、もたれずいくらでも食べられちゃいそうです。近年は海外ビール人気とあって、韓国産のMaxだけではなく、イギリスやドイツの「生」も充実。韓国ビールが合うと言いつつ、450ml650円で飲めてしまう英国産IPAを2杯も開けちゃいました。
それにしても10年前までは、高架道路が覆いかぶさり排気ガスが充満していた清渓川。道路は撤去、川も公園状に再整備され見違えたおかげで、こんなオサレな店もできたわけで。日本橋再生計画にも期待を寄せたいもんです。




ソウルタワーを肴に味わうクラフトビール!
今回のソウル行きで唯一行こうと決めていた「店」が、梨泰院・経理団通りの南山ケミストリーでした。クラフトビールと、それによくあう料理が味わえるビアバーです。
ソウルはそれこそ何度も訪れているのに、梨泰院界隈は今回初探訪。欧米系の人が多く、こじゃれた飲食店が並びます。雰囲気、好きです。
南山ケミストリーは1階がバー、2階は系列のレストランで、屋上も飲食スペースになっています。目の前にはソウルタワーがそびえる、素晴らしきソウルの夜景。ただし1階のカウンターからの持ち運びはセルフサービスで、階段の上り下りは、どのカップルも男の仕事になっていました(笑)。
ビールはなんと30種類。ほとんどが韓国製です。以前飲んだ済州島のクラフトビールはライトな味わいが印象的でしたが、こちらにはガツンと濃いものもあり、日本のクラフトビールにも負けない味わいでした。手づくりソーセージもウマイ!付け合わせのポテトの、外カリ中フワ感もたまりません。
味よし、雰囲気よし、お値段そこそこ。ビールは5種類しか飲めなかったので、残り25種類を飲みにまた通わなあきまへんな!


その他、4日間を通しての旅の記録は、4travelにて公開中です。
応援、よろしくお願いいたします。

1日目(前)陸のLCC? 新しい高速列車「SRT」に乗る
1日目(後)列車の中で楽しむ足湯
2日目(前)京春線「itx青春」で行く南怡島
2日目(後)レールバイクで走る追憶の旧京春線と、ソウルタワーを肴にクラフトビール
3日目(前)DDP・都市建築ビエンナーレを探訪
3日目(後)韓国人鉄っちゃんのハレの日
4日目・SRTに乗りたくて

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 7月の九州豪雨で、朝倉・東峰と並んで大きな被害を受けた、日田市北部。これまで日田市の災害ボランティアセンターがボランティアの受け入れを担ってきましたが、8月27日をもって閉所されました。
 しかし大きな災害には、息の長い支援が必要。「日田市に残るニーズに対応するため」、9月1日から民間NPOの主導で「ひちくボランティアセンター」が開設されています。毎週、金・土・日曜日に開設されるとのことですが、最新の活動状況は公式FBでご確認下さい。


 センターの場所は社共のボラセンと同じ、日田市大鶴地区。山間部に当たり、車がないとなかなか行けない場所と思われがちですが、JR日田彦山線が通じている集落です。水害で不通の列車に代わり、代行バスが走っています。

 センターへは、大鶴の代行バス停から、徒歩で約10分。9時~15時の活動時間に合わせて、福岡・久留米方面からのアクセスも可能です。代行バスもJRの運行なので、「青春18きっぷ」等のJR用割引きっぷも利用できます。

【往路】
博多5:14→6:03久留米(鹿児島本線普通・大牟田行き)
※ 博多6:10→6:29久留米(九州新幹線・つばめ307号)でもOK
久留米6:35→7:29夜明(久大本線普通・日田行き)
夜明8:17→8:27大鶴(日田彦山線代行バス・大行司行き)

【復路】
大鶴15:28→15:38夜明(日田彦山線代行バス・日田行き)
夜明15:42→16:32久留米(久大本線・久留米行き)
久留米16:49→17:23博多(鹿児島本線快速・小倉行き)

 開設2日目の9月2日(土曜日)に、実際にJRに乗って、ひちくボランティアセンターの活動に参加してきました。


 土曜日早朝6時。まだ金曜深夜といった雰囲気の西鉄久留米駅から、JR久留米駅へ出てきました。ステンドグラスに当たる朝陽がまぶしい…。
 1階のファミマは24時間営業、2階改札前のファミマも6時から営業なので、食糧の調達が可能です。ただし博多~大鶴間の切符だど途中下車はできず、改札内の売店もありません。食糧は博多で買っておいてください。


 久大本線の始発・日田行き(光岡~日田間はバス代行)は、「定位置」の1・2番ホームではなく5番ホームから発車します。久大本線に日ごろ乗り慣れている人ほど、ご注意を。


 車内は土曜日とあってガラガラ。途中から通学の高校生も乗ってきますが、立つ人が出るほどの混雑にはなりません。車内で朝ごはんをモソモソ食べても、そんなに抵抗ない雰囲気です。


 大雨で管理所が損傷した夜明ダムは、いまだ開放状態。1954年にダムが完成する前の渓谷は、こんな感じだったのかなと思わせますが、やっぱり見慣れない風景に心が落ち着きません。


 夜明駅に到着。8時17分のバスまで、乗り換え時間は48分もあります。
 買い物にはちょうどいい時間だけど、残念ながら周囲には郵便局くらいしかありません。土曜日の早朝なので、もちろん開いてもいません。山間の早朝の空気を満喫しましょう。


 日田彦山線の代行バスは、「夜明駅前バス停」からの発着と案内されています。というわけで駅前のバス停のポールの前で待っていたら、たまたまやってきた杷木行きのバスの運転士さんが、道向かいに行くよう教えてくれました。


 というわけで向かい側の、個人商店の軒下で待つことしばし。代行バスは定刻に来ました。西鉄の、一般路線バスの車両です。乗る意志を示すため、手を挙げればより確実です。


 後ろの扉から乗ろうとしたら、前の扉から乗るよう促されました。
 臨時の代行バスなのに、きちんとテープによる車内放送があったのは感心。一般路線バスと同じように「大鶴」がアナウンスされたら、ボタンを押して知らせればOKです。


 駅から少し離れた国道上「かなざき商店からAコープおおつるの間」が、代行バスの停留所です。バス停のポールなどは出ていません。
 目印になっている かなざき商店は営業中。帰路にはアイスを買って、クールダウンできました。


 川を渡って大鶴の集落に入り、坂道を登った先にある静修館(大鶴公民館兼大鶴振興センター)前がボランティアセンターの本拠地です。社共のボラセンと同様、活動に必要な道具は貸してくれます。
 8時40分着、9時の受け付け開始まで準備運動しながら、しばし待機。

 被害の大きかった大鶴に本拠地を置くボラセンですが、活動範囲は日田市内全域に渡ります。今回の活動場所は、がけ崩れで せき止湖が発生し、高台まで浸水被害が発生した小野地区でした。大鶴地区からは車で30分弱。日田市内の方が近い位置です。

 終了時間は15時なので、活動の場所によっては15時28分のバスに間に合うか微妙な場合もあります。オリエンテーションの際に、帰りのバスの時間をきちんと伝えておきましょう。
 もし乗り逃せば、次のバスは18時18分。活動場所から直接、高速バスの日田インター口バス停や、日田市内へ出る方が早いこともありえるので、帰りの切符は買っておかない方がよさそうです。

 活動内容は、浸水した個人さん宅の家財の運び出し。今までの泥出しとは違う筋肉の使い方に、すっかり筋肉痛になってしまいました。
 鍛えなアカンな~


 実際の活動は14時30分頃には終了し、帰路は大鶴郵便局付近で降ろしてもらいました。乗せて頂いた益城のお兄さん、ありがとうございました!
 大鶴駅周囲の被害も大きく、日田彦山線の線路も道床が洗われたまま。復旧の見通しは、今だに立っていません。


 列車が来なくなった大鶴駅。荒れた雰囲気はなく、トイレも掃除が入っていてきれいです。待合室は、支援物資の置き場になっていました。


 夏の時期。列車の来なくなった線路は、草ぼうぼうになってしまいます。


 大鶴駅発の代行バスは、日田方面、添田方面ともに15時28分の同時発車です。夜明に戻れば早く帰れますが、代行バスの運行状況も気になったので、添田方面へと抜けてみることにしました。
 バス停のポールはないので、「かなざき商店からAコープおおつるの間」から乗車します。上下のバスとも定刻でした。

 日田~大行司間の代行バスは西鉄路線バスなので「詰め込み」もききますが、日田・彦山~添田間のバスは田川構内自動車のジャンボタクシーによる運行。9人の定員を超えた際は、乗車できません。さいわい、乗って来た乗客は5人でした。
 なお冒頭に示した例の時刻の代行バスは、往復とも西鉄バスの運行なので、満員で乗れないということはまずないと思います。


 宝珠山駅を通過。乗降客はなく、この先、全員添田まで乗り通しました。
 筑前岩屋付近は被害が大きいため、バスは小石原へと迂回します。日田彦山線のルートではないので客扱いはなく、小石原に行こうと思えば1日5往復(休日は4往復)の西鉄バスに乗ることになります。
 逆に西鉄バスは土砂崩れの影響で、大鶴へ迂回してきますが、全便通過です。通常より本数が減っている、西鉄バスとJR代行バス。うまく連携できれば少しでも不便が解消できるのにと、傍目には思うのですが…。


 山を越え、駅舎も駅前広場も大きな彦山駅前着。これから秋山シーズン、観光への影響は大きいものと思います。


 ただ彦山~添田間の線路は草も刈り取られ、管理が行き届いているように見えました。公式な発表はないものの、部分的な運行再開もあり得るのでは…?と、これまた勝手な傍観者は感じてしまいます。


 道の駅に併設された駅、という主従がよく分からない「歓遊舎ひこさん」。駅は機能していませんが、車で賑わっていました。
 添田町も豪雨の被害を受けた地域の一つ。お買い物も、支援の一つです。


 代行バスの時間設定には余裕を持たせてあるようで、定刻に添田駅に到着しました。


 添田から先は、ほぼ通常の本数が確保されています。


 後藤寺線、福北ゆたか線、原田線を経由して、午後7時には自宅に到着。往路と同じように久大本線で帰れば、久留米には午後5時、博多にも5時半前には帰って来られるので、あまり無理はないコースだと思います。
 土曜日の参加者は28名に留まり、連日百人単位で集まっていた公的なボラセンだった頃に比べると、かなり少なめとのこと。現場のニーズに応えきれない状況らしいですので、車のない方もぜひ日田に力を!

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