新竹市の山手にある普天宮というお寺に行ってきました。
一見、台湾でよく見かける、ごく普通のお寺のようなのですが・・・・
お寺の本堂のてっぺんには、ほーらね、このようにででーんと神様が鎮座ましましているのでした!す、す、すごい威圧感!
このお方は関公(関羽様)。長いお髭と手にしている巻物がトレードマークです。
本堂の右手を見ると、真っ白な観音様がいらっしゃいました。
が、観音様の頭をよく見ると、な、な、なんと鳩が2羽とまっているではないですか!恐れ多くも観音様の頭の上にとまるなんて~~~!大胆な鳩ですこと。
本堂の左手には大きなおなかを抱えた弥勒菩薩様がいらっしゃる弥勒佛祖殿がありました。
と、ここまでは台湾のお寺としましては、いたって普通。どこのお寺にでもあるような光景です。
しかし!この「古奇峰風景区」と書かれた門をくぐると、摩訶不思議な世界へといざなわれるのでした。
「古奇峰風景区」というエリアには、このようにたくさんの石や石像がずらずらずら~っと並んでおりました。
中国の昔の偉い方の石像もあれば、なんだかエジプトの石像のようなものもありますねえ。
こんなふうに歩廊のようになっている場所もありました。
お釈迦様の像や五重の塔、石灯籠のようなものも遊歩道の両脇に並んでいました。
おおお!階段のところにアーチ状のトンネル(?)が!しかもそのてっぺんにはお釈迦様の首がのっかっているじゃーありませんか!ものすごいデザインです。斬新というかなんというか・・・・いやあ、驚きです。
これは人間の顔をした牛(?)でしょうか。「治百病神獣」という名前がついています。ってことは病気を治す神様なんでしょうね。目がおでこにも胴体にもついていて、ちょっと気味が悪いのですが・・・また、角が背中からも4本生えているのもキモイですけどね・・・
別の遊歩道に出てきました。ここにも多くの石像がありました。前方に見えるのは兵馬俑ではないですか!もちろんコピーですけどね。
それにしてもどうして兵馬俑は女子トイレの前に並べられているの??
おっと!こちらはナポレオン・ボナパルト様!これもよく見かけるポーズですね。ナポレオンと言ったら馬にまたがるお姿ですよ。
だけどこの石像、男子トイレの上にあるんです。トイレの上にナポレオンって、どうよ!
その脇の地べたにはベートーベンさんが!!もう少しきれいに飾ってあげたらなあ。
こちらもどこかで見たことのあるような石像ですね。エジプトチックです。
おやおや、二宮金次郎さんまでおなじみのスタイルで立っているじゃないですか!
振り返れば自由の女神に、その前にいるのは三銃士!!有名な方々が目白押しじゃないですか!
おっと、こちらには考える人!そうそう、この石像はなくっちゃ!
巨大ミロのビーナスもありました。高さ3メートルくらいあったでしょうか。
なんと、信楽焼でお馴染みのたぬきさんまで!!
そしてアルキメデスさんもいらっしゃいました。ちょっと汚れすぎていますが・・・
こちらには機の間に青い陶器の獅子がたくさん置いてありました。いったいこんなにたくさんどうするつもりなんでしょうか。
これも有名ですね。見ザル、言わザル、聞かザル。だけど3匹だけじゃなく、たくさんのお猿さんがいました。
「古奇峰風景区」って、眺めのいいきれいな場所かと思っていたのですが、石像の森だったのですね!それにしてもこれだけ多くの石像コレクション、恐るべしです。このへんてこぶりは一見に値しますよ!
ただ、もう2,3年くらい前はもっとたくさん見学できるコーナーがあったそうです。兵馬俑記念館のような場所や、面白い石像などが展示されているスペースもあったとのこと。それが、今では残念ながら閉鎖されていました。見たかったのになあ~。きっと見学者が少なくてパワーダウンしてしまったんでしょうね。
こういった面白いものを集めているスペース、嫌いじゃないので「古奇峰風景区」は今後も頑張っていただきたいのですけどね。
こういうの、興味がある方はぜひぜひ普天宮を訪れてみてくださいね。
新竹市普天宮:http://www.guchi.com.tw/index.html