Chang! Blog
福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです




 この1年、ホリデーアクトパスを利用して、週末バス乗り放題ライフを満喫。至極動きやすい週末が楽しかったですが、いろんなライフスタイルを試してみたくて、今月はちょっと違うモノに手を出してみました。
 それは…カーシェアリング!そう、いろんな人で車を共有するというアレです。

 今普及しているのは事実上の、「ネットで予約できる無人貸出しレンタカー」だと思うんですが、車を持たない人間にとって便利なシステムであることは確か。タイムズカーシェア入会2ヶ月は会費無料、しかもカード発行手数料無料のキャンペーン中だったので、ものは試しと入ってみました。


【導入編】我が家のカーシェア環境

 首都圏だったらカーシェア大手3社が競い、それこそ犬も歩けばカーシェアステーションに当たるんでしょうけど、九州の、それも地方都市ではそうもいきません。
 九州の全域でカーシェアを手掛ける大手事業者は、事実上「タイムズカーシェア」の1社のみ。設置場所も福岡都市圏以外だと、主要都市の主要駅前か、観光地に限られます。


 僕の住む西鉄久留米駅周辺はオフィス街でもあるので、徒歩圏内に複数ステーションがあります。
 一番近い西鉄久留米高架下ステーションは、軽の2台配備。先月まではソリオとスイフトが配備されていましたが、今はウェイクとハスラーに変わりました。ビジネスより、周辺のマンション住まいの家族持ちの利用が多いのかも。


 もう少し歩けば、駅前第2ステーション。4台が配備されている上、アクアやスイフトなど普通車が中心です。近隣はオフィスが多く、昼間に稼働している率が高いです。


 徒歩圏内にはもう1ヶ所ステーションがあり、地方としてはかなり恵まれた環境。久留米でも郊外だと、大善寺駅と久留米大学駅の2ヶ所に限られます。


【カーシェア】実家へ父の日帰省

 申し込み後、約1週間で会員カードが届きました。
 そして巡って来た、6月17日の父の日。ちょっくら実家(佐賀県みやき町)に顔を出しますか。

 実家までのバス代は400円。90分以内のトンボ帰りであれば「乗り継ぎ割引」も適用され、ポイントも考慮すれば、実質的な運賃は716円×2人分の1,432円です。
 一方、カーシェアを使って2時間で帰って来る想定で考えれば、15分当たりの料金206円×8コマ=1,648円。バスより微妙に高いものの、実家までダイレクトに行けてラクな点、よりみちして買い物できる点を考え、カーシェアを選択してみました。


 今日空いていたのは、ウェイクのみ。カードを後部座席のカードリーダーにかざして、解錠です。
 ダッシュボードの中に鍵が入っているので、抜いてエンジンを始動。ナビの画面に、予約内容が表示されてて、すごくハイテクな仕組みです。これだけのシステムを構築するだけでも、大変だろうな。


 自由に寄り道できるのは、バスにはないメリット。車持ちでないとなかなか行く機会のない、100円パンの伊三郎に寄ってみました。
 30分で実家に到着して、ちょっとのんびり。カーシェアを使うと、そこに「いる」ことに対しても206円/15分のコストがかかるのは、バスとの大きな違いです。あまりシビアに考えないようにしないと、せっかちになりそう。


 帰りは、トライアルに寄り道。買い物のためだけにカーシェアを借りると割高なシーンもあるけど、寄り道なら純粋に、立ち寄った時間分の利用料金しか意識されません。
 米(5kg)や災害備蓄用の水(12kg)など、自転車やバスじゃ大変な重量物を買い出しました。

 ステーション返却時には2時間を3分超過してて、最終的な利用料金は1,854円。その価値は、充分感じられる使い方でした。20L以上の給油をすれば時間が10分延長されるらしいので、ギリで時間をまたぎそうな時は給油するのが賢い使い方、らしいっす。


【列車&バス】イオン大牟田へ遠征

 某日曜日は、大牟田のイオンSCまで遠征しました。イオンなら筑紫野の方が近いけど、大牟田の方が空いていてゆったりできるのです。
 イオンといえば郊外型ショッピングセンターの代表格。目的地にセットすれば30分無料の特典もあり、いかにもカーシェア向きな場所ですが、事前計算の結果、電車+バスで行くのが得策と結論付けました。


 理由1:電車&バスが早い!特急なら大牟田までわずか30分。バスの接続もよくて、イオンまで50分くらいで到達できます。運よく、110周年記念電車に乗れたのも余得でした。
 一方、車は一般道を経由すると、どうしても1時間以上かかってしまいます。しかもカーシェアの場合、かかった時間の分だけ料金もかさむことに。


 理由2:行った先でゆっくりしたい!いろんな目的もあるし、イオンラウンジでもくつろぎたいので、現地滞在を3時間は見込みたいところ。カーシェアの料金は「そこにいる時間」にも課金されるので、ちょっと向かないかなと思ったのでした。
 おかげでラウンジで30分、のんびりできました。


 結果的に久留米を出て、帰って来るまでの所要時間は6時間。カーシェアの6時間パック4,020円に対し、電車回数券+バス代の2人分の2,735円相当で済みました。ゆったりと、大牟田名物の洋風カツ丼も食べられました。
 ごっそり買い物したので、帰路は大変だったけどね…。ファミリーなら、カーシェアにアドバンテージがありそうです。


【列車+バス】列車と路線バスで巡る長崎街道とその宿場町~飯塚編~
 

 飯塚の長崎街道の史跡を巡った、日帰りプチ旅行。1人旅なので、かかった交通費は3,000円足らずといったところです。まる1日がかりだったので、クルマで行くとすればカーシェアよりレンタカーのシーンですね。
 行ってみたかった「伊川温泉 こうの湯温泉」は、本数の少ないバスの時間が合わずに到達できず。公共交通利用の限界も感じられました。


【列車+バス】福岡小郡ぶらぶら歩き~九州歴史資料館と満天の湯~


 小郡市内を半日ぶらぶら。1人で近場のお出かけなので、交通費は1,000円もかかりません。クルマじゃなかったおかげで、温泉でビールも楽しめました。
 1日数本ずつという、少ないコミバスを使いこなせれば、の話ではありますが。


【列車+バス】九州オルレ・八女コースを歩き、温泉&地ビールで〆る


 九州オルレのコースはスタート、ゴールの場所が違うことが多く、クルマで行っても結局はバスの時間にしばられます。しかも駐車している時間が長いので、カーシェアよりは最初から電車+バスで行くのが吉です。
 〆のビールが待っているなら、なおさら!

 というわけで6月のカーシェア利用は、1回という結果に。お試しキャンペーンはあと1ヶ月あるし、様子を見ながらお付き合いしていきたいと思います。

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 2018年1月~6月の、フォートラベル旅行記更新履歴です。


九州オルレ・八女コースを歩き、温泉&地ビールで〆る(6/24)
 梅雨の晴れ間の日曜日は、韓国・済州島発祥のトレッキング「オルレ」の九州版、九州オルレの八女コースへ。お茶畑の絶景だけではなく、史跡にグルメに盛りだくさん。3~4時間コースを、6時間かけてゆっくり歩きました。
 歩いた後は、温泉とクラフトビールバイキングで体力回復。八女の多彩な魅力を感じた1日の記録です。


福岡小郡ぶらぶら歩き~九州歴史資料館と満天の湯~(6/23)
 身近な街を再発見してみようのシリーズ。今回は久留米から西鉄電車ですぐの、小郡市の新興住宅地をぶらぶら歩きです。


列車と路線バスで巡る長崎街道とその宿場町~飯塚編~(6/2)
 身近な街を見直してみようシリーズ、今回は久留米から約40kmの旧炭都・飯塚を目指してみました。石炭関連の産業遺産はもちろん、旧長崎街道沿いに位置し、歴史的景観も面白い街です。
 なのに、もう14年も足が向いていません。不義理を詫びつつ、梅雨の晴れ間を歩きに歩きました。


路線バスで巡る大牟田の産業遺産part2とリノベ中華(5/12)
 3月末に大牟田の産業遺産を路線バスで巡りましたが、かなり「巡り残し」が出てしまいました。そこで5月の連休翌週、第2弾を敢行!さらに前回気になっていた、市民参加型リノベーションで生まれた中華料理屋さんも訪ねてみました。


九州オルレみやま・清水山コースを歩く(5/3)
 韓国・済州島発祥のトレッキング「オルレ」の九州バージョン、九州オルレを巡る第5弾。今回は昨年2月にオープンしたばかりの新コース、みやま・清水山コースを巡りました。
 コースまでは、久留米の自宅から車でわずか40分。JRとコミュニティバスを使えば、公共交通でのアクセスも容易です。GWの混雑とも無縁で、新緑に溢れる山の空気を思い切り吸って、いいリフレッシュになりました。


青く透き通る海、ここは北九州市小倉北区!~猫だけじゃない藍島・馬島の旅~(4/22)
 島旅仲間から、北九州市小倉北区の島めぐりにお誘い頂きました。
 その島の名は、藍島と馬島。名前くらいは知っていたけど、実際行ってみると想像以上に青い海で、心いやされる1Dayトリップになりました。


路線バスで巡る筑後船小屋・羽犬塚&中山の大藤(4/15)
 昨年12月に買った西鉄バスの休日限定フリー乗車券「ホリデーアクトパス」の有効期限も、あと2ヶ月。久留米を起点に、バスで行ける場所には行っておこう!
 というわけで、今週は筑後市の船小屋と羽犬塚を訪ねる予定で出かけてみました。


路線バスで巡る大牟田の産業遺産とリノベカフェ(3/31)
 産業遺産が好きで、軍艦島や池島、石見銀山など、行ってよかったなぁとしみじみ思い返していました。しかしよく考えてみたら、電車で30分の大牟田にも、世界遺産に認定された産業遺産がごろごろしてるじゃないか!
 もっと地元に目を向けなければ…ヨメさんが仕事の週末、一人でぶらり大牟田を巡ってみると、いろいろな学びのある時間になりました。


筑前岩屋駅、復活! 春待つ東峰村岩屋・小石原を歩く(3/18)
 2018年春のJR九州新ダイヤは、当事者のJRが「改正」ではなく「見直し」と告知するほど、減便、区間短縮、始発繰り上げ、終電繰り下げなど、利用者に不便を強いる厳しい内容でした。
 そんな中で輝く、明るい話題は1つ。昨年の豪雨で不通となっている区間のうち、唯一代行輸送がなかった筑前岩屋駅へ、代行バス路線が延伸されました! 岩屋はキャンプやホタル見物に訪れた思い出の地。いずれもJR日田彦山線あればこそ訪ねられた場所です。
 なのにJRのプレスリリースではまったく触れられておらず、現場の雰囲気が伝わってきません。そこで復活2日目に、現地を訪ねてみることに。岩屋の集落は、春の訪れと観光客を待っていました。


赤間宿まつりそぞろ歩きと、ディープな吉塚に浸かる(2/25)
 宗像市赤間の唐津街道沿道では、年に1度、地元コミュニティセンター主催の「赤間宿まつり」が開かれています。
 宗像はヨメさんの実家の街なのに、一度も行ったことがなかったお祭り。宗像をよりディープに知るため、会期2日目の2月25日(日)に訪ねてみました。


福岡・杉能舎のウイークリー蔵開きと、絶品クラフトビールのBARを巡る旅(2/11)
 福岡市西区、糸島半島の酒蔵「杉能舎」では、冬の1ヶ月半(今年は1/27~3/4)蔵開きを開催しています。日本酒だけではなく、クラフトビールや焼酎も蔵出しされる、酒好きにはたまらない企画です。
 最寄り駅からはシャトルバスも出るので、車なしでも簡単アクセス。昼から夜まで飲み続けた、連休中日の記録です。


久留米市城島町「よりみちバス」で温泉グルメ旅(2/10)
 僕も参加しているグループ「持続可能なまちづくり研究会」の活動の一環として、久留米市城島町の「よりみちバス」で城島を巡るツアーを企画してみました。
 新たに走り始めたコミュニティバスを、まずは楽んでみることから。旅人目線でまとめた「小さな旅」の記録です。


バースデーきっぷで四国豪遊(1/27~1/29)
 近年、観光列車に力を入れているJR四国。誕生月なら「バースデーきっぷ」を利用できるので、とてもお安く観光列車の旅を楽しめます。そこで誕生月の1月の最終週、四国へ渡り3つの観光列車を満喫する旅に出てみました。


門司港と門司の「いかしてる」文化財めぐり(1/13)
 友人に、保存修理工事中の門司港駅を見学しないかと誘われました。門司港駅といえば小学校6年生の時にはじめて対面して、建築物っていいなあと感じた駅。雲仙観光ホテルと並ぶ、建築を志した原点の建物です。
 ついでに、門司港と門司の「活用されている文化財」を訪ね回ってみました。


「猫の島」相島と「光の道」宮地嶽神社へ(1/6)
 縁あって、定期的に久留米から宗像に行く機会が増えたんだけど、その間にある街の見どころは、まだまだ知らないところが多いです。
 そこで年始の宗像行きでは、猫の島として近年有名になった相島と、初詣に宮地嶽神社へ立ち寄ってみました。

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