東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町馬島の史跡巡りウォーキング(5/5)

2018年06月14日 | 歴史探訪他ウォーキング

馬島の史跡巡りウォーキング箇所(クリックしてください)
 1.馬島八幡宮他  2.要害山で観望   3.要害山で休憩
 4.八重石海岸他  5.刎島、カブトガニ他  

 馬島ウォーキング、最後の見どころに行きました。それは刎島(はねしま)です。この島は馬島の南隣にあるのですが、両島はいつもは海で隔てられています。ところが、潮が引くと狭い回廊のような砂浜が出現してつながるのです。今回の馬島ウォーキングはその干潮時間をねらって計画しました。要害山でお昼休憩中はまだ干潮になっておらず、刎島と馬島の間に海が広がっているのが見えました。

   潮が引いたため、回廊のように馬島からのびる砂浜を歩いて刎島に渡る

 馬島から数100mも続く狭い砂浜を歩いて刎島に渡りました。左右に海を見ながら渡りました。そして、刎島の南側に向かいました。そこには、スネークロックと呼ばれる白い蛇のような模様が崖に見えるのです。早い話が、白い地層が蛇に見えるだけなのですが。ちなみに、その場所から南を見ると佐合島が目の前に見えます。

左右に海を見ながら刎島に  もうすぐ刎島の南側    白蛇に見える白い地層
  

 刎島と馬島は狭く細長い砂浜でつながっていますが、潮を満ちてくると再び海原に戻ります。急いで馬島に戻らなければなりません。スネークロックを見終わるとすぐに馬島に戻りました。なお、この刎島には悲しいお姫様の言い伝えがあります。ゆき姫伝説です。その昔、沈没した船に乗っていたお姫様が刎島に流れ着いたとの伝説です。今、その伝説は紙芝居となって語り継がれています。

         刎島から馬島に戻る途中の砂浜で、左右に海


 馬島に戻ると、養殖場跡の池に放されたカブトガニを観察しました。池の堤防上から観察しました。比較的大きなカブトガニばかりです。かつて、平生町でも保護活動をしたことがあったそうですがいつしかなくなりました。今、田布施町観光協会が主体となって保護活動をしています。その活動の一つとして、カブトガニに番号を付けて海に戻しています(田布施町広報 「広報たぶせ 6月号 P7 カブトガニ放流調査について」 参照)。そのうちの数匹が発見されたそうです。

堤防上からカブトガニ観察   馬島渡船場に向かう   ましま丸で麻里府に戻る
  

 このカブトガニは数億年も前から生存しています。つまり、恐竜よりも永く生きているのです。そのカブトガニの血液を採血して加工すると、画期的な医薬品になるそうです。アメリカではすでに実用化されています。田布施町のカブトガニが医薬品として使えることができれば、素晴らしい事だと思います。なお、カブトガニが死なない量を採血します。カブトガニの観察が終わると、馬島渡船場に戻りました。そして、佐合島から来たましま丸に乗って麻里府港に戻りました。馬島ウォーキングに参加された方々、お疲れ様でした。6月は柳井市の最高峰氷室岳に登ります。

        馬島史跡巡りのためウォーキングしたコース

コメント
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