サンライズ瀬戸・琴平行きは、順調に西へ。朝起きれば東京のビル街はどこへやら、中国地方の田園風景が広がっていました。
基本的に夜を過ごすことが前提の車内ですが、シングルツインだけは上段のベッドを折り畳み、下段のテーブルを出して昼間モードにできます。
間もなく、岡山に着いてしまいましたが。
岡山では、分割シーンに人だかり。時間はまだ6時半前だけど、趣味のためならみんな早起きです。
終点の琴平までお付き合いしたい雑念を払い、新幹線ホームへと上がりました。
大阪から九州へ下る朝イチの新幹線、みずほ601号に乗り継ぎです。博多で「つばめ」に乗り継げば、久留米には9時ジャストに到着。おかげで11時出勤の嫁さんも、ライブを最後までゆっくり楽しめたわけです。
一方の僕は、今日までお休み。広島駅で降りて、西へ急ぐ嫁さんを見送りました。ゴメンネ!
広島駅は大改良の真っ最中。在来線口には、仮設の新幹線発着案内が置かれてたけど、アレ、これ普通の液晶テレビに案内板を生中継で映してる!?背景に何か映ってます…。
山陽本線の黄色い電車に乗り換え、下ること1駅、新白島駅で下車しました。昨年3月にできたばかりの新駅で、背後には戦後広島の復興のシンボルともいえる、基町アパートが並びます。
JR駅を出ると、木の屋根がかかる歩道橋が直結。道路の「中州」に渡れば…
市内北部と中心部を結ぶ新交通システム、アストラムラインの新白島駅があります。1994年の開業から21年、ようやくできた山陽本線との接続駅です。
乗り換え通路は短いとはいえないものの、後から追加された新駅としては頑張ったアクセスだと思います。
アストラムラインがちょうど地下から高架に上がる場所に駅があり、地上のコンコースから半地下のホームへ降りていく形になります。
楕円形の屋根に円形の穴が空き、差し込む朝日がいくつもの模様を浮かび上がらせていました。
「ICOCA」で改札を抜け、アストラムラインの電車に揺られて郊外へ。日曜の8時台、それも郊外へ向かう路線なのに、高校生を中心に満席状態でした。部活の練習試合か何かかな。
開業時から設けられているJR可部線との連絡駅、大町で下車。路線バスやコミュニティバスも発着、大規模な駐輪場もあって、交通結節点になっています。
京阪神カラーの113系で、可部方面へと下ります。中国地方では列車の単色カラー化が進む中、貴重な生き残りです。車内は最新鋭の電車と同等レベルにまでリニューアルされていて、快適。
可部線の沿線は、2年前の8月に甚大な土砂災害に見舞われた地域。車窓に映る街は、久留米にもあるようなごく普通の住宅街で、大規模な土砂崩れが起きるようなイメージはなかっただろうと思います。
今も山肌には災害の爪痕が残り、災害復旧工事が進められていました。
終点・可部着。かつてはこの先、三段峡駅まで伸びていましたが、2003年には廃線になっています。
可部駅前は、屋根付きのバスターミナルに。新白島駅しかり、路面電車とJRの乗り換え駅しかり、異なる交通機関同士の結節点の再整備は、広島のお家芸ともいえます。
さて三段峡までは途絶えてしまった可部線の鉄路ですが、途中の旧河戸駅までの2kmを、電化の上で復活させる工事が進んでいます。車止めの先では、線路の建設工事をやっていました。
真新しい線路と架線柱。柵も新品になっています。
実際、河戸駅までは「休止」ではなく「廃止」の手続きが取られたため、この区間の復活は新線の扱いなのだそうです。
復活区間の中には3カ所の踏切があり、新線建設では踏切を設けないという大原則がある故、許認可権者とはモメにモメたと聞きます。おかげで、開業も当初の予定から3年も伸びてしまったのだとか。
廃止ではなく休止扱いにしておけば、スムーズだった…のかな?
猛暑の中での作業、お疲れ様です!
帰路の電車は、227系「レッドウイング」でした。国鉄時代からの電車が幅を利かせていた広島都市圏にあって、普通電車への新車投入は32年ぶりのこと。広島期待の大型新人です。
外観で目を引くのが、先頭車に設けられた転落防止ホロ。車両同士を連結した際に、隙間に乗客が落ちるのを防ぐためのものです。
京阪神の新型車にも付いているものですが、デザイン上はお世辞にもスマートとはいえないもの。そこを227系ではあえて赤に塗ることで際立たせ、レッドウイングという愛称の由来にまでなりました。何事も、料理は やり方だと思います。
2015年のグッドデザイン賞にも輝きました。
車内も、京阪神の新型車と同等の仕様。国鉄形のリニューアル車も快適でしたが、やはり乗り心地は新型車の方が上です。
ドアには補助席が設けられ、昼間のみ利用できます。
快適な乗り心地を楽しみ、山陽本線との接続駅、横川で下車。このまま広島駅まで乗り通してもよかったのですが、久々に広電の路面電車に揺られたくなったのです。
十日市町電停で、横川線から本線へ乗り換え。5車体連接のドイツ車、グリーンムーバ―がやってきました。
本場ドイツに行って以来、初めての乗車ですが、遜色ない乗り心地です。ただ運賃の収受を一人一人から行う分、電停の停車時間が長くかかるのはもどかしい所。電停で切符を買えて、全ドアから乗り降りできる(その代わり抜き打ちの車内改札で、無札が発覚すれば罰金)ヨーロッパ式の信用乗車制度が導入されたらと、想像が巡ります。
広島駅に到着。駅そのものも工事たけなわですが、駅前も再開発ビルが完成間近でした。タワーマンションの低層部がビッグカメラになった、複合型のビルです。
在来線ホームに行くと、昨年土日のみながら復活した山陽線の快速電車が止まっていました。電車は新型のレッドウイング。
乗客減に伴い、列車本数や編成両数の削減は進んでいますが、体質改善も着実に続いています。
昼ごはんに「あなごめし」を食べながら、一気に久留米へ。時間は午後1時、家に帰って4日分の洗濯をしなければ!
基本的に夜を過ごすことが前提の車内ですが、シングルツインだけは上段のベッドを折り畳み、下段のテーブルを出して昼間モードにできます。
間もなく、岡山に着いてしまいましたが。
岡山では、分割シーンに人だかり。時間はまだ6時半前だけど、趣味のためならみんな早起きです。
終点の琴平までお付き合いしたい雑念を払い、新幹線ホームへと上がりました。
大阪から九州へ下る朝イチの新幹線、みずほ601号に乗り継ぎです。博多で「つばめ」に乗り継げば、久留米には9時ジャストに到着。おかげで11時出勤の嫁さんも、ライブを最後までゆっくり楽しめたわけです。
一方の僕は、今日までお休み。広島駅で降りて、西へ急ぐ嫁さんを見送りました。ゴメンネ!
広島駅は大改良の真っ最中。在来線口には、仮設の新幹線発着案内が置かれてたけど、アレ、これ普通の液晶テレビに案内板を生中継で映してる!?背景に何か映ってます…。
山陽本線の黄色い電車に乗り換え、下ること1駅、新白島駅で下車しました。昨年3月にできたばかりの新駅で、背後には戦後広島の復興のシンボルともいえる、基町アパートが並びます。
JR駅を出ると、木の屋根がかかる歩道橋が直結。道路の「中州」に渡れば…
市内北部と中心部を結ぶ新交通システム、アストラムラインの新白島駅があります。1994年の開業から21年、ようやくできた山陽本線との接続駅です。
乗り換え通路は短いとはいえないものの、後から追加された新駅としては頑張ったアクセスだと思います。
アストラムラインがちょうど地下から高架に上がる場所に駅があり、地上のコンコースから半地下のホームへ降りていく形になります。
楕円形の屋根に円形の穴が空き、差し込む朝日がいくつもの模様を浮かび上がらせていました。
「ICOCA」で改札を抜け、アストラムラインの電車に揺られて郊外へ。日曜の8時台、それも郊外へ向かう路線なのに、高校生を中心に満席状態でした。部活の練習試合か何かかな。
開業時から設けられているJR可部線との連絡駅、大町で下車。路線バスやコミュニティバスも発着、大規模な駐輪場もあって、交通結節点になっています。
京阪神カラーの113系で、可部方面へと下ります。中国地方では列車の単色カラー化が進む中、貴重な生き残りです。車内は最新鋭の電車と同等レベルにまでリニューアルされていて、快適。
可部線の沿線は、2年前の8月に甚大な土砂災害に見舞われた地域。車窓に映る街は、久留米にもあるようなごく普通の住宅街で、大規模な土砂崩れが起きるようなイメージはなかっただろうと思います。
今も山肌には災害の爪痕が残り、災害復旧工事が進められていました。
終点・可部着。かつてはこの先、三段峡駅まで伸びていましたが、2003年には廃線になっています。
可部駅前は、屋根付きのバスターミナルに。新白島駅しかり、路面電車とJRの乗り換え駅しかり、異なる交通機関同士の結節点の再整備は、広島のお家芸ともいえます。
さて三段峡までは途絶えてしまった可部線の鉄路ですが、途中の旧河戸駅までの2kmを、電化の上で復活させる工事が進んでいます。車止めの先では、線路の建設工事をやっていました。
真新しい線路と架線柱。柵も新品になっています。
実際、河戸駅までは「休止」ではなく「廃止」の手続きが取られたため、この区間の復活は新線の扱いなのだそうです。
復活区間の中には3カ所の踏切があり、新線建設では踏切を設けないという大原則がある故、許認可権者とはモメにモメたと聞きます。おかげで、開業も当初の予定から3年も伸びてしまったのだとか。
廃止ではなく休止扱いにしておけば、スムーズだった…のかな?
猛暑の中での作業、お疲れ様です!
帰路の電車は、227系「レッドウイング」でした。国鉄時代からの電車が幅を利かせていた広島都市圏にあって、普通電車への新車投入は32年ぶりのこと。広島期待の大型新人です。
外観で目を引くのが、先頭車に設けられた転落防止ホロ。車両同士を連結した際に、隙間に乗客が落ちるのを防ぐためのものです。
京阪神の新型車にも付いているものですが、デザイン上はお世辞にもスマートとはいえないもの。そこを227系ではあえて赤に塗ることで際立たせ、レッドウイングという愛称の由来にまでなりました。何事も、料理は やり方だと思います。
2015年のグッドデザイン賞にも輝きました。
車内も、京阪神の新型車と同等の仕様。国鉄形のリニューアル車も快適でしたが、やはり乗り心地は新型車の方が上です。
ドアには補助席が設けられ、昼間のみ利用できます。
快適な乗り心地を楽しみ、山陽本線との接続駅、横川で下車。このまま広島駅まで乗り通してもよかったのですが、久々に広電の路面電車に揺られたくなったのです。
十日市町電停で、横川線から本線へ乗り換え。5車体連接のドイツ車、グリーンムーバ―がやってきました。
本場ドイツに行って以来、初めての乗車ですが、遜色ない乗り心地です。ただ運賃の収受を一人一人から行う分、電停の停車時間が長くかかるのはもどかしい所。電停で切符を買えて、全ドアから乗り降りできる(その代わり抜き打ちの車内改札で、無札が発覚すれば罰金)ヨーロッパ式の信用乗車制度が導入されたらと、想像が巡ります。
広島駅に到着。駅そのものも工事たけなわですが、駅前も再開発ビルが完成間近でした。タワーマンションの低層部がビッグカメラになった、複合型のビルです。
在来線ホームに行くと、昨年土日のみながら復活した山陽線の快速電車が止まっていました。電車は新型のレッドウイング。
乗客減に伴い、列車本数や編成両数の削減は進んでいますが、体質改善も着実に続いています。
昼ごはんに「あなごめし」を食べながら、一気に久留米へ。時間は午後1時、家に帰って4日分の洗濯をしなければ!