東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

光市 田園風景,伊藤博文記念館,ダム等を散策

2012年06月15日 | 歴史探訪他ウォーキング

 気分転換に、この地域をバイクで走ってみました。最初、田布施町隣りの岩田に行ってみました。走った道は、田布施から中国自動車道熊毛インターに行くルートです。しばらく走っていると、麦畑が広がっている田んぼが見えました。最近は麦を栽培する人が少なくなったため珍しい光景でした。バイクを止めてしばしその麦畑を歩いてみました。

                田んぼに広がった広大な麦畑


 麦畑に入って麦穂を手に取って調べると、小麦でした。おそらく、うどんかメリケン粉に使う麦ではないかと思います。私が子供の頃、どの田んぼでも麦を作っていました。真冬の凍えるような寒い朝、小学校に通う時にあちこちの田んぼで麦踏みをするお百姓の姿がありました。今では、麦を作ることさえ珍しくなってきました。私は毎年のように小麦を作ります。去年は、東京八王子市で小麦の種まきをしました。しかし、今私はは山口県にいるため収穫できません。今年はユギの仲間が収穫する予定です。

                光市岩田近くにある伊藤博文記念館


 麦畑を眺めた後、伊藤博文記念館に立ち寄りました。明治維新の立役者の一人である伊藤博文はこの岩田で生まれました。その後、父親が萩市にある伊藤家に養子に入ったことで人生が大きく変わりました。萩市にある松下村塾で吉田松陰やその弟子たちに出会ったことで生き方が変わったとのこと。父親が伊藤家の養子にさえならなければ、ただの下級武士として平凡に生きただろうにと思いました。

     伊藤博文の茅葺き屋根生家            伊藤博文記念館
 

 伊藤博文記念館をしばらく見学した後、岩徳線沿いに高水方面に行きました。この付近は自然がいっぱいで、川の水や田んぼの水がとてもきれいでした。本当にのどかな風景が広がります。私が住む田布施では耕作放棄されて荒れた田んぼがたくさんあります。しかし、この付近ではどの田んぼも丁寧に田植えがしてありました。

                    島田川上流の、のどかな田んぼ風景


 島田川を上流に、岩徳線を岩国方面に向かってバイクをすすめました。そして、高水駅から柳井市に向かう道路に入りました。入ってすぐのところに山口県東和森林組合の建物がありました。亡くなった父親が、この東和森林組合に統合される前の田布施森林組合の組合長をしていました。父親が亡くなったので、今度は私が組合員を引き継ごうと思います。

       のどかな島田川上流            山口県東和森林組合の建物
 

 山口県東和森林組合の建物を過ぎると、だんだん山に入っていきました。30分位パイクで走ったでしょうか、道路を登り切った所に中山川ダムがありました。山口県東部では比較的大きいなダムだと思います。このダムを下った水は、島田川に合流します。

                  岩国市の中山川ダム、平成8年完成


 中山川ダムを過ぎて湖のたもとに下りてみました。すると、音楽を流しながらバーベキューを楽しんでいる団体がたくさんいました。湖面をみるとカヌーができる施設がありました。ここで山口県国体カヌー競技が開催されたとのこと。また、普段でもカヌー教室が開かれているとのことでした。
 中山川ダムを過ぎると柳井市に入りました。柳井市に入ってすぐ黒杭川ダムに出会います。このダムがある馬皿地区付近は昔、よく洪水があったそうです。私の母親が小学校教員になりたての頃にこの馬皿に住んでいて「洪水で腰まで水につかったことがあった。」とよく話をしていました。そして「その時に親などが写った大切な写真をすべて流されてしまった。」と残念そうに言っていました。

    中山川ダム湖のカヌー広場        柳井市馬皿地区の黒杭川ダム
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする