東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

陸稲(うるち)の耕耘除草

2012年06月01日 | 稲:春作業,苗作り

 ようやく陸稲(うるち)が発芽しました。父親の葬儀で忙しくしている間、いつの間にか芽が出ていました。当然のことながら、雑草も陸稲に劣らず育っていました。畑が広いので、とてもクワで除草する時間はありません。耕運機のロータリーを回しながら耕耘除草をしました。

  芽生えた陸稲に沿ってにひもを引く       ひもを避けながら耕耘除草
 

 雑草と陸稲がとても見分けにくいため、誤って陸稲を削ってしまうかも知れません。そこで陸稲が生えている筋にひもを引き、そのひもを避けながら耕運機を走らせました。陸稲の畝間は約90cm等間隔にしています。耕運機のロータリー幅が60cmですので、耕耘するときに陸稲が芽生えている30cmを残すように耕耘除草します。

                丸は、除草されずに残った陸稲


 除草されない30cmは幅が広いので、耕運機を一往復させてぎりぎりまで除草します。しかしながら、陸稲の株と株の間約20cmは除草できません。この間だけは後日平クワを使って除草するしかありません。陸稲がだいぶ伸びてくれば、土寄せの要領で除草するため除草が楽になります。

      除草し終わった陸稲畑           もう一か所の陸稲畑を除草中
 

 一か所の陸稲畑の耕耘除草が終わると、もう一か所の陸稲畑の耕耘除草をしました。なるべく細かな土になるように、ロータリーの回転数を上げて耕耘しました。誤って陸稲を削らないように陸稲が芽生えているラインを外しながらの耕耘は気を使います。陸稲は基本的に種まきのため、麦と同じような管理が必要です。水田は水深さえ管理すればほぼ雑草を防ぐことができます。しかし陸稲はある程度背が伸びるまで除草が欠かせません。なお、一番初めに種まきした陸稲(うるち)畑も芽生えていました。今回除草した株まきとは違い筋まきですが別の耕運機で耕耘除草しようと思います。

                耕耘除草が完了した、もう一か所の陸稲畑

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