チャリンコ漫遊

ゆ~っくり、の~びり、新しい景色と新しい世界を求めて…リンリン・尺八・田舎暮らし… 

平尾芳廣先生の歌

2005年03月01日 | 詩・歌・唄
紫紺  新年号より

★古里を日日おもいつつ勤めおり
      いつか帰らんと願い祈りて

★いつの日に帰れる里やと偲びいる
      山谷小川の夢にもわすれず

★疲れたるこころに思う古里は
     なにより安まる景色なりしよ

★柿紅葉のわずか揺らぎて天地は
     陽光しずけく午後にかたむく

★臥ししまま古里の寺の鐘の
音を久しと聞きいるいまの幸せ

★三重の塔にすずめら鳴きつどい
    朝の陽わずかに谷へと射しぬ

★紅葉の美しき一葉を栞として
    古里のにおいを伝えんとする


コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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短歌は素晴らしい (龍之介)
2013-01-11 22:07:11
生きいると様々な心の葛藤がある頑な心を少しでも歌ってみたいものです
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