東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 国木,竹尾周辺ウォーキング(1/2)

2014年11月17日 | 歴史探訪他ウォーキング



 9月に下見に行った田布施町の国木や竹尾、残念ながら10月の天候不順のため11月に延期となりました。延期となった今日、田布施町交流館に9:30、そして10:00に全員が国木小学校跡地に集合しました。最初に真殿の蓮華寺に行きました。なお、法事のため黒地蔵尊は見学できないとの連絡を受けていました。本堂だけでも外からでも拝観させていただこうと思っていました。すると、法事まで少し時間があるとのことで特別に黒地蔵尊を見学させていただくことになりました。蓮華寺の方に感謝いたします。ありがとうございました。

       真殿蓮華寺の本殿              本殿内部の見学、右が黒地蔵尊
 

 真殿蓮華寺の県指定文化財黒地蔵尊を見学すると、幸ヶ丘農場のメタセコイアを見に行きました。今の時期、メタセコイアは落葉直前で黄色く染まっています。これからどんどん落葉し、地面はメタセコイアの黄色の葉で埋め尽くされるでしょう。今回、丸い実が成っていました。中をこじあけると種が出てきました。メタセコイアは、当初化石でしか見ることができず、後年中国で生きたメタセコイアが発見されたそうです。そして、人の手でどんどん増やされて世界に広がったとか。

                黄色に紅葉した、幸ヶ丘農場のメタセコイア


 幸ヶ丘農場がある山の高台を降りると、大峰峠へ向かう旧道を逆にどんどん下りました。途中お地蔵様を見たり、川岸を歩いたりして、郷土館のN館長の家に向かいました。当初、トイレ休憩だけのつもりでしたが、到着時間が遅れてしまいました。着いたのは正午でした。お言葉に甘えて、N館長の家でお昼休憩させていただくことになりました。ありがとうございました。

       旧道のお地蔵様                   N館長宅でお昼休憩
 

 次に、うら寂しい一本道を歩いて千坊山光福寺に向かいました。到着すると、ご挨拶をして本堂に上がらせていただきました。すると、思いがけずお祈りをしていただけることになりました。やわら棚に掛けてあった経典と思われる書物を取り上げて読み始めました。そして、パタパタと素早くめくり始めました。

               光福寺の本堂内に座るウォーキング参加者


 経典と思われるものを読み終わると、全員の体をその経典で叩いたり、撫でていただきました。私は、「いつまでも足が丈夫で歩けるように。」と、足を撫でていただきました。まさか、光福寺でお祈りをされるとは思ってもみなかったです。ありがたいことです。

         経典?を読むご住職              経典?で背中などを撫でる
 

 いったん光福寺の外に出ると、裏山に並んでいる八十八体のお地蔵様巡りをしました。木立の細い山道に並んでいるお地蔵様を一体一体拝みつつ巡りました。去年ウォーキング調査のため光福寺に来てこのお地蔵様巡りをした時、草が生い茂っていたため歩くのが往生しました。今回困ったのはクモの巣程度で、楽々巡ることができました。そして、四十番目位のお地蔵様がある頂上に着きました。

                  明るい木立の中をお地蔵様巡り


 このところ私は、田布施町の観音様や毘沙門様などを訪れることが多いのですが、この光福寺のご住職が各地を回れなくなった影響が出ています。民間信仰を若い世代が引き継がず、世話をするお年寄りがいなくなっていることも拍車をかけています。安置されたお地蔵様をお寺に返したり、建物そのものを壊すケースなど次々に出ています。江戸時代頃から受け継がれてきた田布施の古い民間信仰が無くなっていくのを、ただ単に見ていることしかできないのは口惜しいものがあります。

            今回歩いた、国木,竹尾周辺ウォーキング(1/2)

==========健康ウォーキングクラブ==========


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