続いて、「名物帳」(安永8年・1779、紙本墨書、27/19.2cm、TNM
所蔵)。こちらは八代将軍徳川吉宗の命により、本阿弥宗家13代光忠が
同家に伝わる台帳類をまとめた「享保名物帳」(享保4年・1719完成)の
写本。
将軍家や御三家、有力大名が所持した名刀250口の所持者、名称、
銘の有無、寸法、代付、由緒来歴などが記されており、その内容度は
高い。
同帳の原本は不明で、複数の写本が伝わっており、幕府に提出した原
本を書写したものがトップにあげた書。故実家の源長俊による跋文。
また19世紀前半に本阿弥家が内容を増補して構成を再編したものが
あり、それがこちらで情報量が増えている。
この享保名物帳は、日本刀の価値観を決定づけた本阿弥家の歴史的
遺産といえる。
TNM(台東区上野公園13-9)
所蔵)。こちらは八代将軍徳川吉宗の命により、本阿弥宗家13代光忠が
同家に伝わる台帳類をまとめた「享保名物帳」(享保4年・1719完成)の
写本。
将軍家や御三家、有力大名が所持した名刀250口の所持者、名称、
銘の有無、寸法、代付、由緒来歴などが記されており、その内容度は
高い。
同帳の原本は不明で、複数の写本が伝わっており、幕府に提出した原
本を書写したものがトップにあげた書。故実家の源長俊による跋文。
また19世紀前半に本阿弥家が内容を増補して構成を再編したものが
あり、それがこちらで情報量が増えている。
この享保名物帳は、日本刀の価値観を決定づけた本阿弥家の歴史的
遺産といえる。
TNM(台東区上野公園13-9)