東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

子供工作用の小型ICラジオの試作(4/x) バーアンテナの試作

2016年07月02日 | 古ラジオ修理工房

 秋に作る予定のICラジオの試作を続けています。バーアンテナを購入すると、それだけで300円もします。とにかくバーアンテナだけでも安価(20円で)に作ることを命題にしています。そのため、バーアンテナを子供に作ってもらう予定です。今回はバーアンテナをどう作らせるか試作してみました。材料は径0.2mmのエナメル線とフェライトコアです。小型にするため超小型フェライトコアを使います。

       バーアンテナを作るための材料、コイルとフェライトコア


 前回の試作で、IC(UTC7642)入力には同調コイルの中間タップが選択性で良いことが分かりました。そのため、コイルには中間タップを付けます。まず、コイルの巻き始めがほどけないように、コイルをフェライトコアに括り付けました。そして、ホットボンドで巻き始めを固定しました。

 コイルとフェライトコア    コイルの捲き始め    ホットボンドで固定
  

 捲き始めから10回巻いて中間タップを取りました。ところで、とても小さなフェライトコアのため、子供であれば摘むことができるでしょうが、大人の私が摘むことは困難でした。おまけにフェライトコアはツルツルするので、コイルが巻きにくくて困りました。購入すれば300円するところを自作すれば20円で済むのですから、我慢して巻くしかありません。

中間タップにホットボンド   中間タップを取り出す     残り100回巻いて終了
  

 続いて、取り出した中間タップをホットボンドで固定しました。そして、もう100回コイルを巻きました。巻終わりはやはりホットボンドで固定しました。これで、バーアンテナコイルの制作終了です。けっこう細かい作業で目も指先も疲れます。次に、このバーアンテをラジオとして組み込みます。ラジオ放送局をちゃんと拾ってくれるでしょうか。

         やっとこさ手巻きで制作したバーアンテナ
     A:バリコンへ,B:中間タップ(IC入力側に),C:アース

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