Chang! Blog
福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです




 公共交通機関とカーシェアリングを組み合わせて、地方都市・久留米を快適に暮らすシリーズの第2回。西日本豪雨に襲われ、その後は歴代タイ記録の連続猛暑日に見舞われた、記録ずくめの2018年7月の記録です。
 カーシェア導入については、前月の記事をご参照ください。

【バス】南部保健センター…昼間の長い用事ならバスに分

 某日曜日に、上津の南部保健センターへ。西鉄久留米駅近くの我が家から用事を済ませ戻るのに、約3時間の見込みです。タイムズカーシェアを借りれば、206円×12コマ(1コマ15分)で、2,472円になります。
 一方、バスを使えば夫婦2人で往復868円。センターまでは最寄りバス停から徒歩5分だし、バスの本数も1時間に4本以上あるので、バス利用にしました。おかげで帰りに、ガストで生中も飲めました(笑)。


【バス】久留米市災害ボランティア…活動形態によっては車も選択肢に

 7月6日~7日の西日本豪雨では久留米市内でも浸水被害が発生し、数週間、災害ボランティアセンターが設置されました。微力ながら、僕も1日だけ参加しました。
 ボラセンの場所は長門石の社協なので、40番のバスが最低でも1時間に2本走ってます。運賃も往復512円で済むので、カーシェアはそもそも選択肢にすら上がってきませんでした。
 もっとも今回、ボラセンから作業場所までの送迎対応があったからこそできた選択。もしなければ、レンタカーでの対応も考えたかもしれません。


【カーシェア】大川昇開橋温泉…距離の伸びないのんびり滞在なら、夜間の長時間パック

 暑い夏にも、たまにゃ広い湯船に浸かりたくなります。お気に入りの大川昇開橋温泉で、ご飯を食べてのんびりしたい!
 西鉄久留米から電車とバスを乗り継いで行けば、2人で3,040円。現地滞在1時間半くらいなら、カーシェアより電車+バスで行った方がお得です。


 しかし夜6時以降では、事情が変わってきます。タイムズカーシェアには18時~24時のアーリーナイトパックが設定されており、2,060円で利用OKなんです(ただし距離料金が別途16円/kmがかかるため、長距離利用には不向き)。
 このアーリーナイトパックを利用し、カーシェアで温泉に行ってみました。我が家から歩いてすぐの、西鉄高架下ステーションから出発です。


 今回はハスラーを選択。「遊べる軽!」のキャッチフレーズでおなじみの、スズキの人気車種です。外と中の質感と色合いが連続してて、今までの車にない感覚。なんか楽しい!


 久留米から約45分で、大川市の昇開橋温泉に到着。温泉+定食で1,000円、家族湯+定食でも1,500円(2名基準)の、ご飯とセットがお得な温泉です。
 しかしカウンターに行ってみれば、貸切り湯は2時間後の21時まで満員とのこと。オーマイガッ!


 とりあえず貸切り湯の予約を入れて、先に定食を頂きました。安いだけじゃない、安定のうまさです。


 そして待ち時間の間に、近所のルミエールで買い出しに。もともと帰り道にどこかのディスカウントストアに寄り道するつもりだったので、時間がずれただけですね。
 災害備蓄用の水や、ビールのケース買いなど、バスや自転車では運べない重量物を中心に買出ししました。それにしても夜だというのに、賑やかだなあ。


 昇開橋のたもとにある、大川家具のショールーム&体験工房「大川テラッツァ」にもお邪魔。夜なので開いているブースはなかったけど、昇開橋とともにライトアップされててキレイでした。
 真ん中の広場ではときどきビアガーデンをやっているらしいけど、今日はお休み。車で来た身には幸いでした(笑)。


 暇つぶしのはずが、充実した2時間を過ごし、温泉へ。海が近いとあって、適度に塩っ気の混じった湯は肌にもやさしい感じです。う~気持ちいい~
 この時間じゃ終バスが出た後だし、カーシェアのショートタイムコースも待ち時間に料金がかさんだはずで、パック料金にしておいて大正解でした。


 最終的な走行距離は48.0km。距離料金の768円が加算され、利用額は2,828円でした。


【バス】佐賀市富士町災害ボランティア…佐賀市街地からの送迎があったので


 西日本豪雨では、佐賀市富士町の山間部でも被害が発生。麓の佐賀市内から、ボランティアバスが設定されました。活動は午前、午後の2部制だったので、活動時間を含めても久留米から6時間以内で往復できます。
 カーシェアだと昼間の6時間パックは4,020円。しかも夜間のように、距離料金の加算はありません。一方、久留米からの路線バスは片道940円。ボラの大荷物を考えると、2人以上で行くならカーシェアがラクそうです。


 しかし今回は久留米からの1人参加ということで、バスを選択しました。灼熱の中での活動なので、リュックには水分を5L携えてます。その他軍手やら着替えやらも詰め込むと、お、重い…。


 終点の佐賀第二合同庁舎からさらに徒歩5分の、メートプラザ佐賀が集合場所。平日は富士町内を走るコミュニティバスで、富士の総合支所まで運んでもらいました。


 支所からは市役所の車に分乗し、活動場所へ。大量の土砂でしたが、平地に比べれば低い気温(それでも30度超ですが)で、思っていたよりも動きやすかったです。
 参加者も多く、思いのほかはかどりました。


 夏本番、富士町は川も山もキレイです。川で遊ぶ子どもたちを見ながら、今度は遊びにも来たいなと感じたのでした。
 麓のスーパー銭湯で一杯やってから、久留米へ。クルマではできない気軽さを享受しました。


【カーシェア】天ぷらまきで、ひさびさの揚げたて天ぷら


 カーシェアvs.公共交通の比較が成り立つのは、そもそも公共交通が通じている場所。バス停や駅から遠い郊外だと、(タクシーをのぞけば)カーシェアが唯一の選択になります。
 鳥栖市の「天ぷらまき」は、小森野四丁目のバス停からバイパスの狭い歩道を15分歩けば、行けないわけじゃありません。しかし雨の夜とあっては、とてもバス利用は考えられませんでした。


 というわけで、ステーションから約15分の「天ぷらまき」へ。さすがは人気店、しかも日曜の夜とあって、大行列でした。
 カウンターに通されたのは、入店20分後。当たり前だけど、カーシェアだとこの間も課金が続くわけで、気持ちは焦るばかりなり。


 天ぷら定食790円をいただきまーす。揚げたて天ぷらが次々に出てくるスタイルは、福岡の「天ぷらひらお」に似てます。車を持ってた独身時代には、よく通ったっけ。約4年ぶりの味、おいしかったです。
 カーシェアの利用時間は1時間12分、料金は1,030円でした。ちなみに無理して小森野四丁目までバスで行ったとしても、運賃は二人で900円。短時間グルメは、カーシェアのメリットが発揮できる使い方かもしれません。


【カーシェア】ならではの送迎利用
 出張帰り、JR久留米駅に到着。僕ばバスで帰れるけど、月極駐車場まで駅から徒歩15分のセンパイは、ちょっと大変そう。
 というわけで、JR久留米駅から先輩の駐車場までを、カーシェア往復でお送りしました。


 以前の愛車だったスイフトが、新型になりめちゃかっこよくなっていて驚き。ごく短時間の利用なので、基本料金の206円で完結できました。
 なおこの後、センパイにJR久留米駅まで戻ってきてもらい、家まで送ってもらいました。win-win!!

【今月の決算】
 そんなこんなで3回利用したカーシェアの利用料金は、4,064円なり。車を所持するよりははるかに低コストです。
 ただ西鉄バスの週末乗り放題定期「ホリデーアクトパス」6ヶ月12,000円を月割りすると、2人分でも4,000円。比べれば決して安いとは言えないような気もするし、そもそも比較対象ではない気もするし…。
 基本料無料期間は今月までですが、とりあえず来月もカーシェアライフを試してみます。


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※ 久留米市災害ボランティアセンターは、7月22日(日)をもって閉所されました


 平成30年西日本豪雨では、久留米市でも浸水を中心に被害が発生しており、災害ボランティアセンターが開設されました。明日(7月11日)より、ボランティア活動が始まります。
 久留米市社会福祉協議会の本部に開設される災害ボランティアセンターへは、JR・西鉄の久留米駅からバスでアクセスが可能です。車のない県内在住の方も、ぜひ久留米への支援をお願いします。



【社会福祉協議会の場所…長門石ってどんなとこ?】

 長門石地区は久留米市の中心部の西側、筑後川を渡った地域で、佐賀県と接しています。


 長門石地区内にはドラックストア・モリがあり、9時からの営業。また佐賀県みやき町側にはトライアル(24時間営業)が車で10分圏内にあり、食糧、物資の調達が可能です。
 ただ公共交通機関で行った場合、ボラセンから徒歩で行ける近隣店舗は徒歩3分のローソン1軒のみになります。


【JR久留米駅からのアクセス】


 JR久留米駅からは、東口(まちなか口)のバスロータリー3番乗り場から、西鉄バス40番に乗車。約5分の総合福祉会館前で下車、道向かいがボランティアセンターです。バスは1時間に2~4本、片道170円です。バスの時刻表はコチラ


 徒歩だと20分弱なので、バスを待つくらいなら歩いた方が早いタイミングもあるかも。ただ長い橋の上は陽射しを遮るものがなく、これからの猛暑、ボランティア前後の体力を消耗します。


 JR久留米駅周辺からスーパーが撤退して久しく、食糧の調達は駅内のファミリーマートで済ませる他ありません。


 なお平日朝の場合、大牟田方面からの上り電車はもちろん、本数と両数が少ない博多方面からの下り電車もそこそこ混み合います。
 体力温存のために、新幹線を使うのも一案。博多から久留米までの当日往復に使える「日帰り2枚きっぷ」なら、往復普通運賃+980円で済みます。


【西鉄久留米駅からのアクセス】


 西鉄久留米駅からも、同じく40番バスでのアクセス。駅1階のバスセンターの、駅から遠い側、6番乗り場からの発着です。総合福祉会館前までは約15分、260円。バスの時刻表はコチラ


 駅内にはスーパー「にしてつストア久留米タミー」があるものの、9時オープンなので、ボランティアにはちょっと間に合わないかも。西口のセブンイレブンが、食糧調達場所に使えます。


 なお平日朝の西鉄電車は、上りはもちろん、福岡発7時半の下り特急は結構なラッシュ状態になります。どうか久留米まで、お気をつけて。


【活動後のひとっ風呂ガイド】


 西鉄久留米バスセンターまで戻り、堀川バス・大学医療センター方面に乗り換えて6分で、その名も「湯の坂」に到着。すぐの場所に「湯の坂久留米温泉」があります。
 市街地にあるとは思えない、硫黄の香り漂うトロットロの湯。サウナも広くて、一気に疲れが取れますよ。3時間以内のショートステイコースなら、730円です。


 浸水被害の大きかった北野町方面での活動後、ボラセンに戻らないのであれば「天然温泉 慧華乃湯(けいかのゆ)」も便利。西鉄甘木線の電車で古賀茶屋駅下車、徒歩10分ほどでアクセスできます。
 露天風呂が1つドンとあるシンプルな浴場で、300円と激安です。


 最後になりますが、久留米は福岡より数度高いことが多く、これから猛暑日が続くものと思います。無理のない範囲で、支援をよろしくお願いします!

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