ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

マニアックな野渓温泉

2009-06-10 23:59:38 | 温泉
       
 台東縣の超マニアックな野渓温泉に行って参りました。その名も利吉温泉です!

 この温泉、台湾の温泉本にも載っていないような温泉でした。まあ、つまり有名じゃない温泉で、どうでもいいよ、こんな所!とういうような温泉なのでしょうね。
 台東に遊びに行くに当たり、台東の地図を見ていたら、おっと!こんな所に温泉マーク発見!だけど解説は全くなし!こりゃあマニアックに違いない!行ってみよう!とうことになりました。


       
 台鐵台東駅からバイクを借りて、利吉方面の矢印を頼りに北上していきます。利吉大橋方面、東45号線に入ると不思議な景色が見えてきます。右手にそびえる山にはほとんど木が生えていなくて、まるで荒野の中にある景色のよう。山だけを見ていると、緑豊かな台湾にいることを忘れてしまいます。


       
 しかも山の手前には田んぼの稲が広がっていて、この山といいコントラストではありませんか!


       
 実はこの山の地形を「悪地」というのだそうですね。説明によると、悪地というのは細かい泥でできた岩が、雨などの浸食を受けて形成された特殊な景観のことなのだそうです。こういった場所には植物などは生えないのだそうで。この荒れた山肌が月の表面のでこぼこみたいに見えることから、「利吉月世界」とも言われているのだそうです。


       
 ほとんど水の流れていない川とともに利吉悪地を見ると、更に不思議な風景に感じられます。


       
 さて、東45号線から197号線に入って更に北上すると、利吉橋にさしかかります。情報によるとこの橋のあたり(197号線の47キロ地点)に利吉温泉に入っていく道があるということなのですが・・・


       
 バイクを降りてうろうろと入口を捜します。どこかな、どこかな・・・?
「あったよ!ここ、ここ!」


     
 入り口から山道を下ります。細い道(道のような、道でないような?)で、滑りやすいから注意です!


       
 約2,3分で利吉温泉に着きましたが・・・・・なんと狭っ!大人が2人も入れば満員になるような池ではありませんか!いや、池というより大きな水たまり???しかも、長らく誰も入っていなかったのか、ちょっとゴミが溜まっていたり、葉っぱや蜘蛛の巣みたいなものが浮いていたり。
 でも、池のあたりからは温泉の匂いがします。ちょっと硫黄っぽいような、独特の匂いがしましたので、小さくても間違いなく温泉です!!


       
 折角来たのだから入るぞー!というわけで、まず主人が海パンに着替えて入浴!
「おおおおお!ぬるい~、寒ーーー!」
 それもそのはず、源泉温度は32,33度。冷泉に近いのですから。


       
 なぜか洗面器が置きっぱなしになっていましたので、ちょいとお借りしてザブッと肩にかけます!


       
 娘と私は足湯で楽しみました。ほんとだ~、かなりぬるいわ、これ!

 まあ、でも、マニアックな利吉温泉を探し当てられたのだから、満足満足!の我が家でした。

利吉温泉データ:
  海抜:228メートル
  温泉の温度:31~35度
  泉質:氯化物泉(塩化物泉)

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