山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

師匠との別れ

2010-03-09 02:32:25 | 独り言
仕事は順調に運んでいるものの心身はもうヨレヨレの状態です

事務所に籠りっきりで外気に触れる機会もありませんでした
こういう事を巷では『缶詰』と言うのでしょうね

ちょうど1週間ぶりに外出したのは師匠である駒村貞先生のお通夜でした
世の中とは何と皮肉なものなのでしょうか

僕が最初に教えを乞うた師であり最も影響を受けた師のお一人でした
87才の最期まで燃焼し尽くした素晴らしい生涯だったと思います

師匠と最期にお会いしたのは2年前の出版記念パ-ティの席でした




                 



師匠の背中を見ながら僕が学び植え付けられたこと
学び続ける覚悟、誠心誠意、正直、一途、精力的、一生現役
これが師匠の仕事に対する姿勢でした


『おぉ、高崎君、元気でやってるか! 
 経営は生き物だ、精進し続けろよ!』

遺影になった師匠は微笑みながら僕にそう語りかけてくれました


僕は遺影の前で誓いました
『ありがとうございました。
 これからも弟子として恥ずかしくない生き方をして行きます』



人は皆、運命的な出会いを繰り返しています

良かれ悪しかれ自分に影響を与えてくれる人
少しだけ触れあって通り過ぎて行く人

良き師、良き友
運命的な出会いを大切に暖めて行きたいものだとつくづく思います。 


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 改めて気づかされたこと | トップ | 早春のセレモニ- »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
出会いと別れは (ヒゲ裏磐梯案内人)
2010-03-09 07:41:40
 永く生きればそれだけ分の素晴らしい出会いがある、永く生きればそれだけ分の悲しい別れが存在する、ご心境は理解できます、そして自分が何となく成長するから不思議、山親爺はそんなことで良いと思っております。
返信する
師のあることの幸せ。 (バッカス)
2010-03-09 11:39:19
先輩に誘われて、ミクシイの世界に足を踏み入れた頃、ブログで拝見した恩師でいらっしゃいましたね。

先輩の感謝と敬意が伝わってくる出版記念パーティーだったと記憶しております。

心からの師を持てることの「幸せ」を感じます。私にそんな「師」はいません。
高校時代の先生は「お前の店、まだ潰れないの?」なんて下らない冗談を吐き、「俺、定年になって暇だから下手糞な囲碁でも打ちに来いよ。」とタメ口を聞いてくるガッカリ親爺だし・・・

小学校の公私共にお世話になった94歳の女先生は、すっかり歳を取り、私がたまの休日に遊びに行って四方山話の相手になるのを、楽しみに待っているニコニコお婆さんになってしまいました。

それは、それで有難いことですが、先輩のような「師」ではなく「先生」なのです。

自分が真剣に勉学を志さないとそのような「師」と呼べる先達との緊張した敬意溢れる人間関係を築くことは出来ないのでしょう。

改めて自分の不勉強、不真面目さを反省いたします。

返信する
邂逅 (高崎)
2010-03-10 03:10:04
山親爺さん

人生は出会いと別れの繰り返し

幾多の邂逅に感謝したいと思います
返信する
アリガト (高崎)
2010-03-10 03:20:44
バッカスちゃん

ありきたりだけれど出会う人はみな師

37年前にバッカスちゃんと出逢えたことにも感謝しています。
バッカスちゃんにはホントに沢山の事を学んだよなあ。特に人のたらし方、これは君の才能だね。

いま意識朦朧としています。
あぁ、タップリ眠りたい。
早く溪に出て、呑んで眠りたい。
返信する
師匠 (熊!)
2010-03-12 23:58:53
人生において、師匠はとても大事ですね。

最近人は人生の師匠と言われる人を持たないですね。

色んな意味で寂しい人生になってしまう気がします、人は素晴らしい人生の師匠と出会い、色んな事を学び成長して行ければ最高だと私は思います。

高崎さんも師匠との別れは辛いでしょうが、それが人生で有り、変える事の出来ない宿命ですよ。

師匠との思いを胸に刻み新たなる前進をして下さい。
返信する
ありがとうございます (高崎)
2010-03-13 03:47:04
熊さん

ありがとうございます。
自分の両親や師匠は不死身だと思っていた節があるのです。でも受け入れざるを得ないのですね。

これから山に入ります。
毎年のことですが、疲れた心身を癒す儀式です。
返信する

コメントを投稿

独り言」カテゴリの最新記事