南横(南部横貫公路)の東段、つまり南横台東縣エリアのど真ん中にある、素敵なホテル、天龍飯店に宿泊しました。
このホテルは南横沿いに建っていて、このあたりの地区を霧鹿と呼びます。それで、このホテルにある温泉も霧鹿温泉と呼ばれています。
が、なぜホテルの名前は「天龍」なのかといいますと、このあたりを囲む山々に、早朝になると細い雲が横にたなびくんです。雲は横にクネクネと広がっていて、まるでその様子が龍のように見えることから、「天龍」と言うようになったのだそうです。(ホテルのガイドさんの話)写真は早朝に撮った雲の様子。ちょっとわかりにくいのですが・・・
とにかくお部屋にチェックイン。ダブルベッドが二つの4人部屋でした。お部屋のお風呂も温泉が出てきます。
窓から外を見ると、な、な、なんと、吊り橋が!!深い谷間に架けられた吊り橋を見下ろすと、ちょっとゾクッときます。迫力のある景色じゃないですか!
好奇心に駆られこの吊り橋を渡ってみることに。吊り橋はそんなに幅がありません。立て札には“最大7人まで。間隔を開けて渡ること”という注意書きがありました。
橋の先を見ると、わ~お!山に吸い込まれるかのような感覚が・・・
下を見たら・・・ひゃーーー!た、た、高い!川がものすごく下に見えます。もしも落ちたら一巻の終わりです!こりゃ、怖いです。高所恐怖症の人は失神するかも。
夕方、ホテル1階の露天に設けられている温泉に浸かりました。水着着用の男女混浴です。手前がちょっと熱めのお湯で、41~42℃、奥の方がぬるめのお湯でSPAがついています。
四方を山で囲まれた自然の風景の中で、ゆ~っくり温泉に浸かるのは気持ちいいですよ~。鳥の声や蝉の声なんかが聞こえて、なんとも風流です。
ここのお湯は炭酸泉。微かに温泉の匂いがし、ややぬめりがあります。お湯の色はちょっと水色がかっていて、とてもきれいです。五十肩や消化不良、神経痛などに効果があるそうです。
このホテルでは、土日など宿泊客が多い日には、イベントがあります。まずはお餅つき!この辺りの集落はブヌン族の方が多く住んでいるので、ホテルのスタッフもブヌン族のかたが多いのですが、ブヌンの生活を体験しましょうってことで、お餅つきがあるのでしょう。
ついたお餅はちぎって丸め、ピーナッツの粉と砂糖をまぶした中に転がします。日本のきなこ餅と似ていて、とっても美味しかったです~。
また、ブヌン族の皆さんとお客さんとで輪になって、ブヌンの踊りを踊ったりして、夜も楽しく過ごせますよ!
天龍飯店:台東縣海端郷霧鹿村1-1号 TEL(089)935075
行き方 台鐵台東駅から國光客運バス梅山行きに乗り、「天龍吊橋」下車。
一日1本6:40発車のみ。
または台東市復興路にある屏東客運山線駅から利稲行きのバスに乗り、同じく「天龍吊橋」下車。
一日2本。6:00,13:10発車。詳しくはこちらを