チャリンコ漫遊

ゆ~っくり、の~びり、新しい景色と新しい世界を求めて…リンリン・尺八・田舎暮らし… 

高槻市・神峯山寺もみじ狩

2014年11月25日 | リンリン

紅葉の神峯山寺(かぶさんじ)が朝日新聞に載ってたのでぶら~と〝もみじ狩〟に行って来ました。

高槻市原と云う地に神峯山寺は有るのですが在所は高槻市とは思えない地方の山深い凄い田舎の雰囲気を感じる所でした。
都市近郊の農家在所とは違う何かを感じました。今でこそ開発の波が押し寄せて来てしまったのでしょうが山岳霊場と云われた所、当時の空気だけは流されず漂っているのでしょうか…。

ポンポン山もここから登るらしく一度行って見たいと思います。有名ですものね。
しかし山門への途中では第二名神高速道路の大規模トンネル工事が行われておりました。
山岳霊場の名は薄らえて行くでしょう。


神峯山寺の山門で一人300円を払います。
これは拝観料では無いらしく神峯山の寺と森を守る為のホントの入山料だとか…

朝日新聞に載ったその日から凄く増えたと係りの人が…
情報溢れている今時ですがやっぱり新聞の効果って凄いんですね。

携帯カメラで撮っているわれわれ等も多いですが本格的なカメラを持ってシャッター場所を探っておられるカメラマンが本当に多かったです。
中にはプロさんもおられたのでしょうね~



神峯山寺のしおり
「人と自然が調和するお寺」

子どもの頃に遊んでいた虫たちを、最近はとんと見かけなくなったと思いませんか?
チョウチョやカタツムリ、テントウムシ・・・。
当たり前のように私達のそばにいた虫たちも、都会ではほとんど見かけない世の中になってしまいました。

普段は忘れがちですが、野性動物だけでなく木々や草花は(いきもの)です。
そもそも、神峯山寺の興りは、こうした自然や山々を怖れ敬う日本の(山岳信仰)に有りました。
以来、神峯山寺は周囲の豊かな自然と1300年以上もの時を超えて調和し、山とお寺の両方が一体化するかのように存在しています。

冬に参道へどんぐりを探しに下りてくるシカ、夏にお堂の前を横切るサワガニ、春に貯水池で卵を生む天然記念物のモリオアガエル、秋に神々しく紅葉する樹齢推定500年の(夫婦もみじ)・・・etc。

それら全てが神峯山寺の一部であり、お寺もまた神峯山の森の一部なのです。
関西は古寺名刹が多いことで知られていますが、こうした自然と融合するお寺はすっかり少なくなってしまいました。
この環境を守っていくこともまた、神峯山寺に与えられた責務だと考えています。

神峯山寺は日本で初めて毘沙門天が安置された場所として知られ、古くは比叡山、葛城山に並ぶ7高山の霊場として繁栄した。
コメント (1)
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