Chang! Blog
福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです




 3月27日(土)、2年ぶりの西鉄ダイヤ改定が行われました。一昨年、福岡~大牟田間で1時間を切ったばかりの特急が再度スピードダウンしたり、都会っぽさを感じられた列車種別だった快速急行が急行に格下げ(両数減)されたりと、残念な話題もいくつか。
そんな中で輝いていたのは、なんといっても天神大牟田線18年ぶりの新駅・紫駅の開業です。当初は2008年春開業の予定でしたが、用地買収の遅れから開業延期になっており、当初予定から2年遅れでの開駅にこぎつけました。
 そしてこの紫駅は、「JR二日市駅前」ともいえる場所にある上、バスネットワーク上にも位置することから、駅周辺に留まらない広範囲からの利用を呼び込む駅となりそうです。期待の新駅、開業初日に訪ねてみました。

オートチャージSUGOCAを試す


 JR二日市駅からの近さを試すべく、まずはJR久留米駅から鹿児島本線の上り快速電車に乗り出発。22日に郵送されてきたJQカード紐付きのオートチャージSUGOCAを使い試してみました。
 郵送されてきた時点では0円の状態でしたが、久留米駅の改札を通過する際に「チャージしました」との音声が出て、初期設定通り3000円のチャージが完了。便利です。
 利用明細には、種別欄に「オート」と表示されていました。

JR~西鉄の徒歩連絡駅として見た紫駅


 JR二日市駅に到着。駅のパン屋・トランドールで朝食を済ませた後、駅前通りに歩き出しました。
①寺社風のJR二日市駅を出発
②駅前正面の道、筑紫野市上下水道部に向って歩き出します
③2分で天神交差点へ。ここで更に2分間、信号待ちです。
④飲み屋も数軒見える道を歩けば、6分で紫駅到着。切符を買う時間を含めても、両駅間は10分見れば充分でしょう。
 これまで二日市周辺でのJR~西鉄間徒歩連絡といえば、天拝山~朝倉街道間がよく使われていましたが、乗り換え距離は紫駅の方が100m短く、信号も少なくて便利に感じました。
 また天拝山は普通電車しか止まらず、鳥栖方面からは特急退避などで時間のかかる駅でもあります。一方のJR二日市駅では快速・特急も止まり、西鉄側も紫駅から1駅・西鉄二日市駅に上れば特急・急行と接続しており、時間的にも有利です。
 佐賀、鳥栖方面から大橋や平尾に行く時、あるいはJR沿線から太宰府に行く時などには、便利な乗り換えルートができました。
 惜しむらくは、運行頻度。朝倉街道から福岡方面では昼間、1時間に急行4本、特急に接続する普通2本の6本がありますが、紫駅では特急・急行に接続する普通のみ1時間に4本と、本数では少なくなっています。

バリアフリーに配慮された2つの駅舎


 さて、おろしたての新しい駅舎を見学してみましょう。
 開業初日にも関わらず、飾り付けが一切なく、当たり前のように営業しているのが逆に新鮮です。上り電車を待つ乗客も多く、初日から日常の駅機能を果たしているように感じました。
 上下線それぞれ2つの駅舎を持っており、それぞれの駅舎に駅員が詰める、一見井尻駅にも似たスタイル。井尻駅には上下線をつなぐこ線橋もありますが、紫駅は構内踏切すらなく、乗車の際には駅舎を間違えないよう要注意です。
 二日市方面駅舎の方がいくぶんコンパクトで、駅員在中時間も22時までと短め。駅前には、ロータリーと呼ぶにはあまりにも小さな車寄せが設けられていました。駐輪場では、料金機がnimoca対応になっています。


 一方の久留米方面駅舎は、観光協会からの「紫」の墨書が輝いていました。駅窓口の営業時間は、始発から終電まで。ホームからは広いスロープで結ばれており、一気に降りてくる乗客を淀みなくさばける構造です。ロータリーは、さらにこぶり。
 いずれの駅舎も最小限の設備・面積ですが、地面に近く、バリアフリー的には最高の施設。身軽な街乗り電車を体言した駅舎です。


 ホームは福岡方面が広く取られており、屋根も久留米方まで伸びていて、電車を待つ通勤客を受け入れられるよう配慮されています。下りホームは、幅も屋根も最小限。限りある敷地と予算で、苦心した跡がうかがえます。

バスとの乗り継ぎも便利に


 紫駅のもう一つの特徴は、駅前を走るバス路線があること。太宰府市・筑紫野市東部とJR・西鉄二日市両駅を結ぶバスが経由します。1時間に3本以上と、本数もある路線です。
 このバス、JR二日市駅を経由し、西鉄二日市駅が終点となる路線でしたが、JR二日市駅の手前で紫駅に停車することになりました。通勤時間帯は西鉄二日市駅まで行くより、こちらで乗り換えた方が確実なはずで、これも広範囲から利用される理由となるでしょう。

周辺への影響は?


 駅周辺もぐるり一回り。駅前の駐輪場は有料でしたが、南へ歩くと、これまた最小限な面積の無料駐輪場が設けられていました。少し歩いてもよければ無料というわけですが、キャパシティが少なく、早晩満車になってしまうのでは?と不安に。
 駅近くのオフィスビルは、早くも「紫駅前」を名乗っていました。


 駅東の坂道を上がれば、高校やマンションが並んでいます。高台にあるせいか、学生の活気というよりは、文京街の落ち着きがある界隈に感じました。
 大規模にブルドーザーが動き回るのは、西鉄の開発するシニア向けマンションの建設現場。紫駅の解説決定を伝えるニュースでは、周辺からの、
 「開発がやりたくて駅を作るのでは?」
 「街の雰囲気が壊れそう」
 との懸念も伝えられていたように記憶しており、そのような一面もあるようには感じました。


 今回のダイヤ改定では、例によって冊子型の有料時刻表(300円)と、ダイヤグラムになっている無料時刻表が配布されています。特に後者は西鉄名物ともいえる、一般の人には難解極まりないもので、ぜひ入手してみて下さい。


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 3月1日の記事で紹介した、JR九州のクレジットカード「JQ CARD」と、オートチャージ対応「SUGOCA」が今日、我が家に届きました。


 これ以上クレジットカードを増やすのは嫌でしたが、応援しているJR九州初のカードであること、SUGOCAのオートチャージ機能を使いたいことから、加入を決めた次第。使い試しは、今週末になりそうです。

 一方のnimocaでは、福岡を越えたエリア拡大のニュースが飛び込んできました。大分のバス3社(大分バス・大分交通・亀の井バス)での導入が決定、今年末12月頃からの運用を開始するそうです(関連記事)
 大分では既に3社共通のバスカードが導入されているものの、磁気カード機器の維持管理の難しさから、ICカードへの転換が決定。これまでのような独自システムではなくnimocaの導入となったのは、西鉄グループの亀の井バスの存在も寄与したもかもしれません。
 利便性からいえば利用者のメリットは大きく、佐賀や熊本などへの導入にも弾みがつくかも。さらに地方都市圏としては近距離区間の利用が多い、JR各線・大分4方面へのSUGOCA導入へ、呼び水ともなる…か!?

 一方で大分のバスカードには、プレミアムが多い「学生バスカード」があり、これをどう代替していくかも興味あるところ。12月に向け、こちらも目が離せないことになりそうです。

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 福岡を差し置いて、唯一タクシーでnimocaを使えるのが、久留米の西鉄タクシー。導入そのものは昨年5月から始まっていましたが、この4月からはポイントサービスも始まることになりました。

 ポイント付与率は、電車に倣って1%、良くてもバス並みの2%くらいかと思っていましたが、意外や意外、3%の高率付与となっています。

 久留米のタクシー運賃は、一部会社や個人タクシーが初乗り500円台で、大手法人の600円台と差が付いており、激しい競争に。僕も安いタクシーを選んで乗るようにしていますが、600円台のタクシーしか見つからない時は、ポイント目当てで西鉄タクシーを利用するようになりそうです。

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 来春の開業に向け、着々と工事が進む九州新幹線。線路ウォークや駅舎見学会などのイベントが各駅周辺で開かれていますが、情報のキャッチに失敗したり、予定が合わなかったりで、ことごとく参加できていませんでした。

 そんな中、新玉名駅の見学会が開かれるという情報を得ました。前日はICカード相互利用初日であちこち歩き回りましたが、こちらも見逃せないイベント。高速を飛ばして、熊本県玉名市に駆けつけました。


 新玉名駅は、菊水ICから約10分。既存の玉名駅から大きく離れた、田んぼの真ん中に設けられています。
 駐車場に指定されていたのは近隣の玉名小学校で、歩いて10分ほどかかりましたが、先週の雪が嘘のように暖かく晴れ、歩くには気持ちのいい天気。見学会に合わせて玉名駅からの「JR九州ウォーキング」も開催されていましたが、いい汗をかけたのではないでしょうか。


 新駅舎には、内外装ともに木材を多様していて、近代的ながらもぬくもりのある雰囲気。小ぶりながらにも機能的にまとまっており、使い勝手もよい駅になりそうです。ホームにまで木材が使われていて、新幹線では初の例では?


 今回の目玉は、ホームの下や線路の上など、開業後は絶対に不可能になってしまう場所に立ち入れること。ヘルメットを受け取り、ホームの下にもぐりこみます。
 僕は毎日のようにヘルメットをかぶっているので慣れていますが、慣れない人にはフックを固定するのが難しいようで、紐をぶらぶらさせている人がほとんど。子供に至っては着用していない子も多かったですが、一応建設現場なのですから、きちっとしないと…
 新幹線の軌道を間近で見ると、思いの他路盤が大きく、高さもあるのに驚かされます。安全な大量輸送を守る、大切な技術が詰まった線路です。


 ほとんど完成した駅舎に対して、駅前広場の造成はまだまだ進行中。場所を考えるとほとんどが自家用車でのアクセスになると予想され、かなり大規模な駐車場が設けられるようです。
 駅の熊本側は、大きな菜の花畑が広がっていました。おもてなしの気持ちとして6haもの土地に菜の花を植えたそうで、来春の開業時にも楽しめることでしょう。


 もう一つの新駅、新大牟田駅にも立ち寄ってみました。こちらは南関インターから大牟田市街地に向う途中に位置し、周りは住宅地になっています。
 外観はゆるやかにカーブを描く独特の白い壁が目を引き、穏和なイメージです。駅には近づけず、どんな内装になるのかは分かりませんが、開業を楽しみに待ちたいと思います。


 こちらの駅前整備も、まだまだこれからといったところ。既存市街地から遠いのは同じで、いかに自家用車でのアクセスを容易にするかが、利用増へのカギになりそうです。


 今日見た2つの駅は、いずれも在来線の駅から離れた新駅になり、街づくりの上ではなかなか難しい面も併せ持っています。しかし駅舎デザインには力が入っており、期待を背負っていることには間違いないようです。
 開業まであと1年、この先の変化も見守っていきたいと思います。

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新宮中央駅 開業


 カードの相互利用化以外では話題に乏しかったJR九州のダイヤ改定ですが、その中でも新宮中央駅の開業は明るい話題。上の府バス停から歩いて5分、新駅の駅前は太鼓ばやしが鳴り響き、お祭り会場と化していました。
 新駅の駅舎は、前年にお隣に開業した ししぶ駅よりも立派で、東口に至ってはテナントスペースも確保されています。外装はアルミ板を基本に、洗練された雰囲気。自由通路上には屋上緑化が施されており、憩いの場になっています。駅前を見晴らせる展望デッキも気持ちよく、よくできた駅舎です。
 
 駅前はほとんどが開発用地になっており、これからの発展が期待されそう。一方で、周辺の住宅開発が進んでいることから廃止が見送られた、西鉄貝塚線の三苫~新宮間の利用にも、多少の影響を及ぼしそうではあります。

筑肥線にエリア拡大、昭和バスでもnimoca

 手持ちのSUGOCAは残高が少なくなってきていたので、チャージをしてもよかったのですが、物は試しにとnimocaで博多まで乗ってみました。特に自動改札機に「他社カード利用」などと表示されるわけではなく、いたって違和感なく使えます。
 博多からは地下鉄に乗り、姪浜を越えて九大学研都市駅へ。半月だけ通勤で使ったことのあるルートですが、今日から筑肥線にもSUGOCAが導入され、便利になりました。なお地下鉄と筑肥線をまたがって利用する場合、SUGOCAならJR区間、はやかけんなら地下鉄のみポイントが付くことになりますが、付与率の違いから、はやかけんがお得になるシーンが多いようです(関連記事参照)。


 佐賀県から福岡市西部にかけて路線を持つ昭和バスも、一足先に2月27日からnimocaを導入。独自カードの相互利用ではなく、nimocaそのものを導入したので、今日からは西鉄バスと同様、SUGOCA、はやかけんも使えるようになりました。これまで磁気カードもなかった昭和バスでしたが、一気に2段階の近代化を果たしました。

 時間があれば九大伊都まで行って見てもよかったのですが、この後の予定もあったので、周船寺まで使い心地を試してみることに。特に目新しいことはなく、西鉄と同じで違和感はありません。降車側のカードリーダーが、90度傾いて取り付いていたことが気になったくらいです。
 昭和バスはポイント付与率が5%と、西鉄バスより高いのが特徴で、160円区間で8ポイントが付きました。
 現在のところnimocaが使えるのは、福岡都市圏と福岡を発着する高速バスに限られますが、いずれはバス全車に拡大する予定だとか。福岡を越え、佐賀も次第にICカードエリアに組み込まれていきそうです。

 周船寺から姪浜までは、手持ちのSuicaを使い試し。これも、当たり前のように改札をパスしました。JRのみならず、私鉄・バスでも当たり前にSuicaが使える地方は、福岡が初。東京・新潟・仙台の皆さんにも、遊びに来た際には福岡の公共交通機関を大いに利用してほしいものです。


 姪浜駅で下車。今回相互利用を開始した4社のうち、2社が改札を共用している駅はここだけで、どんな状況になっているのか観察してみました。

 まず目に付いたのは、電子マネー対応自販機。SUGOCAと「はやかけん」に対応した自販機が、ホーム上に2台並べて設置してありました。
 実際のところ、「はやかけん」でSUGOCAの自販機を利用することは可能(もちろん逆も可能)で、120円ではポイントも付かないので、利用者にとってはどちらを使っても同じです。それでも無意識のうちに、手持ちのカードのロゴが書かれた自販機を使ってしまいそう。

 もう一つ気になったのは自動改札機。カードリーダーには、他の地下鉄駅と同様に「はやかけん」のロゴが描かれ、「nimoca・SUGOCA・Suicaご利用できます」とステッカーが貼ってありました。自動改札機は、市の持ち物なのかな?

 姪浜で用事を済ませ、地下鉄と西鉄を乗り継ぎ、久留米へ帰宅。相互利用の「使い試し」は、つつがなく終了しました。

 これまで3つに分かれ、分かりにくさと不便さは否めなかった福岡のICカード。これからも3つのカードが併存することになりますが、
 「とりあえず1枚あればいい」
 という便利さは、特に日常的に公共交通機関を使わない人への訴求力を持っていると思います。
 公共交通機関の復権に向け、手を結ぶところは手を結び、競い合う所は競い合う。今後も各社とも、よりよいサービスに磨きをかけていくことを期待します。



 なお今回乗ったうち、nimocaの利用履歴は以上の通り。今までに見られなかった表示が、いくつか見られました。
【1】はJR久留米駅のSUGOCA自販機で利用したもので、単に「電子マネー」と表示されるのみです。どの相互利用先で使ったのかも分からないような記載になっています。
【2】やりうどんのキャンペーンで、1割引の端数が出た値段になっています。
【3】JR九州で利用したことは分かりますが、乗車駅が分かりません。
【4】こちらは相互利用ではなくnimoca利用ということでか、昭和バスの文字が現れなくなっています。

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西鉄貝塚線にもnimoca導入


 気を取り直して、地下鉄箱崎線直通電車で貝塚駅へ。貝塚駅を介して接続する西鉄貝塚線も、今日からnimoca導入です。路線の一部廃止や減便など後ろ向きな施策が続いた貝塚線ですが、ひさびさに明るい話題となりました。
 都会でありながら有人改札だったのも逆に新鮮な光景でしたが、nimoca導入に合わせて貝塚、千早、香椎の3駅では天神大牟田線同様の緑の改札機を導入。特に貝塚は6台も設けられており、スムーズな改札に一役買いそうです。

 2両編成の電車は変わりませんが、車内は子連れの乗客でいっぱい。nimoca効果でもあるまいしと思っていましたが、千早駅で7割方の乗客が下車しました。ほとんどが千早駅前で開催中の「ダイハツ コルテオ福岡公演」の観覧客だったようです。
 千早にはJRも通じていますが、地下鉄と西鉄がタッグを組んで割引きっぷを発売しており、これが好評な模様。JR鹿児島本線の攻勢に苦戦気味の貝塚線ですが、博多駅よりも貝塚駅の方が乗り換えはラクだし、地道にニーズを掴んでいってほしいものと思います。


 住宅街を走っていた電車も、三苫から先はぐっとのどかになり、宮地岳線の面影を追いつつ新宮着。こちらは、天神大牟田線の南部や甘木線でお馴染みの、簡易改札機が設置されていました。
 電車の代行バスは、雨なら傘をさしての歩いて2分。駅前につけてほしいものの、駅前に余裕はなく、少しばかり不便な姿になっています。新しい塗装の西鉄バスに2停留所分乗り、上の府で下車しました。

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はやかけん電子マネーがスタート


 博多~天神間の地下鉄は、今までどおり「はやかけん」を利用。
 駅では各所に「福岡市地下鉄ではこちらのICカードがご利用できます。」と大書きされたポスターが掲げられていました。単にSuicaと掲げるだけではなく、「モノレールSuica」「りんかいSuica」「モバイルSuica」と丁寧に書かれていたのは、空港と直結して東京とつながる地下鉄ならではです。
 ちなみに福岡の3大カードでは、まだモバイルサービスは始まっておらず、モバイルSuicaを使えば羨望の的になること受け合いです(笑)。

 「はやかけん」は、電子マネーサービスも今日からスタート。相互利用先で電子マネーサービスを使えるように、電子マネーとしての機能を整えたのかと思っていたのですが、地下鉄駅構内の自販機やロッカーにも「はやかけん」対応機が登場していました。
 今後は店舗への拡大の他、市営らしく市内公共施設への拡大も進めていくとか。市民カードとしての役割も期待されます。

 記念カードについて聞いてみれば、こちらも天神南駅も売り切れとのこと。
 「朝7時頃には売り切れちゃったんですよ」
 と駅員さんは申し訳なさそうだったけど、いやいや、好評なのはご同慶の至り。よりエポックだったはずの誕生記念カードが翌日まで残っていたことに比べれば、圧倒的な人気の差を見せ付けてくれました。

博多も天神も記念カードは午前中で完売


 それでも諦めきれず、西鉄福岡駅へ。コンコースに記念カード売り場がありましたが、1階ソラリア広場に行列を作ってもらっているとのこと。急いで階段を駆け下りてみたら、「最後尾」の立て看板がまさに降ろされるところでした。
 「まだ大丈夫ですか?」
 「すみません、もう完売なんですよ」
 時間は11時前、ギリギリで入手できませんでした。こちらも、史上最速での売り切れになったようです。
 駅内の西鉄系のうどん屋「やりうどん」では、4社いずれのカードでも1割引になる相互利用記念キャンペーンを行っており、かけうどんを遅い朝食にしてショックを癒しました。

 長らく空き店舗状態だった福岡駅ビルの岩田屋跡も、ようやく後継テナントにPARCOが決定。オープンの準備が真っ盛りで、天神は一層活気付きそうです。

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 2010年3月13日。JRのダイヤ改定の日でもある今日は、福岡のICカードにとって記念すべき日となりました。西鉄等の「nimoca」、JR九州の「SUGOCA」、福岡市営地下鉄の「はやかけん」の相互利用が、いよいよ始まったのです。
 当日は各社から相互利用記念カードが発売され、お祭り騒ぎとなりました。またJR筑肥線と西鉄貝塚線へエリア拡大、はやかけんでは電子マネーとしての利用も始まるなど、ICカードの利用シーンも大きく広がっています。
 そんな「福岡ICカード記念日」を追跡してみました。

久留米で はやかけん、チャージもスムーズ


 3カードのスタートの日には、それぞれ早起きして記念カードの列に並んだのですが、今回は前日飲み過ぎたこともあって、8時半に起床(それでも相当頑張りましたw)。出遅れたかなと思いつつ、まずは自宅最寄の荘島バス停に向いました。
 西鉄バスで、さっそく「はやかけん」をタッチ。前日までだったらエラーではねられてたはずのカードで、すんなりとパスできました。わずか一晩で一斉にデータの書き換えができてしまうのですから、IT技術ってすごいものです。
 残高が14円しかなかったので、信号停車中にチャージにもチャレンジ。運転士さん、はやかけんに少し「オヤ?」という顔はしたものの、チャージそのものはまったくスムーズに終わりました。相互利用カードでも、特に変わった操作が必要というわけではないようです。

 JR久留米駅に着いたのは9時20分でしたが、すでに記念カードを求める行列もなく、とっくに売り切れたようです。デビュー記念SUGOCAの時には、割り当ての多かった博多駅で買えたことを思い出し、快速電車で博多へと向いました。

盛大に行われた博多駅の「渡り初め」式


 811系8両編成の快速電車に乗り込み、一路博多へ。長い編成ながら利用者は多く、大野城あたりで満席になりました。すっかり都市圏電車に脱皮した鹿児島本線ですが、南福岡では特急退避のため6分停車し、決して洗練されたダイヤというわけではありません。来春の新幹線全通では、鹿児島本線特急廃止で生じる余裕を活かし、快速のスピードアップも図ってほしいと思います。
 博多駅に到着したところ、まさに相互利用開始記念の「渡り初め」式が始まるところ。まずは市長など各界著名人による式が行われ、続いて各社のトップが渡り初めを行いました。バックでは、各社のキャラクターも華を沿えます。


 4キャラクターは式が終わると、やおら外へ移動。ステージの前で、記念撮影会を開いてくれました。逆光で、絵にはなりにくかったけど…
 あまり目立っていませんでしたが、SUGOCAオートチャージ対応のJR九州クレジットカード「JQカード」も、今日からカウンターでの申し込み受付も開始。福岡のICカードも、少しずつ着実に進化していきます。
 なお10時半現在で、JR、地下鉄とも記念カードは完売状態。ほぼ絶望的な状況ながらも、天神へと移動します。

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ローラーコースター - Love Virus
롤러코스터 - Love Virus


終わった ようやく今 君のためにずっと待つことが
消え去った ようやく今日 私の中に息づいていた君
愛というものは ずいぶん前になくしてしまった昔の話
君が信じなかった愛という言葉 私も今は同じ

もうサヨナラ もう遠くへ 君が見えない場所まで
もう私と もう君を 傷つけない場所へ

泣いた 泣くしかなかった いっそもう一度傷つけられれば
愛というものは ずいぶん前になくしてしまった昔の話
君が信じなかった愛という言葉 私も今は同じ

もうサヨナラ もう遠くへ 君が見えない場所まで
もう私と もう君を 傷つけない場所へ

もうサヨナラ もう遠くへ 君が見えない場所まで
もう私と もう君を 傷つけない場所へ

また私を また君を もうサヨナラ もう遠くへ
また私を また君を もうサヨナラ もう遠くへ

ローラーコースター2集「日常茶飯事」#4
2000.08.01



※PVには、旧型客車で運行していた「統一号」の映像が使われており、懐かしい雰囲気でいっぱい。鉄道ファンにもオススメです。

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 JR九州のクレジットカード「JQ CARD」の入会受付けが、本日スタート。さっそく久留米駅の「みどりの窓口」で、入会申込書を入手してきました。

 「JQ CARD」は、グループ各社で発行されてきたブランドのクレジットカードを統合した、JR九州ブランドのクレジットカード。「SUGOCA」のオートチャージ機能も、このカードに紐付けすることで利用できます。
 なおnimocaのように、クレジットカードそのものがICカードになっているのではなく、JQ CARDとSUGOCAは別々に発行されます。新たにSUGOCAの発行を受けずに、手持ちの記名式カードと紐付けることもできるようです。
 インターネット上での申込みも、3月13日から可能になるとのこと。

 JR各社ブランドのクレジットカードとしては、本州3社に続いて4番目の試み。多角経営に積極的に乗り出しているJR九州だけに、グループ会社とも連携して質の高いサービスを提供していってほしいものと思います。

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