
もう旧正月は過ぎてしまいましたが、お正月前の台湾の様子をお伝えしようと思います。

お正月前になると、町はお正月用品の売り出しで大変活気づくのですが、そのお正月用には赤い色のものが多いというのが中華圏の特徴でしょうね。台北の町もあちこちが赤いもので華やかになっていました。


上の写真は縁起のいい飾り。爆竹のデザインのものあっておもしろいですね。下の写真はドアや窓に貼る紙。おめでたい言葉が書いてあります。玄関のドアの左右と上の部分に貼り付ける『対廉』もたくさんありますね。こういった紙も全部赤!

またお正月に飾るお花の一つに大根の鉢植えがありますが、これも赤大根!台湾では大根は縁起物!(台湾語で大根という発音がおめでたい意味の発音に近いから)その大根が赤いと更におめでたいんでしょうね。

飾りだけではありません。台湾の女性はお正月になると赤い下着を新調する習慣があるそうで、ランジェリーショップではほらこの通り、赤いブラジャーなどがディスプレイされているのです。驚きですね。



さて、今年も旧正月がやってきました~!というわけで、我が家の玄関にも新しい「春聯」を飾りました。中華圏の風習の一つで、赤い紙に縁起の良い対句の言葉を書き、それを家の入り口などに貼るのです。今年は酉年なので、ニワトリの絵を描いていただいて、それも中央に貼り付けました~。
「春」がさかさまに貼ってあるのは、逆、とか、さかさまという言葉が、中国語の発音では「来る」という発音に似ているため、これで「春が来る」と表すんです~。

新北市の市長さんが書いたと言われる「春聯」もドアの横っちょに貼りました。この言葉の通り、よいことを行って、福が訪れたらいいなあ~。
