Chang! Blog
福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです
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福岡のハングル検定準2級建築士『ちゃん』です。ハンドルネームの由来は、自身の本名の韓国語読みです。
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旅行記「九州の消えた鉄道に乗る」アップしました
■旅と鉄道
/
2013年02月28日
鉄道ジャーニー「九州の消えた鉄道に乗る」
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旅行記「ジグザグ北日本北上紀行」アップしました
■旅と鉄道
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2013年02月17日
年末年始の、東北~北海道の旅行記をアップしました。
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失われた鉄路を歩く【4】島原鉄道南目線
■旅と鉄道
/
2013年02月11日
最終日の3日目は、基山から高速バスで島原へと下りました。
最後の廃線跡は、島原鉄道の通称・南目線。諫早~島原外港間は現在も走っていますが、島原外港~加津佐間は2008年に廃止されています。
1991年の雲仙・普賢岳噴火では火砕流や土石流で大きな被害を受け、長期間に渡り運休を余儀なくされていました。1997年には高架化により、万全の防災体制を整えて復旧。しかしそのわずか11年後、廃線に追い込まれています。
三陸沿岸の被災路線とだぶらせながら、沿線を歩いてみました。
島鉄バスターミナル。島原半島をネットワークする、島鉄バスの中枢です。
安徳バス停で下車。
旧安徳駅。高架駅でした。
廃止から5年が経っていますが、ホームや上屋はそのまま。かといって、何かに活用されているわけでもありません。
土石流に流されないよう、大きなスパンで作られていた安新大橋。廃線という言葉で片付けるには、立派すぎる構造物です。
全線復旧は復興のシンボルではあっただろうけど、わずか11年とはあまりに早い廃線でした。JR東日本が、三陸沿岸の被災路線の復旧に慎重な姿勢を見せていますが、一定理解しているのは、島鉄の例を知っているからでもあります。
左、今回。右、2007年。
後続のバスに乗り、噴火災害からの復興を果たした安中三角地帯を行きます。土石流に備えかさ上げされた土地で、再建された住宅が整然と並び、新興住宅地のようです。三陸地方のかさ上げ復興も、こんな姿になっていくのでしょう。
島鉄の廃線跡は、線路こそめくられているものの、その他はそのまま放置されているところが多く見られます。
終点・加津佐着。駅舎は現役時代のままです。
待合室や窓口もそのまま。
ホームや上屋も残ります。線路だけは撤去され、跡は砂に埋もれていました。
草ぼうぼうではなく、定期的に手が入れられているようですが、かといって「保存」の取組みというわけでもなさそう。壊すにもお金がかかるだろうし、持て余しているのでしょうか…。
駅は、美しい加津佐海水浴場の目の前でした。バンガロー村もあり、夏は賑わうのでしょう。
駅跡に、日之影のような列車バンガローがあっても楽しそうですが、鉄が腐食しやすい海岸では無理がありそう。
折り返しのバスに乗り、口之津下車。駅前から島鉄の天草行きフェリーが出ており、私鉄には珍しい海陸連絡が行われていました。駅跡は、島鉄バスの車庫になっています。
バスの後ろ側に、ホームの跡を発見。「ワンマン乗り場」の字も残っています。
今回と2007年の駅裏風景。このまま、鉄道の記憶も遠くになっていくのでしょう…。
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失われた鉄路を歩く【3】西鉄北九州線
■旅と鉄道
/
2013年02月11日
津屋崎駅跡から福間駅までバスで戻り、JRで「ワープ」して折尾へ。3番目の廃線探訪は、西鉄北九州線です。
北九州線は、かつて北九州市内に40kmを超える路線網を持っていた西鉄の路面電車。最後の生き残り区間だった折尾から小倉の砂津は、小学5年生の時に乗りました。
黒崎駅前~砂津間は1992年に、折尾から熊西間は2000年に廃止され、熊西~黒崎駅前のみが筑豊電鉄として存続しています。
路面電車ながら、市内電車と都市間電車の顔を併せ持っていた北九州線。その跡は、もちろんほとんどが道路に。電車が走った名残は、観察眼と記憶を頼りに見つけました。
JR折尾駅は、再開発の真っ最中。見慣れたピンク色の木造駅舎も、姿を消しました。
西鉄北九州線はビルの2階から発着しており、ビル自体は近年まで残っていましたが、これも再開発でさら地に…
バス乗り場は暫定的に駅北口に移っています。北九州線の代替バスは1系統。西鉄の路線バスでは珍しく、緑色の専用カラーをまとっています。
なお折尾~黒崎間は30分間隔。黒崎以東が廃止になった1992年から走り始めていて、8年間は電車と併存していました。電車とは走るルートも異なり、厳密に言えばこの区間は代替系統ではないという見方もできます。
折尾~黒崎間の廃止理由は、JR陣原駅開業で代替交通手段が確保できたというものでした。
西鉄では珍しいノンステップバス。線路跡は確認できませんでしたが、道路に変貌したようです。
黒崎バスターミナルで下車。北九州線と筑豊電鉄は直通運転を行っていたこともあり、今もバスと筑豊電鉄の乗り継ぎは便利に作られています。
黒崎駅前の再開発ビル「コムシティ」は紆余曲折の末、区役所など公共施設を中心にした施設へ改修が進んでいます。
再び黒崎駅前から1系統に乗車。この先小倉方面は5分間隔という高頻度運行になります。
車両はハイブリッドバスで、西鉄バス共通の新塗装でした。すれちがうバスも、専用カラーのものは半分強といったところです。電車廃止から23年。今や普通の一バス路線になりつつあるのかもしれません。
夕方とあって利用者は多く、黒崎井筒屋前からは高齢の方が多く乗り込んできました。すれ違うバスには立ち客も見られ、幹線系統としての存在感があります。高齢の方は、電車時代からの利用客なのでしょう。
高齢化率が政令市トップの北九州市。LRVを導入して、お年寄りにも優しい交通機関として甦らせる方法もあるのでは…もう少し時代が下っていれば、そんな議論になっていたかもしれません。
到津の森公園で下車。今は市営公園となっていますが、かつては西鉄が運営する「到津遊園」という遊園地でした。宮地岳線の香椎花園、大牟田線の太宰府園という具合に、各線の沿線に遊園地を展開していた西鉄ですが、到津遊園は路線と運命を共にした格好です。
北九州線跡には時間帯指定のバス専用レーンがありますが、あまり厳密には守られていないようでした。
JR小倉工場横の、日豊本線を陸橋で渡ります。電車はモーター音を轟かせ、急こう配を登っていました。
陸橋上の真ん中の車線には、レール幅の微妙なひび割れが見られます。レールを残したまま上から舗装すると、温度で収縮するレールが舗装のひび割れを誘発するのです。
電車の廃止時、ほとんどの区間でレールは撤去の上で舗装されましたが、陸橋ではそのまま舗装されたのでしょう。
夕方の賑わう小倉駅前を通過し、終点・砂津着。ショッピングセンターのチャチャタウンも、買い物客で大賑わいです。西鉄の経営するここは、かつての電車車庫跡です。
隣接する西鉄バス営業所のレンガ壁部分は、電車の営業所だったところです。廃止時のニュースでは電車資料館として活用すると言っていましたが、沙汰止みになってしまったのは残念。
砂津から高速バスで一気に久留米に戻り、「自宅泊」で旅は続きます。
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失われた鉄路を歩く【2】西鉄宮地岳線
■旅と鉄道
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2013年02月10日
2日目の朝は日之影で迎え、朝イチの高速バスで一気に天神へ。都市高経由の路線バスで香椎に抜け、2番目のターゲット・西鉄宮地岳線跡探訪のスタートです。
宮地岳線は、地下鉄箱崎線の終点・貝塚から香椎、三苫を経由して福津市の津屋崎を結んだ路線です。福岡市側の三苫以南はそこそこの乗客があるのですが、三苫以北は閑散路線。三苫~新宮の1駅間は存続したものの、新宮~津屋崎間は2007年3月に廃止されました。
並行するJRの増発やモータリゼーションなど、乗客減の理由は様々。それでも本数減はさらなる乗客減を招くとして、廃止の日まで13分間隔の運行を続けたのは立派でした。
当たり前のように13分毎に走っていた電車の名残を追います。
今回はバス旅行というコンセプトにしていましたが、残存区間があるなら乗っておくべきというわけで、宮地岳線転じ西鉄貝塚線の香椎駅へやってきました。
2006年の高架開業直後は殺風景な駅前風景でしたが、今はにしてつストアやテナントビルがオープンして、賑やかな雰囲気になってます。高架になると、変わらないはずの周辺の風景も、どこか都会的に見えます。
西鉄新宮着。電車の写真を撮っていると、駅員さんから声を掛けられました。宮地岳線時代の写真集を見ながら、しばしありし日の宮地岳線の話題で盛り上がりました。
明らかに「鉄っちゃん」ではないのに駅や電車の写真を撮る人もたまにいるらしく、聞けばたいてい新宮出身のシンガーソングライター・YUIのファンなのだとか。ちなみに僕は「鉄っちゃん」であり、YUIのファンでもあり。でも新宮駅がPVロケ地とは知らなかった。「東京」のPVかな。
新宮駅を出て左手に歩くと、線路跡にバス乗り場と転回場があります。15系統が宮地岳線の代替便。30分に1本と、鉄道時代に比べ本数は激減してしまいました。
線路跡を並行する道路がないことから、バスは旧3号線を走ります。休日昼間でも通行量は多く、朝夕は渋滞が激しそう。旧線跡をBRTにすれば、定時性向上に役立ったのでは?と思わなくもありません。JR福間駅前に乗り入れ、福岡方面へ行くのに無理に西鉄に誘導しようという姿勢がないのは評価できます。
津屋崎駅跡着。数年前まで「駅跡」らしい雰囲気があったのですが、住宅地として切り売りされ、すでに何軒か家が建ち始めていました。
隣接する公園から見下ろした駅跡。空き地と右側の家が、駅の跡地です。そこに駅があったことを忘れそうになりますが、駅前駐輪場は残っています。タクシーも、相変わらず待機していました。
駅開設記念碑は、フェンスの向こう側に。住宅地として分譲されても、駅があった証に残ってほしいものです。
右:ありし日の津屋崎駅(2005年1月)。
レールや架線が外された線路跡。路盤は残ってます。
津屋崎海水浴場。僕らが小さい頃、運転できない学生同士で行く海水浴といえば、電車で津屋崎というのもメジャーでしたが、過去の話になってしまいました。海水浴というレジャー自体も、だいぶ下火になったように思います。そんなことは関係ないかのように、津屋崎の海岸はこの日も美しいものでした。
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失われた鉄路を歩く【1】高千穂鉄道
■旅と鉄道
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2013年02月10日
鉄道路線がなくなった時、沿線の地域はどう変わっていくのか、そして変わらないのか。それを確かめるには、乗ったことはあるのに、その後廃止されてしまった鉄路の跡を辿るのが一番です。そこで2月の3連休、乗車しながら廃止の憂き目にあった九州内の4路線の跡をめぐる旅行に出かけました。
具体的には、以下の4路線・5区間です。
・西鉄北九州線 折尾~熊西間: 2000年11月26日廃止
・西鉄北九州線 黒崎駅前~砂津間:1992年4月1日廃止
・西鉄宮地岳線 西鉄新宮~津屋崎間:2007年4月1日廃止
・島原鉄道:島原外港~加津佐間:2008年4月1日廃止
・高千穂鉄道 延岡~高千穂間:2005年9月6日台風災害により運行休止、その後廃止
いずれの区間も現在は代行バスが走っていますが、それらを巡るのにピッタリなのが「SUN Q PASS」。九州内のほとんどの高速バス、路線バスに乗り放題で、3日間1万円というお得なきっぷです。
まずは初日と2日目、高千穂鉄道の跡を訪ねてみました。
高千穂鉄道は国鉄高千穂線として開業。80年代の国鉄再建時に廃止が決定しましたが、地元自治体と民間企業が引き受け、第三セクターの「高千穂鉄道」として再出発しました。
少ない利用客に苦しみながらも、観光客の誘致に努力。一定の成果を上げていましたが、2005年の台風17号で甚大な被害を受け、運休に追い込まれます。再起が模索されましたが資金の工面がつかず、2008年には正式に全線が廃止となりました。
高速バス「ごかせ」に乗り、高千穂バスセンター着。
標識には「駅」の字がしっかり残っています。
陸橋から見た駅跡。生きている駅のようです。
案内看板もそのまま。
駅前にはタクシーも止まり、列車が走っていた頃とさほど変わらないたたずまいです。
この駅、「高千穂あまてらす鉄道」の手で管理、解放されており、入場料100円で見学できるようになっているのです。
研修庫には気動車が2両、大切に保存されています。
研修ピットにも自由に入ることができて、列車の下回りに潜り込めます。
駅前から、旧鉄道沿線を結ぶ旧道経由のバスに乗ります。車窓には、東洋一の鉄道橋と謳われた、水面からの高さ105mの高千穂橋が映ります。
高千穂鉄道は、日之影までを鉄橋やトンネルで結んでいましたが、旧道経由のバスは五ヶ瀬川の沿岸の隘路を走ります。離合も困難な、なかなかの難路です。
吾味で下車。吾味駅跡を起点に、線路跡の遊歩道が整備されています。吾味駅は線路跡に町道が通り、なんだかBRTみたいです。
第三五ヶ瀬川橋梁。美しい曲線を描きます。
遊歩道には線路が残され、片方の線路を土止め代わりに砕石舗装されています。歩きやすいながらに線路を歩いている感もあって、ついスタンドバイミーが鼻歌に出てきます。トンネルも一ヶ所。
標識も残ります。
日向八戸駅も、町道に変わっていました。
遊歩道は観音滝を望む橋梁上で終了。ただ、この先も立ち入りは禁止されておらず、自己責任で自由に歩けるようです。
再びバスに乗り、延岡へ。町をぶらりと歩き、折り返しのバスに乗ります。
廃線跡の鉄橋は、洪水で流されたもの以外は、ほとんど原型を留めています。
一部の駅も残っています。
草生している路盤もあります。
鉄橋をくぐれば、延岡市北方へ。
「駅」の名前を残す、川水流駅前バス停で下車。
しかし、駅はすっかりきれいになくなっていました。
駅の前後には、線路が残っています。
運休から9年、線路はすっかり錆びついていました。
日の影駅前まで戻り、今夜は日之影町に宿泊。泊まり先はここ、「TR列車の宿」です。高千穂鉄道の車両を活用した宿泊施設で、シングル3,500円からとお手頃な値段で泊まれます。
中はこんな感じ。和風個室寝台といった雰囲気です。
食事やお風呂は、旧駅舎でできます。宮崎名物・チキン南蛮を食べ、温泉でゆっくりしてくつろぎました。鉄道時代は「温泉のある駅」として有名でした。
日之影町内にも、立派な高架橋が残ります。
かなり具体化していた一部区間の再開が果たされなかったのは残念ですが、廃線になった今も地元から大切にされている鉄道路線でした。
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天吹酒造の蔵開きへ
□久留米なう
/
2013年02月04日
佐賀県三養基郡みやき町大字東尾、天吹酒造。
母校の北茂安小学校前にあり、北茂安中学校への通学路前でもあった酒造会社です。
もちろん子どもの僕には無縁な場所ではあったけど、仕込みの時期の早朝に漂うお米のいい匂いに、季節を感じていました。
ありふれた地元の酒造会社ってイメージだったんだけど、最近は佐賀大学とのコラボ酒や宮城県産米を使った復興支援酒を出したり、フェイスブックでPRしたりと、お酒そのものの認知度拡大にがんばってるようです。
久留米市民になって久留米のあちこちの酒蔵に行ってみたけど、地元にもアンテナを張らねば!というわけで、週末に開かれた「蔵開き」に行ってみました。
20年前はのぞきこむだけだった敷地内へ。
母屋を抜ければ、こんな空間が広がってました。
ステンレス製の酒樽の中では…
熟成なうの原酒が。なんともいえぬ、いい香りが漂います。あちこち酒蔵見学に行ったけど、酒樽の中まで見せてもらったのは初めてでした。フツフツ立つ気泡に、ちょっと感動。
母屋1階では、3杯500円で楽しめるプレミアム試飲が。ワイングラスで飲むのはオシャレだからではなく、香りをよく楽しめるようにです。
同じクラスの酒でも、お米によってずいぶん味が変わるものです。お好みの1杯を探そう!
西町のケーキ屋さんのコーナーもあり、辛党のご主人についてきた甘党の奥様も楽しめます(僕の同行者ファミリーのことです)。
2階に上がれば角打コーナー。蔵人おすすめの秘蔵酒や、未発売のお酒も味わえました。見知らぬ人ともワイワイ。しかも1杯100円から。日曜日の昼から、飲みすぎてしまいました…。
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