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ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

五郎さんが行ったお店 その1

2017-01-03 20:31:24 | レストラン、喫茶店、茶芸館

 台北市廸化街の一角、永楽市場のすぐ隣のエリアはB級グルメがたくさん!!だからいつも雑然としていて、人が入れ替わり立ち替わりと、目まぐるしい雰囲気。
 こちら「永樂担仔麵」も台湾B級グルメが味わえるお店。なんてことないこのお店、近頃とっても人気があるんです。それもそのはず、「孤独のグルメ」という番組で、松重豊さん扮する五郎さんがこの店で食事をしたからなんです。それまでは、この隣の隣にある揚げサワラ麺の店がダントツ人気だったのですが、今や人気を二分するほどに!!



 お店の中に入ってみるとこんな感じです。台湾によくあるリーズナブルな食堂なんですが・・・・・


    
 よく見ると、壁に貼ってあるじゃないですか!松重さんの写真が!「孤独のグルメ」原作者の久住さんも写ってますね。ちなみに台湾では「孤独のグルメ」は「美食不孤単」といいます。



 このテレビ番組の影響で、最近では日本からのお客さんも多く、私が行った時も何人か日本人が来ていました。そして、メニューも日本語で紹介されていますよ~。



 日本人だとわかると、お店の人がこんなメニューを持ってきてくれます。番組の中で五郎さんが食べていた鶏肉飯と、野菜や揚げ豆腐、煮玉子などの盛り合わせは「五郎特餐」として売り出し中。



 というわけで、五郎特餐を含む4品を注文しました。



 小さいお碗に入った鶏肉飯。タレが下のほうに沈んでいるので、よくかき混ぜて食べるのがグー!おいしいです!


    
 五郎さん絶賛の盛り合わせ。野菜は白菜と大陸妹(レタスに似たシャキシャキとした食感の葉物野菜)。三角の厚揚げと、程よく味が染みた煮玉子、そして茹で豚肉がコンパクトにまとまった一皿です。



 担仔麵はハズレがありませんねえ。鉄板メニューです。



 魯肉飯も間違いないっ!!

 リアル「孤独のグルメ」に是非どうぞ。

永樂担仔麵:台北市南京西路233巷20號(永楽市場のすぐ隣)
      営業時間は11:30~20:00(午前11時半までは別のお店がお粥屋さんとして営業していますので要注意)

老舗「楊記」のかき氷

2017-01-02 21:04:25 | 飲食五花八門

 台湾のガイドブックをめくると、必ず載っているであろう老舗のかき氷屋さん「楊記」です。久しぶりに訪れてみると、以前よりちょっときれいになっていました!



 お店の雰囲気はかわりませんが・・・・・



 なんだか壁がきれいになりましたね。



 メニューも壁にきちんと印刷されています。



 ところで、「楊記」の看板メニューをご存知でしょうか。日本では馴染みがないと思いますが、トウモロコシの粒粒がどばーっと入っているトウモロコシクリームがかかったかき氷なのです。気持ち悪いと言って敬遠する日本人のお客さんもいますが、是非物は試しでトライしてみてください。


    
 日本の各種雑誌も取材に来るほどで、その記事が壁に貼り付けてありました。女優の蒼井優さんもここに来たとか。



 冬場は「紅豆湯(おしるこ)」などのあったかスイーツもありますが、何故かこの冬は暖かい台湾。あったかスイーツよりもかき氷を求めてしまいがち。



 トッピングはこのカウンターで注文します。



 今回は、アズキかき氷を注文しました。トッピングは芋圓(イモだんご)。



 以上、暖かい冬の台北でした~。

楊記:台北市漢口街二段38号

宮原眼科は今は眼科ではありません

2016-12-26 19:56:00 | 飲食五花八門

 昨今、大変人気がある「宮原眼科」へ、ようやく念願かなって行ってきました~。知らない人が聞いたらびっくりするでしょうねえ、なんで眼科が人気あるのかって。実はここは、もう今は眼科ではなくて・・・・・



 建物の正面はこういうふうになっている、お店なのでした!チョコレート菓子、ビスケット、アイスクリーム、パイナップルケーキなど、オリジナルのお菓子を扱う人気店なのです。そんなわけで、お店の中はいつも大勢のお客さんで溢れています。



 建物の外観は昔ながらのままを残し、修復して、中は現代的になっています。台鉄台中駅の向かいに建つこの建物は、日本統治時代の1927年、日本人医師宮原武熊さんが開業した眼科でした。戦後宮原医師は帰国し、この建物は台中市が台中市衛生院として管理していましたが、パイナップルケーキの会社「日出」がこの建物をリニューアルし、菓子店としてスタート。



 お店の中はこんな感じでーす。


    
 天井が高くて、ちょっとばかり御殿のような・・・・・



 商品が木製の棚に並べられています。



 ただし、このお店のお菓子はそこらの駄菓子と違って高級なお値段。一つ一つがお洒落で、お菓子を入れる箱も素敵です。



 チョコレートも各種あります。どれがいいかな~、迷っちゃいます。


    
 こちらはクッキーコーナー。チョコレートをブレンドしたオリジナルクッキーの種類が豊富。


    
 店の奥には、「日出」の歴史がわかるコーナーもあります。



 カステラやジャムもありますよ~。



 オリジナルカップのアイスクリームもありますが、何といっても人気なのは・・・・・



 はい、こちら。お店の横っちょの赤れんが回廊から入って行くアイスクリーム専用売り場。とにかくアイスの種類が多いんです!



 アイスクリームカウンターで働く店員さんはいつも大忙し。



 台湾の果物を使ったアイスクリームもおいしいですよ!ブレンドが絶妙なの。



 こちらのカウンターは、すべてチョコレートアイス。種類がそれぞれ違います。



 トッピングもたくさんありますよ~。指をさして選んでください。



 今回わたしがチョイスしたのは、バナナアイスと、トッピングにミニアズキケーキでした。バナナアイスがおいしかった~!


    
 2階はレストランになっていますが、こちらは予約制。一般のお客さんは2階へは立ち入れません。が、どうしてもトイレに行きたい!!!という場合、2階のトイレへ案内してもらえます(これ、内緒!)。トイレの前にあった昔のドレッサーが素敵でした。


    
 お土産も買いましたよ~。素敵なパッケージでしょ。


    
 ボタンのデザインの紅茶味のチョコレートです!


    
 もう一つ買いました。それがこの二つのパッケージ。



 ナッツ入りのブラックチョコレートと・・・


    
 ドライフルーツ入りのミルクチョコレート!ドライフルーツは、マンゴー、グアバなど、台湾のフルーツでいっぱい!

宮原眼科:台中市中区中山路20号 電話(04)2227-1927
     営業時間10:00~22:00



仁安医院は今も病院ですが、診療はしていません。

2016-12-13 21:06:46 | お勧めスポット
    
 台北市の延平北路二段と涼州街の交差する場所に「仁安医院」という病院があります。この通り、古めかしい表札も表に出ています。



 しかし、現在は診療しておらず、見学スポットとして一般に公開されています。



 というわけで、当時使われていた医療道具や、机、棚などがそのまま展示されています。以前使われていた薬を入れる瓶!!なんだかノスタルジックですね。


    
 壁に説明書がかけてありました。ここは日本統治時代の1926年に、柯謙諒という医師によって設立された西洋式の診療所だったそうで、当時は台湾人が開業した医療施設は少なかったらしく、この診療所は時代的な意義が深いとのこと。
 当時の貴重な写真もありました。柯謙諒医師と、この診療所で働いていたスタッフなんでしょうね。


    
 ドアを見ると、昔の造りであることがわかります。


    
 当時使われていた手術台と、手術道具を置くワゴン。年季が感じられます。



 手術台の上の照明。基本的には今のものとそう変わらないのかも・・・・・



 ちゃんとレントゲンの設備もあったようです。



 一階の柱の上部には、こんなデザインが施されていました。白菜の葉でしょうか?


    
 二階のお部屋。院長室だったのでしょうか。当時の資料も展示されています。


    
 椅子や戸棚などの家具に時代を感じますね。


    
 窓は上下に開く、昔の造り。


    
 古くはなっていますが、ドアのデザインも素敵です。


    
 先生が使っていたピンセットや、名前を書いた札、かばん、帽子なんかもちゃんと保存されているんですね~。


    
 建物は二階建て。当時としては規模の大きな診療所だったのだと思われます。


    
 台北市の中でも古い建物が残っている大稲珵エリアにあるので、街歩きのついでに寄りたいスポットです。



 外観はこんな感じ。バロック式の建物がよろしいですね。
 
 
 

清水鬼洞

2016-12-06 21:06:50 | お勧めスポット

 台中の清水の中心地からちょっと離れたところに行ってきました。それが・・・こちらです。



 「鬼洞」というところなんですが・・・これだけの説明ではわかりにくいですよね。早い話が、地下トンネルなんです。



 入り口付近に鬼洞の見取り図がありましたが、これを見てもイマイチわかりませんので、とにかく入ってみることにしましょう。



 はい、これが入り口。ここからレッツゴーです。



 奥へ奥へと入って行きましょう。中はかなり深そうです。



 おおお。暗いですね。さすがは地下です。正式名称は「横山戦備道」というらしいです。実はここ、日本人が作ったんだとか。その昔は軍事要塞だったんですね。



 奥へと進んでいくと、突然青くライティングされている場所がありました。ここは兵士たちが休息したところだったようです。



 鬼洞の中は意外と広く、使用されていた当時は、事務所や寝室、倉庫などがあったそうです。



 ここは寝室だったところ。何人も横になれるようにできています。


    
 突き当りに階段がありました。上ってみましょう。



 おやおや、ここは壁に小さな四角い窓があります。かつてここは機関銃が備え付けてあったのでしょう。



 水の貯蔵庫兼厨房だったところ。


    
 外に出ると、平面図もありました。これを見ながら先ほどぐるぐる回った地下道を復習しました。かつては200名もの兵士が収容できた「鬼洞」も、今はひっそりと静まり返っています。

清水鬼洞:台中市清水区、雕塑公園の北東。見学するには、事前に清水区公所(区役所)に連絡し、予約を取ること。
     清水市役所の電話(04)2627-0151内線303