横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

雌雄がある

2010-04-20 06:13:06 | 近所

近所の高校の擁壁に何やら蔓が2、3本下がっている。







アケビ(アケビ科)
近づいてみるとアケビで、花も咲いていた。

この高校は雑木林だったところを切り開いて作ったので、
ほかにもエビヅルとかナツヅタなどの蔓が擁壁の上から下がってくる。





こちらは隣接する雑木林の縁に咲いていたアケビ。
ここでは縦横に蔓を延ばしている。





アケビは雌雄異なる花が一つの株に咲くが、自家不稔性だという。
つまりほかの株がないと実らない。

これは雄花のほう。





こちらが雌花。柱頭の先端はなんだかネバネバしているようだ。

付け根のほうにあるのは退化した雄しべの痕跡だろうか。






サルトリイバラ(ユリ科)
同じ雑木林の縁、アケビとも並ぶようにサルトリイバラが蔓を延ばしている。

背景は高校のテニスコート。





サルトリイバラも雌花、雄花があるのだけれど、アケビと違って雌雄異株だ。
こちらが雄株の花で雄しべが目立つ。





雌株の花。
一つ一つの花それぞれに実ができてボールのようになったのが秋には赤くなる。





蔓の先のほうにサルトリイバラやシオデを食草とするアカクビナガハムシがいた。