自分を変えたいあなたへ(40)

「過去問は志望校からのメッセージである」

過去問は、志望校からのメッセージです。
たとえば、超難関大学といわれる東大、京大、一橋などの大学の場合、
その勉強すべき分量に圧倒される受験生がいるが、驚くことはありません。
出題範囲は広いが、実際に出題されるポイントは限られているのです。
極端に言ってしまえば、来年の試験に出題されるのは、
以前に出題された問題と関連の深い問題が出題されます。

何を勉強すればよいのかわからないと悩んでいる人は、
志望校からのメッセージを徹底的に分析するのです。
そうすれば、何が試験に出題されるか見えてきます。

過去問は、ここが大事ですよ。ここから出題しますよ。
少なくとも、ここだけは一生懸命勉強してください。
という志望校からのメッセージなのです。
過去問を分析する際、次の点に注意してください。

最低１０年分（できれば２０年分）の分析を行い、
①出題されるのは何か。
②出題形式はどうか。
③出題レベルはどの程度か。
を把握することが、合格への最短距離の道のりです。