東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

わら細工民具 ほぼろ版ポシェット2を試作(6/8)

2023年08月12日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 試作ポシェット2の蓋を樹の皮で作りました。縞竹の曲線に合わせて貼り付けました。その後、軒下にぶら下げて一日ほど天日乾燥しました。そして、完成した蓋をポシェットに合わせてみました。
 ところが、微妙に蓋が大きくて困ってしまいました。ポシェットにピッタリはまるはずだったのに、わずかに大きいのです。いっそのこと、ハサミで周囲をカットして中敷きにする手もあります。すぐには決められないため、先に肩紐を作ることにしました。

     楕円に曲げた縞竹に樹の皮を貼り付け後、軒下で天日乾燥中


 蓋を次の①~⑤のようにして皮を貼り付けました。プロの方はどのようにして貼り付けているのでしょうか。私は裁縫用の接着剤を使用しました。あくまで自然にこだわるのであれば、にかわか樹脂が良いのかもしれませんが。
 ①楕円形にした縞竹に樹の皮を圧して接着
 ②縞竹の外側2cmほどをハサミでカット
 ③縞竹の外側の皮を短冊状にカット
 ④短冊状にカットした皮を縞竹に合わせて曲げる
 ⑤曲げるとき接着剤を塗布し、曲がりが戻らないようにクリップで止める

曲げた縞竹に皮を取付け    水に浸け柔らかく    短冊状に皮をカット
  

 使った樹の皮は、皮が薄いイヌビワです。そのため、曲げても折れたりすることはありせんでした。やや厚いクルミの皮では、曲がりにくいように思います。
 完成した蓋ですが、予定より大きかったため蓋にして良いか悪いのかしばらく考えようと思います。デザイン的にも?です。縞竹から取り外して中敷きにする手もあります。

   皮を曲げた後クリップで固定      完成するも、蓋か中敷に?
 

コメント
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