横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

追分の斜面に

2015-10-18 06:39:37 | 近所



追分市民の森はすぐ近くの源流からの小川が流れている。
左側はコスモスなどの花畑でこの小川を挟んだ向こう側は矢指市民の森になっている。
その矢指川の斜面にミゾソバやヤクシソウが咲いていた。






そしてアキカラマツも・・・
ツリガネニンジンはもう終わったようだ。






野菊の仲間も何種類か見られる。






これはノコンギクであろうか。






川の中で何か動くものがあるなと思って近づいてみるとニワトリだった。
花畑を歩いていると近所からいつもニワトリの声が聞こえていた。
畑を越えてこちらまで遠征してきたようだ。きっと美味しいものがあるのだろう。





コスモス畑など

2015-10-17 06:02:02 | 近所



追分市民の森の花畑は季節に応じヒマワリとかヒャクニチソウとか菜の花などが彩る。
今はコスモスが満開で、向こうを走る中原街道からも眺められる。






コスモス(キク科)
コスモスもいろんな色があるが、今年は白とピンクだけにしているようだ。






裏から陽を透かして見るのもきれいだ。






聖マリアンナ病院の方に抜ける道の傍で蜘蛛の網が光っていた。
光線の加減でもっと七色の感じだったが写真には出なかった。






中心にいる小さな小さなクモが白く光っている。ギンメッキゴミグモだろうか。




紫や青の花

2015-10-16 06:57:39 | 近所



追分市民の森の湿地に今年もツリフネソウが咲いていた。







ツリフネソウ(ツリフネソウ科)
ツリフネソウは距の奥に蜜を持っていてトラマルハナバチなどを誘い込む。
昨年はホシホウジャクがホバリングしながら口吻を延ばして吸蜜するのを見た。

奥に見える蕾の時は距が丸まっている。







アサギマダラが飛ぶ少し高い場所ではヒヨドリバナなどに混じってコシオガマが咲いていた。







コシオガマ(ハマウツボ科)
コシオガマは遠くから見るとツリフネソウに似た色合いの花だが、
もう少し小さいし距もない。
ほかの植物を頼りにする半寄生植物らしいが、それにしてはたくさん生えていた。







傍に青い花があるのが見えた。トリカブトだ。






トリカブト(キンポウゲ科)
ここでトリカブトが見られるとは思わなかった。


根元まで深く3裂している葉の姿からツクバトリカブトかもしれない。






アサギマダラ

2015-10-15 06:49:42 | 近所


瀬谷市民の森から追分市民の森に向かう車道の上を白い筋の入った黒い翅がひらひらしていた。
車が通ると煽られながらもやっぱりひらひら飛んでいる。




ついに衝突したように見えて、アスファルトの上に落ちた。
飛びたたないでじっとしている上を車が通っていくが踏まれず生き延びたのはホタルガだった。







しばらくすると飛び立って林の草の葉の上に落ち着いた。
命に別状はなさそうだ。






追分市民の森に着くと、すぐにそれと分かるチョウがコセンダングサに止まった。
アサギマダラだ。寒くなる前に南へ向かう途中なのだろう。






近くにヒヨドリバナも咲いていたがコセンダングサを気に入っているようだ。







近くに何頭か飛んでいて中にはアザミで蜜を吸うのもいた。

後で気づいたのだが、ヤマノイモのむかごが写りこんでいた。




生き物の交代

2015-10-14 06:39:49 | 近所



瀬谷市民の森あたり、モズの高鳴きが聞かれるようになった。
近くに数羽がいて追いかけあいをしている。縄張り争いだろうか。






その下の小川沿いにオニヤンマが止まっていた。
ほとんど休まず縄張りの川をパトロールする雄の姿がおなじみだが・・・
秋になって疲れたのか、産卵を終えた雌なのか。







林縁の草の上にツチイナゴがいた。大きな体なのに涙目で面白い。
このバッタは成虫で越冬するらしい。






こちらは少し小型で触角が長い。キリギリスの仲間だ。
産卵管がありササキリの雌のようだ。






花粉症を起こすオオブタクサの葉にはアカスジキンカメムシの幼虫がいた。
季節的な点を考えると、この5齢幼虫の姿で越冬するのだろう。



赤い実

2015-10-13 06:12:57 | 近所



渋沢丘陵で何種類かの赤い実を見た。
先ずは小さな実が鈴なりのガマズミ。






ガマズミ(スイカズラ科 新分類ではレンプクソウ科)
5~6mmの小さな実は冬に向かうと甘くなるようだが・・・
果実酒にしてきれいな色を楽しんだ方が良いかもしれない。






白い花が少し残っていた。






少し歩いたところ、向こうの方の木にも赤いものが見えた。ゴンズイだ。






ゴンズイ(ミツバウツギ科)
ゴンズイの実は袋果で紅く熟し、はじけると黒い種が顔を出し色の取り合わせが面白い。







コブシ(モクレン科)
コブシの袋果はまだ赤くなっていないなあと思ったら・・・







少し離れた場所に、赤を通り越して黒ずんだ袋から赤い実が出ているのがあった。
これは種を含んだ実で鳥たちが食べにくるのを待っている。





野菊と杜鵑草

2015-10-12 06:21:43 | 近所



シロヨメナ(キク科)
秋が深まるにつれさまざまな野菊を見かけるようになる。
渋沢丘陵ではシロヨメナが目立った。






野菊の区別は難しくていまだに手に負えないが、シロヨメナは葉の3脈を頼りにするのが良い。






ホトトギス(ユリ科)
震生湖ではホトトギスが見られた。






斜面から垂れ下がった茎に花がいくつも付いている。






白い花被片についた斑紋が鳥のホトトギスの胸の模様に似ているので名付けられたそうだ。
似ているかどうかは、はてさて・・・?



震生湖のタイアザミ

2015-10-11 06:17:22 | 近所



渋沢丘陵に震生湖という池がある。流入も流出もなく付近と地下水系でつながっている。
1923年の関東大震災により付近の丘陵が崩落してできた。

2011年の3月にこの付近を歩いて、その記事を3月11日朝にブログ投稿した。
その足で高雄山に出かけ、まさか午後に東日本大地震が起きるとは夢にも思わなかった。







隣接するゴルフ練習場が太陽光発電群に変わったりしていたが、
震生湖まわりの自然はそう大きく変化していないようだ。

タイアザミにイチモンジセセリなどの昆虫が来ている。






タイアザミ(キク科)トネアザミ
タイアザミはノハラアザミと違って頭花が横あるいは下向きについている。






ところでタイアザミはナンブアザミの変種だそうだ。
区別点としてナンブアザミのほうが切れ込みが浅いというような記述も見られる。
この株は葉が深く切れ込んでいる。





ところが、こちらの株は葉に切れ込みがない。
震生湖畔のタイアザミは葉の切れ込みが深いものと鋸歯縁のものとが混在している。
ナンブアザミが混じっているのだろうか・・・?






下記の 国立科学博物館植物研究部 HPのナンブアザミの項目で葉の切れ込みについて
「変異が多く東北地方北部では鋸歯縁にが多いが南に行くにしたがって切れ込みが深くなる」とある。
また同じくHPのトネアザミの項目では「葉が羽状に深裂する」と記されている。

日本のアザミ ナンブアザミ 


しかし震生湖のアザミはタイアザミかナンブアザミか、決定的なことを言えそうにない。
タイアザミがナンブアザミの変種だとすれば母種の遺伝子が顔を出すということもあるのかもしれない。





渋沢丘陵の草花

2015-10-10 06:01:37 | 近所



久しぶりに渋沢丘陵を歩いた。
よく晴れた青空の下、秦野市街の向こうに大山はじめ丹沢の山々が見える。






フタバハギ(マメ科)
秦野駅から歩いて丘陵に差し掛かったところで紫色の小さな花を見つけた。
小葉が2枚で花の形が萩に似ていることからフタバハギというそうだ。






ナンテンハギとも呼ばれるが、萩ではなくてソラマメ属の花だ。
しばらくしたら空豆のような実ができることだろう。






フタバハギは1カ所だけだったが、丘陵を進むとあちこちでヤマハッカを見た。






ヤマハッカ(シソ科)
やや斜めに立ち上った茎の先にたくさんの小さな花をつける。
ハッカとはいうものの薄荷のようなメントールを含んでいないので葉の香りもない。


道すがらコスモスなども見ながら丘陵や震生湖などを気持ちよく歩いた。


市民の森でノハラアザミ

2015-10-09 06:19:07 | 近所



ノハラアザミ(キク科)
瀬谷市民の森では何か所かでノハラアザミが咲いている。

この頭花は雄性期で白い花粉を出している。






雄性期が終わると雌性期。
ヒラタアブの仲間はいつだってやってくる。






ややずんぐりしたアブの仲間もいたが名前は分からない。






近くにヒカゲチョウもいたがノハラアザミには来なかった。






そしてヒメジャノメも別の草で休んでいるばかりだった。




薄紫と白

2015-10-08 06:56:52 | 近所



瀬谷市民の森の近くに蔓性の小さな花が咲いていた。
ヤブマメのようだ。





ヤブマメ(マメ科)
葉もそうだけれど花もいかにもマメ科らしい形をしている。






薄紫色と白の配色もなかなか良い。






自然環境保全センターでも薄紫と白のヤブマメにも似た花が咲いていた。
しかし蔓性ではない。






キハギ(マメ科)
萩の仲間でキハギだ。色からして黄萩ではなく、木萩ということなのだろう。
萩は低木のものが多いがキハギはそこそこ高くしっかりした木らしくなる。


実が弾ける秋

2015-10-07 09:44:08 | 近所



市民の森近くのアケビが良い色になっている。
アケビは上手くすれば一つの花からこんなにたくさんの実がなる。





もちろん一つしかならないものもある。
弾けると鳥たちが食べに来そうだ。






近くには胡桃の木もある。






ここのはオニグルミではなく菓子胡桃と呼ばれるもののようだ。






核果が落ちていた。家に持ち帰って手の運動に使う。





事情があり 4日間 京都に行っていましたので 記事の更新を休みました。

蟻は蜂の仲間だけど、この子は?

2015-10-03 06:39:05 | 近所



家のすぐ近くのクズの花がまだ残っていた。






撮っているとスズメバチが近くを飛び回るので家に戻った。






居間の窓。外側にアリのようなものが歩いていた。






一番後ろが1本欠けているけれど、足が8本あるので昆虫のアリではない。
ハエトリグモの仲間のアリグモだ。狙いは分からないけれど蟻に擬態しているらしい。 

左が頭側で、大きな顎と2本の触肢が見える。






2年ほど前に室内で見たことがある。
6本の足で歩き、一番前の2本は持ち上げてアリの触角のように見せていた。


ヤブガラシも実る

2015-10-02 06:01:51 | 近所


盛期はだいぶ過ぎたが、近所ではヤブガラシの花がまだまだ咲いている。






曇りの日、チョウの姿は少ないがハチの仲間が蜜を求めてくる。






やってくるハチの種類は多い。スズメバチが夢中で蜜を吸っていることもある。






これはテントウムシの幼虫。蜜ではなくヤブガラシにいるアブラムシを狙っているのだろう。






花が終ると実の季節。花の数よりは少ないが・・・いずれ黒く熟す。






関東ではヤブガラシの実がならないとされているが、家の近所ではけっこう生る。

因みにこの撮影場所は横浜市瀬谷区中屋敷1の中島橋から少し下流の境川左岸だ。



ソバ畑あたりの蝶

2015-10-01 06:53:23 | 近所



小さなソバの花にもハチなどの虫がやって来る。






印象としては小さなチョウが多かったが、たまたまのことだったろうか。






今の季節は付近一帯にイチモンジセセリが大変多い。






ソバ畑の近くのキバナコスモスにも来ていた。






同じくソバ畑の近くのハギにはウラナミシジミがやってきた。
ここにはヤマトシジミやイチモンジセセリの姿も多かった。