光

視覚障害者のために映画の音声ガイドをつける仕事の女性と、視力を失ってしまった天才カメラマンが衝突しながらも惹かれあうラブストーリー。

これは永瀬正敏の演技に尽きますね・・・焦点を合わさない視点なんか流石です。それに水崎綾女がちゃんとついていっている・・・彼女の飛躍のきっかけになればいいな。

あと、藤竜也監督のあの作品も完全版で観てみたいし、樹木希林の音声ガイド版も良さそうだし・・・。

で、ラスト・・・タイトルの意味はこれだったのか！ちょっとヤラレタ感があるけど、いいラストシーンでした。

ポエトリーエンジェル

詩のボクシングねぇ・・・てっきりねじめ正一が出てくるかと・・・。

田辺映画祭10周年記念ってことで田辺市を中心に撮影されています・・・主人公は梅農家の息子だしね。岡山天音が主演です・・・彼には期待してるんもんでちょっと厳しい目になっちゃいます。正直もう少し使い方もあるとは思うけど、鶴見さんと美保純の両親ってのはなかなか面白いね。

下条さんが読めばどんな内容でも勝っちゃうんだろうなぁ・・・。

美しい星

突然火星人としての覚醒をしたお天気キャスターの父は地球環境を守るために突飛な行動に出る。そして水星人として覚醒した長男・・・金星人として覚醒した長女・・・そして母は・・・。

これの原作が三島由紀夫ということに驚きはあります・・・どこまでが原作のエッセンスなんだろう？でもこれは現代だから映画化できたのかもしれません。リリーさんでなければこのお父さんは演じられないかもしれません・・・屋上のシーンとかラストは考えさせられるものがありますね・・・。

地球人が一番地球のことを考えてないのかもしれません・・・。

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ

看護師で夜はガールズバーで働く女性と日雇いの男は、山手線の止まった夜に出会った。そこから始まる2人の恋愛模様・・・孤独な都会は寂しいけど繫がりがあると何とかやっていけるもんです。

原作は詩らしいけど、そこからここまでの話にしたことは石井監督の凄さではあります・・・それにしても田中哲司の役は身にしみるもんがあります・・・中年の見方ではありますが・・・。

ラストは希望があって良かったのかなぁ・・・。