東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

藍の葉で絹布を生藍染めし、コースターに加工

2016年10月30日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 5月に苗を植え付けた藍夏に生藍染めをしてみました。そして、一週間ほど前に再び生藍染めをして、今度は染めた布を二枚重ねにしてコースターに加工してみました。
 ところで、いろいろ試行錯誤をしていますが、なかなか思うように色がついてくれません。布は、絹が一番良いようですが、コーティングされている絹は染まりにくいです。葉の質も大切です。夏の濃い色の葉が良いようです。また、アルカリ水の濃度や吹きかけ量も微妙です。試行錯誤の連続です。
 

 絹布に上に葉を置く     サランラップの上から叩く  葉を潰すように叩く
  


 
藍を育てている畑から、数枚の葉を千切ってきます。そして、絹布の上に葉を置いて、サランラップで包みます。そして、その上から金槌で叩くのです。葉が潰れて汁が絹布に浸みこむよう叩き続けます。一度サランラップを開いて、アルカリ水を霧吹きで吹き付けます。ただ、葉を叩き過ぎてドロドロにならないようにします。

 絹布を伸ばすアイロン    絹用の低温に設定    霧吹いてアイロンがけ
  

 次に一時間程度放置します。すると、色が緑から藍色に変色してきます。一時間を過ぎると、サランラップを外してさらに一時間程度放置します。そして、流水で強くこすって洗います。すると、緑色が流れ出し、葉の形をした薄い紺色(藍色)が残ります。その後、布を天日乾燥します。


           二枚重ねにしてミシンでコースターに加工


 乾燥が終わると、布はしわが出ています。布に霧を吹いた後、アイロンを使って伸ばします。そして、染まった布を二枚重ねにして、ミシンでコースターに加工します。このミシンは下糸がない機種のため、とても使いづらいミシンです。さらに、小学校以来ミシンを使ったことがないこともあり、曲がりくねった変なコースターになってしまいました。しかしながら、コップを置いてみると、とても味があるコースター(自称)となりました。

  ミシンを使ってコースターに加工     角が曲がりくねった変なコースター 

コメント
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