17年前の冬のある日、徳島県の祖谷で1人の赤ん坊が拾われた・・・そして高校3年になった春奈は山奥で2人暮らし。そこへボンネットバスに乗って男が現れた・・・。
祖谷の自然を背景に、1人の少女の1年間と変わらざるを得ない周囲の人々の様子を丁寧に描いてます。武田梨奈が初めてアクションのない作品に出てますけど、彼女はしっかりとした演技ができる子なんで、見事に主役を張ってます。おじいの田中泯も一言も喋らない役ですが存在感は流石です。
物語は数年後に飛ぶんですが・・・その数年間に何があったんだろうと気になるところではあります・・・でも最後はなんとなく良かったかなと・・・。