Chang! Blog
福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです




 JR九州の人気パックの一つが「駅長おすすめの日帰りグルメきっぷ」。往復JR券とおいしいご飯がセットになって、かなりの率で割り引いた切符です。
 ウチの母も何度かご近所さんと使ってよかったよかったと言っていましたが、齢31の僕もたまにはぐうたらした旅をしたい!

 というわけで職場の同期7人を誘って、日田コースを楽しんできました。


 久留米駅では、ついつい無意識に博多方面のホームへ足が向いてしまいましたが、今日は切欠き式の久大本線ホームへ。2両のイエローワンマンが待っていました。


 善導寺・田主丸方面は仕事でもよく行くのですが、田んぼの真ん中を走る久大本線の車窓はまた一味ちがった風情。
 秋晴れの空に、耳連連山が映えます。


 うきはから先はこの夏、大雨により2ヶ月近く不通になった区間。道床がえぐられた隈上川橋梁は、25km/hの最徐行で通過しました。
 ちなみに今回の旅のサブタイトルは、「がんばれ日田!久大本線全線復旧記念」です。


 夜明ダムでは、カヌーをこぐ人の姿があちこちに。大学のサークルかなにかかな?

 1時間ばかりで日田到着。送迎の車があるのもこの切符のいいところで、ハイエースに乗って5分、「よろずや」さんに到着です。
 グルメきっぷは「部屋食」で、食後も3時までは ごろごろできるのもいいところ。三隈川の眺めが自慢の宿でもあるんだけど、部屋は街並み側で、それだけは残念でした。


 豪華な料理がずらっと並んだ、「日田まぶし会席」。全部おいしかった!
 ちなみに街中で食べれば、日田まぶしだけでも2千円以上します。それがグルメきっぷなら、久留米から往復の列車を合わせても4,700円。一体どれだけ割り引いているんだか。


 掛け流しの柔らかい泉質の温泉も、お値段込みです。


 ぎりぎり3時までごろごろした後は、送迎車で豆田町へ。街並み散歩で腹ごなしです。
 この日の空にはうろこ雲が広がり、秋の景色を作っていました。


 ここからは「グルメきっぷ」から外れて、タクシーに乗り10分少々、サッポロビール九州工場へ。団体さんで大盛況の工場見学に乗っかりました。
 10年ぶりに来ましたが何も覚えておらず(笑)、新鮮な気持ちで楽しめました。シルシルミシルを、生で見ている気分でした…。


 しかし何よりのお楽しみは、やっぱり試飲!日田の街を一望する試飲室で「乾杯!」「サッポロ!」の掛け声でグラスを空けました。エビス、それもできたて、うまい!
 ちなみに10年前は制限時間内で飲み放題でしたが、いろいろあったのか(?)、2杯までになっていました。


 2杯では呑み足りず、森のビール園へ。昼食でお腹いっぱいだったのでジンギスカンは頼まず、めいめいがアラカルトを頼みましたが、周りからただよってくるいい匂いに「あっちにすればよかったかな…」とちょっと後悔。ビールは無関係にうまかったです。


 夕暮れから夜景に移り変わる日田の街並みも楽しみつつ、今回の旅もフィナーレ。
 余韻に浸ろうとサッポロの缶を買って帰路の列車に乗り込んだのですが、キハ220系のロングシートでとても飲みづらいというオチで、無事に久留米に帰り着きました。

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 10月7日、大分の大学の所属研究室の大同窓会が開かれることに。せっかくの機会なので、同じく福岡から参加の友人とともに、大学時代に通った「懐かしい場所」の足跡を車でめぐってみました!


 午前0時20分、筑紫野市・天拝山駅で拾ってもらい、日田経由で小国へ。道の駅で2時間ばかり仮眠して、朝焼けのくじゅう高原を走りたどり着いたのは…


 21世紀くじゅうの森展望台。森の手入れのボランティアで、卒業後も何度か通った場所です。「森」に成長するまでにはまだまだ時間がかかりそうですが、今後も折に触れて参加したいなと思いました。
 高原を照らす朝焼けも、美しかった。


 長湯に抜けて、人目もはばからずに「ガニ湯」へドボン! 通行人の視線さえ気にしなければ、こんなにソーカイな温泉はありません。
 気温12度で浸かる ぬるい温泉、なかなか温まらないなと感じてたけど、服を着たら内面から湧き上がるポカポカ感! さすがは日本有数の炭酸泉です。

 水の駅おづる経由で、由布市庄内町へ。10年も経つとだいぶ道が変わっていて、迷ってしまいました。


 旧長野小学校を改装した体験交流施設「しょうないゆうゆう館」に到着。「しょうない里山学校」で何度か通った施設でもあり、研究で木造校舎の調査に来た場所でもあります。
 屋根裏まで上った木造校舎はあまり使われていないのか、特徴的なルーバー庇も落ちて荒れた雰囲気…


 みんなで耕した畑も、荒れ地に変わってました。
 「里山学校」も開かれていないようだし、由布市との合併であまり使われなくなったのかな…と、少し悲しい気分になりました。


 でも、庄内の美しい里山と棚田は変わりません。実りの秋が、黄金色に輝きます。


 由布院に移動して、5月にオープンしたばかりの「原っぱカフェ」へ。もみ殻の壁がいい空気を作る、イマドキ風の言葉で表現すればスローなお店です。


 体が喜びそうなランチでした。


 お腹も満たされ、狭霧台を越えて別府へ抜けます。


 210円で露天風呂や蒸し湯まである柴石温泉でちょっと昼寝をした後は、別府市内へ。大学時代は設計課題のテーマに選んだ場所でもあり、中心市街地なら路地裏まで勝手知ったる、思い出深い場所です。
 昨日から別府ではアートフェスティバル「混浴温泉世界」を開催中で、楠銀天街もオブジェに彩られていました。


 大分唯一のストリップ劇場だった「A級劇場」は「永久劇場」と名を変え、アートパフォーマンスの場に。踊り子が踊った舞台で繰り広げられるライブは、なかなかシュールな光景です。

 6時からの同窓会では、同級生の懐かしい面々だけではなく、職場の上司、さらには元職場の上司とも思わぬ遭遇。時間と空間の位置関係が絡み合い、ちょっと戸惑いつつも、それが楽しい時間になりました。


 帰路には、天瀬の川沿いの露天風呂にもドボン。ゆうゆうと流れる三隈川を前に、夜空を見ながら浸かる硫黄泉。こんなに贅沢な100円はありません。

 久留米に帰り着いたのは1時。1週間分くらいの刺激に包まれた、駆け足の24時間でした。

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