SHOのゆるゆる日記

観た映画の感想を書いていくブログ

祖谷物語ーおくのひとー

2014-05-17 21:39:07 | 映画

17年前の冬のある日、徳島県の祖谷で1人の赤ん坊が拾われた・・・そして高校3年になった春奈は山奥で2人暮らし。そこへボンネットバスに乗って男が現れた・・・。

祖谷の自然を背景に、1人の少女の1年間と変わらざるを得ない周囲の人々の様子を丁寧に描いてます。武田梨奈が初めてアクションのない作品に出てますけど、彼女はしっかりとした演技ができる子なんで、見事に主役を張ってます。おじいの田中泯も一言も喋らない役ですが存在感は流石です。

物語は数年後に飛ぶんですが・・・その数年間に何があったんだろうと気になるところではあります・・・でも最後はなんとなく良かったかなと・・・。

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野のなななのか

2014-05-17 21:27:40 | 映画

鈴木光男(92歳)が大往生した。なななのか(四十九日)までの間に謎の女性の出現から、彼の過去が明らかになっていく・・・。

大林組の作品ですから、大林監督にしか出来ない映画になりました。今回は終戦後の戦争と人の生き死に、それに3.11を絡めてきてますけど・・・正直3.11は別にしたほうが良かった気もします。

過去と現在の行き来が多くてややこしくもなったのですが、品川徹さんの迫力と常盤貴子の不思議さが上手くマッチしていますし、寺島咲の安定感は完全ですしね。久しぶりに柴崎智加を見ましたがラストの踊りだけで十分満足です。

大林監督のメッセージは画面を通して伝わってきます・・・バカな現首相と政治家どもに見せてやりたいんですが、彼らにはこのメッセージは伝われないんでしょうね。

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