生徒にも人気の高い英語教師のハスミンこと蓮実は自分にとっての完璧なクラスをつくるためには人殺しも厭わないサイコパスだった。
原作は2年前の「このミス」の1位の作品・・・実はこの年の「このミス」だけは高校の友達が書いた作品が評価されてたんで買ってるんですよね。だから、この作品名だけはず~っと気にはなっていたのよね・・・貴志祐介の作品ですけど、映画では都合上なのか結構わかりやすい伏線が張ってありますね。
でも、なんといってもこの作品は生徒たちの殺され方につきますなぁ・・・流石に三池監督です。『スキヤキウエスタン』『十三人の刺客』のように人が沢山殺される作品は思いっきりがよくて清々しささえ漂ってくるというもんです・・・。伊藤英明の散弾銃を撃つときの目が、『海猿』の時と違って怖いです・・・なんかこっちの方が適役かと思ってしまうほどに・・・。
見終わったあとはしばらく喋りたくないほどの重たいもんがのしかかりますけど、作品の出来としてはエクセレントかと・・・マグニフィセントととは言いたくはないけどねぇ・・・。