東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

光市 虎ヶ岳ウォーキングのための下見(1/3)

2016年02月18日 | 歴史探訪他ウォーキング

 先日、麓を調査した光市の虎ヶ岳を実際に歩いて下見をしてきました。ざっとした感想では、史跡を巡るよりも登山に近いウォーキングでした。予定の時間をオーバーしたため、だいぶコースを短縮しなければなりません。ややきつめのウォーキングで、ほど良い疲れが残りました。たまには、このような山に登るウォーキングも良いと思います。広々とした虎ヶ岳から見下ろした光市内や周防灘は素晴らしいものがありました。

     常安寺の入口門       常安寺の本堂          常安寺隣りのお堂
  

 最初、9時半に田布施町交流館に集まりました。そして、私の車に全員4人が乗って常安寺に向かいました。伊藤公記念館を過ぎて、中国自動車下をくぐってすぐの道を左に曲がって、山の中に入りました。10分程度走ると常安寺に到着です。車をそこに置いて、最初の目的地である常安寺をお参りしました。ご住職の奥様のご了解を得て本堂内を見学しました。なかなか立派な本堂でした。常安寺は曹洞宗のお寺です。

                 見事な萬松山常安寺の本堂内


 ご住職の奥様はとても気さくな方でした。遠距離通学する中学生の娘さんがいるとのこと。この付近の著明なお寺は山奥にあるため、子供達は通学が大変のようです。さて、常安寺を見学すると、いよいよ虎ヶ岳ウォーキング下見の始まりです。登山道入口に入ると、うっそうとした林に入りました。登っていると、滑り台のような岩を水が滑り落ちる滝がありました。観音滝です。夏ならば、その滝のしぶきで涼しく感じると思います。

  虎ヶ岳登山口の標識       水音が響く観音滝        ひっそりとした隠田跡
  

 観音滝を過ぎて、どんどん急坂を登っていると石垣が現れました。この石垣はかつての隠田跡とのこと。江戸時代、年貢を逃れるために作られた秘密の田圃だそうです。こんな場所で、恐る恐る田んぼを作っていたのでしょう。今も昔も、税金を払いたくないのが人情です。

  展望所から北を見て      虎ヶ岳の尾根に到着    尾根をひたすら頂上に向かう
  

 隠田跡には四か所程度の石垣がありました。四段か五段の棚田だったのではないかと思います。隠田跡を過ぎた頃から、昇りが急になりました。息を整えながら時間をかけ、ゆっくりと登りました。しばらくすると、見晴らしが良い展望滝に出ました。下界を見ながら休憩をとりました。さらに登ると、ようやく尾根に出ました。もうすぐ虎ヶ岳頂上です。

                                    今回下見をした虎ヶ岳のウォーキングコース

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする