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ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

九分 その2

2006-03-24 15:49:18 | 町を訪ねて
 九分(「ふん」は本当はにんべんに分)と言えば侯孝賢監督の映画「悲情城市」の舞台となったところ。基山路から石段へ折れ、そのまま階段を下っていくと見えてきました、阿妹茶酒館。(写真参照)このお店は「悲情城市」に登場したという
こともあって、今観光客に大人気の茶芸館なのです。それで私たちも阿妹茶酒館に行ってみました。

 門をくぐるとまず最初に飛び込んでくるのは「悲情城市」という文字。それにレトロな造りになっている壁の装飾。足下には小さな池があり、鯉が泳いでいて小さい水車が備え付けてありました。なかなか手入れも行き届いているようです。階段を上っていくとそこは店の入り口。部屋は二手に分かれており、右の茶室へ行ってもいいし、左の茶室に入ってもいいのですが、この日は暑かったのでクーラーのある右手の部屋に入りました。テーブルは窓辺に寄せられていて、町並みと基隆湾の海が一望できるようになっています。3階にも茶室があってここからのほうがもっと眺めがいいかもしれません。

 さてここのメニューはソフトドリンクやアルコール系の飲み物が充実していますが、もちろん台湾茶をいただくこともでき、これはかなりお勧め。が、冷たいものを欲していた我々はアイスフルーツティー&ジャスミン茶ゼリーとキンモクセイのアイスミルクティー&チーズケーキを注文。お値段は観光地料金ということなのでしょうか、やや高めだと思います。でもキンモクセイのアイスミルクティーはとってもおいしかったー。

 このお店目当てに訪れる観光客は台湾の人だけではありません。日本人にも人気が高く、この日もお客さんの半分近くは日本人でした。まぁ我々もそうなんですが・・。それでなのでしょう、老板も日本語ぺらぺら、店員さんも日本語が話せる人がいました。メニューも日本語で書かれているものもあり、日本人観光客にとっては便利なお店です。

 他にも九分には魅力的なところがたくさんあるのですが、子連れの私たちはお茶を飲んだら1day trip を終了させ、またバスに乗って帰りました。本当はもっとゆっくり見たかったのですが、また次回にということに。

 九分には茶芸館やレストランを兼ねて民宿を経営している所があるので、
ゆっくり訪ねたい人は民宿を利用するのもいいでしょう。



豆腐の街深坑 その3

2006-03-21 00:33:05 | 町を訪ねて
 豆腐のイメージが強い深坑ですが、実はここのちまきも有名。「老街」のあちこちでちまきが吊り下げられているのを見ると、思わず2,3個買ってしまいそう。写真のお店「雪子」はNHKの「味わいパスポート」で磯野貴理子さんが取材に来たところ。
ここには6種類のちまきがあってそれぞれ特徴があるのですが、お薦めは具の多い南部ちまきですな。(写真参照)

 ツアーの台湾旅行に飽きたらこんな深坑にぶらっと訪れるってのもいいもんですよ。

豆腐の街深坑 その2

2006-03-19 00:41:16 | 町を訪ねて
豆腐花を食べさせるデザート屋さんもみっけ。豆腐花は中国や東南アジアでよく見られる豆腐デザートだけど、台湾の豆腐花のお店はなかなかあか抜けたもんです。写真はその店先。豆腐花を作る木の樽がインテリアにもなっています。
店の雰囲気も茶芸館みたいで洒落ていました。また、老板のお兄さんは日本語が話せました。


豆腐の街深坑 その1

2006-03-19 00:34:05 | 町を訪ねて
 台北市の隣に深坑郷というところがあります。ここは豆腐で有名な町と聞き、行ってみましたバイクで30分。
 
 この日は日曜日だったので「老街」と呼ばれる中心街は観光客でいっぱい。皆さん深坑の豆腐目当てにやって来たんでしょう、「老街」の両脇に立ち並ぶ豆腐料理レストランは超満員。ここの豆腐は普通の豆腐と異なり、昔ながらの製法で作られた素朴なもの。(木綿豆腐に更ににがりを効かせたものを想像してみてください。でもってきめの粗いやつね。)で、これを煮たり揚げたりってのが深坑豆腐料理であります。当然のことながら例のおぞましき台湾名物「臭豆腐」の店も多数あって、くさぁ~い匂いにくらくらしながら通りを歩いたのですが、臭豆腐以外のレストランもあったのでそこで腹ごしらえ。煮込み豆腐と湯葉巻き揚げ(湯葉の中に牡蠣や中国ハムが入っていた)などを食べました。確かに豆腐は昔懐かしい素朴な味わい。鐘を鳴らしながら売りに来た豆腐屋さんの木綿豆腐に
煮ているような・・・・・

 写真はにぎやかな深坑老街の様子です。