ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

復活してます、不老温泉!

2011-06-06 21:47:41 | 温泉
 高雄縣にある不老温泉に行ってきました!



 高雄市から不老温泉に向かうと、27号線を通らなければなりません。27号線はもう一つ荖濃渓を挟んで西側に27号線甲という道路があるのですが、私たちは屏東縣から入ったので27号線のほう、つまり荖濃渓の東側の道路を走って行きました。
 ところが・・・・この辺りは2年前の88水災(莫納克台風による被害)がひどく、今でも依然として道路工事が行われていました。



 台風による長雨で荖濃渓があふれ、土石流がものすごい勢いとなってこの辺りを襲ったのでした。
 27号線はめちゃめちゃに壊れ、ようやく通れるようにはなったものの、まだ道の表面はコンクリート舗装がなされていませんでした。



 ほうらね、本当は27号線はこの上のほうにあったんですよ。山の斜面に道の痕跡がちょっと残っているでしょう。もともとはあそこに道があったんです。



 もと27号線が落下した跡です。今の27号線のところまでずり落ちちゃってますね。それくらい激しく山が崩れたんですね。



 こんな景色にも遭遇しました。電柱が宙づりになっています。もとの道はすっかり崩れてなくなってしまい、電柱だけが電線に引っ張られる形になって残っているんですね。


   
 まだ舗装がきちんとできていないでこぼこ道をなんとか走りきって、不老温泉に到着しました。この日お邪魔したのは「草地人民宿」という温泉民宿です。この民宿も88水災で被災したそうです。土石流が流れてきて胸のあたりくらいまで冠水し、温泉施設も一時は使用できなかったそうです。



 今は見事復興を果たし、温泉にも入れるようになっていました。



 温度が異なる湯船。宿泊客を中心に賑わう温泉施設。



 こちらは夏場に解放されているプールです。



 足湯コーナーもありました。足の汚れをツンツン突っつくお魚さんがたくさん泳いでいます。



 受付には「炭酸ナトリウム泉」と書いてありました。角質層を軟らかくし、肌に潤いを与え、美白効果もある、とも書いてありました。



 民宿のお部屋はこんな感じでした。山小屋風の雰囲気。



 お部屋の浴室は広く、お風呂もゆったり!もちろん蛇口をひねると温泉が出てきましたよ!



 民宿からは裏手の山にどっかりと腰をおろしていらっしゃるお釈迦さまが見えます。しかし残念ながら、今のところまだお釈迦様には近づけないんだそうです。途中の山道は土砂崩れの修理が終わっていないらしいです。行ってみたかったけど、危ないならしょうがないか・・・

 88水災で被災地になってしまった不老温泉ですが、温泉旅館も温泉民宿も元気に復活して頑張っていますので、台湾の温泉に興味のある方は、ぜひ訪れてみてくださいね。

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