東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

追加の素焼き、素焼きした焼物に釉を塗る(2/2)

2017年07月10日 | イベント,行事

 私が素焼きをしている間、女性陣は楽しそうに素焼き済みの土器などに釉を塗っていました。大まかに二種類の塗り方があるようです。一つは土器をドボンと浸す方法、もう一つは筆で丁寧に塗る方法です。皿や器類は前者の方法が効率的だと思います。ブローチやボタンなどは後者がいいようです。

 紡錘子を浸すTaさん     談笑する女性陣     釉を塗った素焼き土器 
  

 ところで、Taさんが面白いものを見つけました。それは釉の代わりになる釉シートです。このシートには模様になった釉が張ってあるようです。水で浸したシートを素焼きした土器に張るのです。そして、シートを剥がして模様を土器に転写するのです。その後、乾かして焼くと模様が浮き上がるようです。

   見つけた釉シート     シートの模様を転写     見つけた釉クレパス
  

 もう一ついいものを見つけました。今度はクレパス状の釉です。クレパスのように色分けしてあるのです。焼いた時、描いたとおりに色が出るのではないかと思います。釉もいろんな方法があることを初めて知りました。とは言え、あまり凝っても仕方ありません。今回と次回は、どんな色が出るか試すだけにしようと思います。

           今回、素焼きしたり釉を塗った方々


 今回、七輪で人型土製品を二度素焼きしました。最初は見事に失敗しました。余熱から高温に移る時、空気を一気に入れ過ぎたようでなのです。そのため、温度が急カーブで上がったため耐えきれず破裂したようです。三度破裂音がしました。火を落とした後、確認すると、元の形が分からないほど人型土製品は大きく割れていました。小さな土製品は安定して素焼きできました。

   タブセの文字を刻んだ土駒       釉がわずかにガラス状に溶けた素焼き
 

 二度目の七輪は、人型土製品を破裂させないように約1時間かけてゆっくりと温度を上昇させてみました。これが大成功でした。三度目にして人型土製品の素焼きが完成しました。ただ、時間をかけ過ぎたためか炭が早く燃え尽きてしまいました。そのため、温度が上がらず素焼き程度の温度にしか上昇しなかったようです。そのため、釉を塗った素焼きは焼けませんでした。次の機会に挑戦しようと思います。七輪による焼き物はなかなか難しく、炭の量,送風量,そして空気穴の開け閉めと温度の関係をまだ習得できていません。

   出来上がった人型土製品やイノシシなどの素焼き、釉は失敗

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