日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

御法主日如上人猊下「新年の辞」(H31)

2018-12-26 | 日如上人御指南


新 年 之 辞


(大日蓮 平成31年1月号 第875号 転載)

 立宗767年の新春を迎え、御隠尊日顕上人猊下には御機嫌麗しく新年をお迎えの御事と慶賀の至りに堪えません。
 また、宗内僧俗御一同には、清々しく新年を迎えられ、決意も新たに、愈々の精進をお誓いのことと存じます。
 今、宗門は僧俗一致・異体同心し総力を結集して、来たるべき平成33年・宗祖日蓮大聖人御聖誕800年、法華講員80万人体勢構築の誓願達成へ向けて力強く前進しています。是れも偏に、全国の法華講支部の指導教師並びに講頭をはじめ講員一同の強盛なる信心の賜物と慶賀に堪えません。
 さて、本年は「勇躍前進の年」であります。予て私共が御宝前に誓った平成33年・法華講員80万人体勢構築の達成まで、愈々残り二年余。本年度の戦いは、全支部が折伏誓願達成を果たすために極めて大事な年となります。されば、各講中共に、
「異体同心なれば万事を成ず」(御書1389)
との御訓誡を心肝に染め、一人ひとりが誓願達成へ向けて断固たる決意を固めると共に、僧俗一致・異体同心の団結をもって、万難を排し勇猛果敢に折伏戦を展開していくことが肝要であります。
 法句経を拝しますと、
「我は象の闘うに箭に中るを恐れざるが如く、常に誠信を以て無戒の人を度す」
とあります。即ち、折伏に当たっては、如何なる困難・障礙を恐れず、真実にして誠実な心を以て、断固としてことに当たることが肝要であると仰せられているのであります。
 大聖人は『椎地四郎殿御書』に、
「大難来たりなば強盛の信心弥々(いよいよ)悦びをなすべし。火に薪(たきぎ)をくわ(加)へんにさか(盛)んなる事なかるべしや。大海へ衆流(しゅる)入る、されども大海は河の水を返す事ありや。法華大海の行者に諸河(しょが)の水は大難の如く入れども、かへす事とがむる事なし。諸河の水入る事なくば大海あるべからず。大難なくば法華経の行者にはあらじ」(御書1555)
と仰せられています。
 私共が正法正義に基づいて信心に励み、折伏を行じていけば、様々な難が惹起し、正法流布を妨げることは必定であります。将に、
「此の法門を申すに(中略)魔競はずば正法と知るべからず」(御書986)
であります。
 されども、この大難を打ち破らなければ、真の幸せを招来することは出来ないのであります。『御義口伝』には、
「末法に於て今日蓮等の類の修行は、妙法蓮華経を修行するに難来たるを以て安楽と意得べきなり」(御書1762)
と仰せられています。難を呼び起こし、その難を打ち破っていくところに、過去遠々劫からの罪障を消滅し、一生成仏を果たすことが出来ることを知るべきであります。
 今、宗門は総力を結集して、来たるべき平成33年・宗祖日蓮大聖人御聖誕800年、法華講員80万人体勢構築を目指して力強く前進をしております。この時に当たり、各講中共に、御宝前に誓った折伏誓願を必達し、以て仏祖三宝尊への御報恩を果たされますよう心から願い、新年の挨拶といたします。

 

 


 

新年の辞

立宗七百六十七年の新春を寿ぎ奉る

 

(大白法 平成31年1月1日 第996号 転載)

 立宗七百六十七年の新春を迎え、
 御隠尊日顕上人猊下には御機嫌麗しく新年をお迎えの御事と慶賀至極に存じ上げます。
 また、法華講大講頭・法華講連合会委員長星野浩一郎氏ほか全国法華講員御一同には、清々しく新春をお迎えの事と存じます。
 本年、宗門は「勇躍前進の年」を迎え、来たるべき平成三十三年宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年法華講員八十万人体勢構築の実現へ向けて、各講中共に誓願達成の気運が高まり、僧俗一致・異体同心の団結と身軽法重・死身弘法の強盛なる信心を以って大きく前進しつつあります。
 これも偏に、各支部共に指導教師・講頭を中心に講中一結して、寧日なく勇猛果敢に折伏戦を展開してきた結果であり、誠に喜びに堪えません。
 さて『法華経薬草喩品』を拝しますと、
「是の諸の衆生、是の法を聞き已って現世安穏にして後に善処に生じ、道を以て楽を受け、亦法を聞くことを得」(法華経217)
と仰せであります。
 此の御文について、『法華文句』には、
「現世安穏後生善処とは、即ち是れ報因に報果を感ず」(法華文句記会本中-409)
とあります。
 即ち、法華経信受の現当二世に旦る功徳を説かれ、現世に妙法弘通に励んだ因は、報因報果、因果の二法によって、必ず未来世に善処へ生まれることが出来ると仰せられているのであります。つまり「現世安穏後生善処」の果報は、妙法受持の功徳によって、はじめて享受することが出来ると説かれているのであります。
 されば、『秋元殿御返事』には、
「南無妙法蓮華経と唱へさせ給へ。『現世安穏後生善処』疑ひなかるべし。法華経の行者をば一切の諸天、不退に守護すべき経文分明なり」(御書334)
と仰せられ、唱題の功徳によって、「現世安穏後生善処」は疑いなく、法華経の行者を一切の諸天が不退に守護することは、経文に明らかであると御教示遊ばされているのであります。
 更に、『持妙法華問答抄』には、
「願はくは『現世安穏後生善処』の妙法を持つのみこそ、只今生の名聞後世の弄引なるべけれ。須く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ、他をも勧めんのみこそ、今生人界の思出なるべき」(同300)
と仰せであります。
 御文中「南無妙法蓮華経と我も唱へ、他をも勧めんのみこそ、今生人界の思出なるべき」との仰せを拝する時、今こそ、宗内僧俗一同、愈々二年余に迫った、宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年法華講員八十万人体勢構築を目指して、昼夜を分かたず、全力を傾注して大折伏戦を展開し、以って、末法の御本仏宗祖日蓮大聖人の広大無辺なる大慈大悲に報い奉られるよう心から祈り、新年の挨拶といたします。

 

 

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