東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

マオランの繊維を取る(2/4) 取り出した繊維を草木染め

2023年08月14日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 マオランの葉を剣山でバラバラにした後、水に数日間浸して腐らせました。猛暑のこともあり、強烈な酸っぱい匂いが漂うようになりました。その腐った水からマオランの繊維を取り出しました。そして、たわしで何度も擦りました。すると、腐った葉肉が取れるのか白い繊維だけが残りました。この白い繊維を天日乾燥しました。その繊維を試しに草木染めしてみました。

          藍や紅花などで草木染めしたマオランの繊維


 藍染めをした後、紅花染めをしてみました。水溶性の色である黄色はよく染まりました。黄色と言うよりも橙色でしょうか。ところで、紅花の保管方法が悪かったのかボロボロに腐っていました。そのため、黄色にはよく染まったのですが、紅はあまり染まりませんでした。草木染めは新鮮なうちに染色した方が良いようです。

 マオランを浸した腐水  取り出した白い繊維(上)    藍染め液に浸す
  

 ついでにタマネギの皮で染色してみましたが、あまり染まりませんでした。毛糸はタマネギによく染まるのですが、マオランはあまり染まらないようです。次回、新鮮な紅花を使って紅色をもう一度染めてみようと思います。
 ところで、染色したマオラン繊維は何に使えるでしょうか。色が付いたロープも良いでしょうし、色が付いた紐編みにしても良いかも知れません。空いた時間にでも、染めたマオラン繊維の使い道を考えてみようと思います。

  藍によく染まったマオラン繊維    紅花(黄色)に染まったマオラン繊維
 

コメント
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