塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 江戸の温泉 豆州熱海地志

2019-05-25 06:02:21 | ミュージアム巡り_2019
 「豆州熱海地志」(鈴木秋峰・長頼著、元禄13年・1700刊、全1
冊)は、江戸前期に成立した熱海に関する地志。長頼は幕臣で大工頭
を務め、文芸にも造詣が深く、秋峰は屋号。
 長頼が熱海に湯治に訪れた際、当地に地誌がなかったので自ら取
材し本書を執筆。景勝地や温泉、神社など部門ごとにまとめられて
いる。

 展示頁には、三代将軍・徳川家光が熱海温泉に入湯するため御殿
を建造させた。ところが、家光は訪れることなく御殿が荒廃したた
め取り壊されたとある。長頼が取材したのは、門の跡と馬場が残さ
れていたとある。同地志所収の熱海図。

 同地志より20年程前に書かれた「豆州熱海絵図」(菱川師宣画、
天和元年・1681刊)
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)
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