教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

和楽器のデジタル音源

2013年09月23日 12時39分20秒 | 純邦楽

 久しぶりに邦楽作曲関連。いつか何とかしたいので、忘れないようメモ。

 今は忙しくてまったく手を付けていませんが、2006~7年くらいまで純邦楽の作曲をしていました。主にPCでMIDI音源鳴らしながらやっていました。ふと思い出して昔の音源を聴いていたところ、和楽器の音源を調べたくなり。

 で、調べ始めて知らないことだらけ。頭をひねりながら、たどり着いたのがこの2つ。

 ① GARRITAN WORLD INSTRUMENTS http://www.crypton.co.jp/mp/do/prod?id=31031

 ② Quantum Leap RA PLAY Edition http://www.h-resolution.com/EastWest/RA.html

 ①は、様々な和楽器を安価に鳴らせるところがいいなあ。箏はまあまあ良いのですが、尺八・三絃の音がいまいち。作曲しながら鳴らすには、ノーテーションソフト(楽譜作成ソフト)を関連会社のFinaleにすればいいのか…? http://www.finalemusic.jp/products/finale/

 ②は、和楽器の様々な奏法をカバーしているのがいい。尺八・三絃の音が①より生に近くてよい。奏法も様々に使える。楽器は①ほど多くないみたいだが、現代邦楽に不可欠な箏・尺八・三絃をカバーしているので十分かもしれない。値段が①より高いが、この音色なら納得かも。Finaleでなら鳴らせるかなぁ? 鳴らせるなら大枚をはたいてでも買いたい。
 なお、デモ(無料)を聴いて驚愕しました。今は、PC・シンセサイザーでも、ここまで和楽器の音を再現できるのか…すごすぎる。②のリンク先の真ん中のほうにあるデモの4曲目、「Dreaming In Chinese」を聴いてみてほしい。題名はChineseですが、尺八・三絃・箏・打楽器の純邦楽的楽曲になっています。1曲目の「Expedition」の開始40秒後くらいから70秒くらいまでも和楽器がしっかり使われています。使いこなすのは大変でしょうが、やりがいはありそうですね…

 昔作った曲を鳴らしてみたい、新たに作曲したい、という気持ちがむくむくと大きくなって来ました。良い道具に出会うと、やる気は出るものですねぇ。上の音源2つには、昔作曲に使っていたソフト(MusicScore、理由は安かったので)は対応していない様子? となると、昔の楽譜データを鳴らすのも一苦労なのが無念。
 あと、音源・ノーテーションソフトともに高すぎぃ。もともと高いもんなので、知ってたけど…

 と、ここまで思って、現実に戻ってがっくり。今はどう考えても作曲を再開するのは無理だよなぁ。(T_T)

 今はどうにもならないが、ともかく和楽器のデジタル音源に感動してしまったので記録メモ。
 さ、博論直しに研究室へいこう。 

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