東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

染色のため、藍と紅花の苗作りを開始

2017年04月11日 | 花,野草

 桜が満開な時期、春野菜や花の種まきをどんどんしています。並行して染物に使う藍と紅花の苗作りを始めました。去年藍を育てた畑には、こぼれ種から芽生えたたくさんの藍の幼苗が育っています。その幼苗を苗箱に移す作業をしました。数週間箱で苗を育てます。そして4月末~5月初めに、これから耕す藍畑に移植します。

            こぼれ種から芽生えた藍の幼苗


 こぼれ種から芽生えた幼苗は数に限りがあります。そのため、去年取っていた種を別の苗箱に種まきしました。種は無数にあるので、あまりたくさん種が落ちないようにします。種を蒔き終わると、その上に薄く土を被せました。一週間ほどで芽が出ると思います。

          こぼれ種から芽生えた藍の幼苗を苗箱に移す


 また、藍の苗を育てる畑にも種を蒔きました。ところで、これまでは藍の生葉が使える夏秋にしか藍染めできませんでした。今年はその葉を乾かして保存するか、発酵させるかして冬場にも藍染めできるようにしてみたいと思っています。ただその方法を具体的に知らないので、成功するかしないか分かりません。

  藍の種を揉み落とす     箱苗に落ちた種        薄く土を被覆
  

 今年は染物に使うもう一種類の植物の苗を作ることにしました。紅色を発色する紅花です。東北などの寒い所で育てることが多いようです。この田布施町で育つかどうか試す意味で育ててみようと思います。花がちゃんと咲けば、染料として使えると思います。紅花の花びらを取る作業を東京町田市で体験したことがあるのですが、棘が多いのが難点です。なお、移植が難しい花かも知れないため直播もしようと思います。

   紅花の種袋        小粒の紅花の種     4 x 4の苗箱に播種      
  

 藍と紅花の苗作りをするかたわら、その苗を植える畑を耕しました。去年トウモロコシを育てた畑を今年は藍か紅花の畑にします。うっすらと草が生えているその畑を耕耘機で耕しました。硬いトウモロコシの根や茎が腐らず残っていましたが、かまわずどんどん耕しました。苗を移植する直前、再度耕耘するつもりです。ところで、綿もそろそろ種まきをしようと思います。いただいた種なのですが、和綿,洋綿,緑綿の三種類です。

         うっすら雑草が生えた畑を耕耘機で丁寧に耕す


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