山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

なんとか〇ボは、、、、

2017-04-18 00:01:20 | 自然薯 山菜
気温26度の夏日、風もなく春の女神のお出ましには絶好の日和に恵まれた。
こんな日和はめったにないというのに天邪鬼の僕は石砂山を避けてハンドルを小菅村に向けることにした。
登山者でごった返す山には馴染めない、久しぶりにお蕎麦も味わいたい、ついでにタラの芽と山女魚で両手に花となる。

しかし、予想が的中して小菅の桜はまだ二分咲き程度、タラの芽も山女魚も時期尚早の予感強し!
それでも諦めきれずに小菅の山を2時間ほど徘徊してみたけれどタラの芽の一番芽は固い殻に覆われて芽吹きには程遠い。




諦めて下山して午前11時、開店と同時に原始村の蕎麦屋の暖簾をくぐる。
地元のおばちゃん達が打つここの蕎麦は無骨で黒くて太くてもちもちで田舎蕎麦特有の食感と味わいが楽しめる。




ほどなくして運ばれてきた蕎麦を一目見て驚いた。
細切りにされた端正なこの蕎麦は、いつもの田舎蕎麦特有の無骨さのかけらもないのだ。
一口手繰れば、小気味良い食感と喉越しに、田舎でもやればできるじゃんと思わず拍手を送りたい心持になる。
田舎だからもちもちの田舎蕎麦、そうじゃなくてもいいんだよね、このパラダイムシフトが実に革新的で嬉しくなってくる。




小菅村を諦めて秋山村の里山へと車を向ける。
途中、西原(さいはら)の平打ち蕎麦を食べたくなって『びりゅう館』に立ち寄ってみる。




富士を眺める坪山から下山した登山者で埋った席に相席をお願いして大盛りを注文した。
かつおだしの効いた少し甘めのつゆによく絡む平打ち麺は歯ごたえ喉越し小気味よく一気に平らげた。




午後1時過ぎ、阿寺沢上流の集落の良く管理された里山が美しい。




刈り払われた山の仕事道を歩けばタラの木が其処ここに目につくけれど殆どが萌え始めたものばかりだ。

 


都会では芽吹いたばかりのタラの芽が珍重されているけれど、もっと開いている方が味も香りも強くて実は美味しいのだ。
小さくてちょっとかわいそうだけれど今晩の酒肴にと天ぷらで食べる分を5個だけ摘ませてもらうことにした。




この後、この里山の沢で山女魚と遊ぼうと釣り具を用意してきたのだけれど、そよ風が強風に変わってしまった。

解禁はもう少し先、メイフライが飛び始める季節になるのだろうか?
コメント (28)
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