妹尾河童さんの自伝的小説の映画化。
昭和16年神戸の仕立屋一家が、時代の波にもまれながらも家族の絆を深めていく・・・。映像的なことでいうと焼夷弾のCGが凄かった・・・そりゃあんな爆発の仕方をするんだったら逃げ場もないだろう・・・マシンガンなんかよりも遙かに怖いわ。で、話的には、水谷さんのキャラクターで引っ張っていく感じですけど、H役の子が良かったよ・・・「この戦争ってなんだったんだよ」は素晴しい台詞です。
しかし、どうして戦争の話になると観客の年齢層が高くなるんだろう・・・こういう話こそ若い人が見ないといけないのに・・・いくらステレオタイプな描き方とはいえ、戦争が始まればこういう馬鹿なことが起こるということをちゃんと意識しておかないといけないのに・・・。