ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

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列車の町だよ、泰安鉄道文化園区

2008-10-31 16:19:23 | 町を訪ねて
 台中縣后里郷の旧泰安駅周辺は“泰安鉄道文化園区”と呼ばれており、列車をテーマにした町作りが印象的な魅力溢れるスポットです。


       
 まずは旧泰安駅に行ってみました。この駅はもう使用されてはいませんが、縣の古蹟に指定されているようですね。では、ホームに入ってみましょう。


            
 プラットホームは屋根などのペンキのはげた部分は塗り直してありますが、その他は昔のままの佇まい。線路の向こうは勝興駅に続いています。


       
 この黒い建物は待合室だったのか、倉庫だったのか?今は「鐵路飯館」という文字が貼ってありますが、レストランはやってなかったけどなあ。


            
 線路に下りて散策もできます。記念写真を撮り合いっこしている観光客の姿が見られました。また、すぐそばの山はハイキングコースになっていますので、春の油桐花が咲くころなどに訪れると、更に楽しいと思います。


       
 線路沿いの商店前には汽車が置いてありました。お店の看板オブジェになっていて、子ども達の人気者?


            
 列車をテーマにしている町作りは標識にも表れています。ほら、標識も踏切の信号機でしょ!


       
 矢印の看板だって汽車ぽっぽが描いてありますよ~。


            
 こういうタイプの矢印看板だってあります。


       
 旧山線沿いには列車をモチーフにしたいろいろなものが見られます。これは橋の欄干ですが、列車になっているのがわかりますか?


            
 旧泰安駅の線路脇に石碑が建っていました。「臺中線震災復興記念碑」と刻んであります。


       
 1935年4月に起こった大地震で壊滅状態となった台中縣、苗栗縣でしたが、見事鉄道を復興させたその記念として石碑が建てられたようです。石碑の下の方に日本語で当時の様子が書かれていました。ちょっと読みにくいかな。

 素敵な町作りに感動を覚えた后里郷の散策でした。旧泰安駅の近辺にも個性的な民宿がいくつかあり、駅前はちょっとした老街になっています。老街の商店は昔懐かしい駄菓子屋さんなんかがあったり、水車が回っていたり、タイムスリップしたような感じになりました。

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